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☆☆ 無人の駅舎が輝いて灯す、太宰治さんや良寛さんの、ヒトの和の神妙 ☆☆
☆☆ 良寛さんもぷらとん爺さんも、双つの無人の駅舎にした、そうらしい津軽の富豪に生まれた太宰治さんの、秘めるこころの険しさ ☆☆
不思議に踏入る糸口は、走れメロス。こどもごころをストレートに射抜き、こどもごころをたじろがせれば、ガッテンもさせ、ゴツゴツとブツかりながらコンクリートのあれやこれやを迷わせて走り抜かせ、迷いを引き出して無念を呼ぶ、狡いコンクリートのその二段重ねをブ厚く貫く、単純明解は、良寛さんの月の兎と同じだし、ぷらとん爺さんの対話を、即自 (an sich)、対自 (für sich)、 即且対自 (an und für sich)、 弁証法 (Dialektik)、 止揚 (aufheben)、 世界精神 (Weltgeist)に小分け、我のままに組み上げたコンクリートのジャングルで、悦に入らせ、こころを忙しく急かせる単純さとも同じですから、終着する人間失格が、無人の駅舎となることを自殺をもって否定、真実一路の灯火を灯す、無人の駅舎を後に残して迫り立たせ、読んだら忘れさせない、その明解さは同じでも、格別です。
…私である我々、我々である私…が自己肯定に届かず、…正直である素直がその真実を貫く…ムズカシさに直面、自己否定へ向かわせて行き詰まらせるそれが、どこから来てどこへ、どこまで続くのか、自己否定に瀕する精神の乱れが、我を張る心理の衝動や同情では隠せないことを、身をもって示したのは、月の兎も詭弁に陥る対話も、人間失格の告白も、みな同じでした。
敗戦後のそれは、罪と罰を潔く問わず、反アジアの怒濤を組み、無罪放免へトン走、世界に民主化の嵐を吹かせ、全土焦土の焼け跡やその原爆から立ち上がった裸一貫、世界2位の大国へ躍り上がらせたドルの大戦場の、後世に贈るその経験もルールも分析されず、無資源の列島の孤独なハンデを克服する、その内需拡大の自己決断を拒み、夢のようなドル安・円高の超現実の中で、米国・不動産や資産を買い漁って自己破綻へ突進、八百長がマン延する円高・ドル安の禍中、呼び出されたブレトンウッズの追加・会談で‘4000兆円インフレ自爆デフレ’の策を、呑まされ仕掛けさせられ、ツブされたのは、石油不足に耐えられず軍事・暴動に走り、旧ニッポンの職業軍人・軍部がツブされたのと、似て非なる、屈辱の二の舞となりました。
太宰治さんを悲憤の内に生命を絶たせた、その原因は、戦前・戦中・戦後と変わらず、…山県有朋1899年のコームいん集団…が、ウソで固めて囲った予算・利権を、為政に突き抜かせた問答無用の厚顔無比です。ギ会・傭兵の保守は、ニッポン軍部を半年で敗戦に陥れた米国に揉み手で平服、世界2位の大国へのし上げた莫大な自由貿易・収入を、敗れつつある米国債の大量購入に当たらせ、シャッキン国債の購入を野放図に誘導、内需拡大を裏切ってコッカの義務を頬被り、農産品の輸出大国・米国を上目に見ながら、慎ましく日本人の生命を支えた農本・農業を、メチャクチャにしました。三顧の礼で土光敏夫さんに委ねた赤字80兆円足らずの行財政改革は、総会出席の零で潰し、200兆円をやがて突破、コッカのシャッキン予算を唸らせ、社会秩序を骨抜き、無常の弱肉強食を反動させ、予算の配布を一方通行をもって減殺、弱者専用の制度という制度を破綻に向かわせ、減反の後継者・断絶を謀れば、カネ持ちが好む弱者の少子化を強行、医療費を世界ダントツに嵩ませ急増する、高齢者には後期高齢者のレッテルを貼って予算ごと除外、世界ダントツの経済・自殺3万人を恥じらずにジマン、美しい日本はみるみるうちにその醜い本性を顕し、福祉費の少ない弱肉強食の世へねじ曲がり、生産性の上がらない万年シャッキンの‘愚かものの国家’へ、サマ変わりさせました。懐かしいのは、雄弁に喋っては反言、多枚舌の舛添要一さんが権勢とばかりにカネを積まずに放置、シッチャカメッチャカを連発させた詭弁三昧。水際撃退作戦や持病・高感染のウソで、ワクチンの準備を遅らせて不足させ、無防備のこども殺しに新インフルエンザが襲い掛かります。ジ民トーとその厚労ショーは、子を生む機械に対抗、装置や弱者に少子化を孕ませ弱者を翻弄、マネーをケチる高税・デタラメな年金・環境に執着、共済システムを温存するその影で、それほどに貶めを好み、ガ欲を貫きました。
☆☆ 太宰治さんを苦衷に苛ませた、
強大なルールは ☆☆
