内部被曝を論じるブログ

Bandazhevskyのデータを論じています。ご意見、間違い指摘などを頂けると嬉しいです。

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返信: 97件

[ 大山敏郎(*) ]

2013/7/23(火) 午後 3:24

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次数制限のため、KvLQT1がオープンで壊れる可能性はそれほど考えなくても良いということを次のページに少々補足しています。

[ 大山敏郎(*) ]

2013/7/23(火) 午後 3:10

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オーパス様、あと、ご質問のあった、セシウムの吸収率に関してですね。これは、最初、私も「セシウムの吸収率って、こんなに良いんだ」という同じような感 想を抱きました。ただし、セシウムの形態によって、吸収率が異なってきます。フォールアウトの中のパーティクル様のものを摂取しても、これは吸収されにく く、3%以下といわれています。一方、水溶液や、食べ物の中のセシウムは、総じて、吸収率は良いようです。
90%というデータは、次の文献を参照ください。
(総論)http://www.atsdr.cdc.gov/toxprofiles/tp157-c3.pdf
http://info.ornl.gov/sites/publications/Files/Pub38374.pdf
(文献)
Yamagata N et al, 1966 J. Radiat. Res. 29–
Rosoff et al. 1963 J. Radiat. Res 643-
など

[ 大山敏郎(*) ]

2013/7/23(火) 午後 3:10

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(つづき)
この式を解きますと、初日(t=0)の蓄積量をAとすると、
N = A exp(-kt)
となります。ただし、セシウムの物理学的半減期(約30年)は、生物学的半減期(約100日)に比べて、十分長いとして、崩壊による減少は、この場合計算外として、概算していきます。

生物学的半減期が100日、ということは、初日(t=0)における蓄積量Aが、100日目にはAの半分に減る、ということなので、上の式に入れると、kの値を出すことができます。
exp (-100k) = 1/2
k = 1 / (100 x 1.443)となります。(ちなみに1.443は1/2の自然対数の逆数です。kの逆数を一般的に数学的には平均寿命といいます)

さて、最初の式に戻りましょう。
1日の減少量は、dN/dt = -kNですから、このkの値を右辺に入れてやりますと
N x 1/(100 x 1.443)が1日の減少量ということになります。

[ 大山敏郎(*) ]

2013/7/23(火) 午後 2:31

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オーパス様、お返事が遅くなりました。
まずは、「1.443」という係数について。これは、「半減期」を「平均寿命」に直すのに使う係数です。もしも、高校時代の数学をちょっと思い出していただくことが出来れば、わかりやすいのですが、放射性物質は、体内に沢山たまっていれば、それだけ、排出も沢山行われます(体内に2倍たまっていれば、尿や便中に排出されるのも比例して、2倍になります)。これを式で書くと、
dN/dt = -kN
という微分方程式になります。ただし、Nというのは、ある時間(t)における、体内蓄積量。時間tの単位を(日)とすれば、左辺は、1日に体内から減少する減少のスピードということです。

[ 大山敏郎(*) ]

2013/7/23(火) 午後 2:23

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(つづきです)従来の「線量計算」では説明のつかないようなデータが、バンダジェフスキーによる内部被曝調査(ヒトにおける)によって分かっており、そして、動物実験でも、このブログでは取り上げていませんが、微量のセシウム内部被曝で、各種の臓器に機能的変化が観察されるというデータが動物実験でも蓄積しつつありますので、ここに書いた説明が正しいのか、あるいはもっと別の説明になるのかは別として、従来の放射線医学の枠を飛び越えた、なんらかの説明が必要なのは事実だと思います。

[ 大山敏郎(*) ]

2013/7/23(火) 午後 2:23

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たっけ様、コメントをありがとうございます。ざっくりとした言い方では、たっけさまのおっしゃるご理解が、ここに書いてある要旨ということでよいと思います。ただ、普通の(非放射性の)セシウムで議論になる際のKチャネルは、機能異常が前面に出てくるのは、生理学的な見地からは、おそらく、むしろKvLQT1などで、放射性セシウム(Cs134/137)の際に議論になるのは、量的なことから言って、affinityの高いKir系の方が問題になるだろうな、と予想しています。ひとつ気をつけておいていただきたいのは、ここに書いた内容は、あくまで推定される理論、ということで、実験的に確認できたメカニズムではない、ということです。ただ、こう考えれば、Bandazhevskyのデータが綺麗に説明できる、ということで、仮説的理論のようなもの、と捉えておいてください。

opus

2013/7/20(土) 午前 9:27

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最近貴ブログを知りました。

私は量子物理も生物も素人なので、ついていけない部分が多々ありますが、Csの心筋細胞に与える影響についての考察に目からウロコの思いで読ませていただきました。

さっそくですが、分からないことがあるので質問させてください。

今回の記事中で、Nの1日減少量と、摂取吸収量のつりあいの式の中にある「1.443」という係数(?)は何を表すものなのでしょうか?

それと、Csの吸収率を90%と置いておられますが、この数値は生物学的には妥当なものなのでしょうか?
素人考えではちょっと高い数値に思えてしまうので。

お時間があるときで構いませんので、どうぞお教えください。
よろしくお願い致します。

[ たっけ ]

2013/7/18(木) 午前 2:55

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とても勉強になりました。一応通読をさせていただきましたが、理解できていない部分がいろいろあります。もともと、放射性物質の危険性が単に遺伝子を壊すとされていることに違和感があり、Kチャンネルの話である意味目からうろこが落ちた思いです。一つ確認をさせていただきたいのですが、セシウムの化学毒性もこのKチャンネルに一つの原因があり、放射性セシウムはそういった化学毒性がより強度になるという理解でいいのでしょうか。

[ 大山敏郎(*) ]

2013/7/18(木) 午前 1:28

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dai*o*y_0*04様
コメントありがとうございます。恐縮です。内部被曝の問題は、考えれば考えるほど複雑ですが、きちんと理路整然と考える道筋が無いわけではないと思いますし、遠い将来は、綺麗に説明されていくべき問題なのだろうな、ということを感じていますし、また、最終的には、今までの放射線医学や、放射線障害の疫学データと言うのは、すべて、将来的に行き着くであろう包括理論で、綺麗に説明がついていくことなのだろう、と思っています。そういう意味では、まだまだ、私も、書ききれていないことの方がむしろ沢山あり、細々とでも、長くここを続けて行きたいな、と希望しています。こちらこそ、今後とも宜しくお願いします。

[ dai*o*y_0*04 ]

2013/7/17(水) 午前 0:08

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とても良く書かれていましたので感心しました。今日私のブログに結論のところを引用させてもらいました。24ページもあるのでこれからじっくり読んで勉強したいと思います。ラット心電図の実験報告があり文献を読もうとしましたが、開かなかったので記録データを読んでませんが、動物の心電図ではラットの波形が最もヒトの波形と異なっていましたので、QT時間をどのように測定したか疑問を持ちました。
今後ともよろしくお願いします。


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