……「晩年」一冊、第二回(太宰のカンチガい・注)の芥川賞 くるしからず生れてはじめての賞金、わが半年分の旅費、あはてずあせらず、十分の精進 西洋もはじめて可能労作生涯いちど 報いられてよしと 客観数学的なる正確さ 一点うたがひ申しませぬ 何卒 私に与へて下さい 一点の駈引ございませぬ 深き敬意と秘めに秘めたる血族感とが 右の懇願の言葉を発っせしむる様でございます(中略)よろめいて居ります 私に希望を与へて下さい 私に名誉を与へて下さい (中略)「晩年」一冊のみは 恥かしからぬものと 存じます 早く、早く、私を見殺しにしないで下さい きつとよい仕事できます。(中略)ちゅう心よりの 謝意と、誠実 明朗 一点やましからざる 堂々のお願ひ すべての運を おまかせ申しあげます(いちぶの誇張もございませぬ。すべて言ひたらぬこと のみ。)……、芥川賞を自分にくれと懇願する太宰治さんの手紙です。
ジョークは、ヒョットすると、何もない引き出しの中に、真実を引き出して、収めるかもしれません……。必死になったものの、その姿が、兎のカタチを取るかもしれないと、想像させます。
誰でも弱いのは、自分に向けられる…怒り…です。釈迦由来の民話を、道元の正法眼蔵が大事にしたのも、ぷらとん爺さんが対話の奥を、対話で広げ遠く厚くするアルカイダの学園を開いた、それに通じると思えば、ズバリ通じます。
鍵は、…怒り…。怒りは、天の帝でさえ触れて後悔させるものと、説いた釈迦ですから、…怒…るものも、…怒…られるものも、同じことで怒り怒られる、自明のコトガラが説法に欠かせませんので、自ずから自力本願と他力本願を、組んで結ばせる必要があります。おそらく、良寛さんもそこに到達するために、僧になることを諦めた33才から長歌の筆を走らせた64才まで、時間を懸け、その問いを温めたのだろうと、気づきました。残念ながら、日本人は自分の信条をつらつら書かない癖があり、真実や真理は、気づくか気づかないかにマカされ、そして気づいたヒトのこころに墜ちます。
兎のあの独特な跳び姿、その不思議は、歩くことを飛ばし、跳ぶことに専念した、その姿、まことに神妙、自力本願の本尊を思わせるような、気高い誇りの孤高を思わせます。
さて孤高に直面、ヒトリの自分を誇る孤高なのか、他を見下しジマンのウヌ惚れを誇る傲慢なのか、…私である我々、我々である私…は、個人の世界にヒトリ留め置かれず、周りを巻きこませ、ヒトの連帯が否定される事態を許させません。強大な連帯のルールがのし歩きます。…怒…は連帯の中から生まれ、それが怒りの意味をあまねく諭すなら、孤高をヒトリ占めする兎が、こころ優しい天を怒らせ、…怒…を買った兎に、優しさの神髄を見させて、納得させる平易な民話に、結実させます。東洋では法の支配を、こんなカタチで結ばせ、ヒトの連帯の絶対を、こころに授けます。
怒らせ怒られる兎は、自力本願の内から、どんな知を閃かせればその境地に立たされ、どんな悟りを開けば、怒りを返す他力本願の境地に立てるのか、現実から離れ、自力と他力が衝突する超現実の世界に、長く沈み、64才で長歌を結んだ良寛さんは、悟りきったその想を、颯爽と筆に走らせたにチガいありません。狐や猿を唆せる算段を講じ、手伝であることを承知させ、テキパキと指導され指導する三つの姿を見せて、天を感服させ、手ぶらの兎に気づいた天が兎を怒り、怒りを買わせた兎が指導の才の内を全開、指導された通りに狐や猿が燃え上がらさせた炎の中に、兎が飛びこんで、焼けた肉をもって、天を悼んだのですから、狡猾に長けた孤高の兎が、天を騙して怒らせ、その怒りを解くという、筆舌に敵わぬヒトの連帯の厳しさを、語らせました。指導者が負う責任のカタチです。
それを太宰治さんの知が、知るに至らなかったハズがありません。そうならなかったPTSDの不落難攻は、いまでも精神科医をム能に退き込みます。予測不可能性を利用、ボロ儲けの仕掛けを仕掛け、予測不可能性に襲われるやいなや、待っていたように、無罪放免を目掛け、脱兎のように逃げる…私である我々、我々である私…ですから、資本主義や自由主義は、なんどでも‘行き詰まり’に陥らされます。法の支配は、予測不可能性こその神話を、砕き、罪と罰を受けさせ、そうでないなら天の怒りは、なんどでもコクみんコッカ社会を襲って詰り、コッカやコクサイを、改革させます。もちろん改革しないコッカは‘行き詰まり’で滅び、改革に背を向けた国際は、案じられるように、あわせて数千発の核を相互に爆発させ、地球の時間を永遠に止めるに、チガいありません。
良寛さんの三つの嫌い、
‘詩人の詩’に始まり‘書家の書’に至り
‘料理人の料理’までの
ウヌ惚れと月の兎の貶め。
ぷらとん爺さんの三つの魂、
理知な魂、気概な魂、欲望な魂と、その連帯。
つづく
つつしんで……丈司ユマ著作権
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