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(C) 2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
死後の世界があるかどうか、真実は誰にも分からない。
ただ、人は誰も与えられた人生を精一杯生きるべきだと、 僕は常に信じている。 (クリント・イーストウッド) 『ヒアアフター』(2010年・米)
HERE AFTER 監督クリント・イーストウッドの最新作。 今回はピーター・モーガンの書いたシナリオを 読んだスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を担うことになり スピルバーグが指名した監督がイーストウッドだった。 主演は前作『インビクタス/負けざる者たち』でも組んだ マット・ディモン。そして『スパニッシュ・アパートメント』 や『ハイテンション』のベルギー出身のセシル・ドゥ・フランス。 『マラソンマン』『悲愁』のマルト・ケラーも顔出している。 音楽もイーストウッド自身が担当。 パリ在住の売れっ子ニュース・キャスター、マリー(S・ドゥ・フランス)は 不倫旅行で訪れた東南アジアの島で大津波に遭遇して波に呑まれるが九死に一生を得る。 そしてフランスに帰国しても、蘇生するまでに”行ったあの場所”の感覚が 忘れられず、上司にミッテラン元大統領に関する本を書くと休暇を申請して 執筆を始めるが、臨死体験に関する興味が頭から離れられず、 独自に調査を始める。 サンフランシスコに住むジョージ(M・ディモン)はかって
有名な霊能力者だったが、そんな人生に疲れ、今は低賃金で 工場で働いている。実の兄が客を連れてくるが、ジョージは 自分の能力が「呪い」だと言って嫌で堪らなかった。 人生の考え方を変えようとイタリアン料理の教室に通って そこで知り合ったメラニー(B・ダラス・ハワード)と知り合い お互い好意を交わすが、そのメラニーもジョージの能力を 知って彼の前から姿を消した。 ロンドンで暮らすマーカス(G・マクラレン)は双子の兄ジェイソン
(F・マクラレン)と仲のいい兄弟だった。 だが口数が多く頭が良くて行動力のあるジェイソンと比べ マーカスは大人しく無口な少年だった。麻薬に溺れ乱れた生活 を送る母親を庇う双子の兄弟。ある日、母の治療薬を薬局に 取りに出かけたジェイソンは不良たちに追われ 不幸にも車にはねられてこの世を去った。 麻薬中毒の母親から福祉のソーシャルワーカーに 引き離され里親の元に預けられたマーカスだったが もう一度ジェイソンと話がしたくて 里親の所からお金を持ち出していろんな霊能力者に 会うが、本物の霊能力者には巡り会えなかった。 そんな時にマーカスはジョージのHPを見つけた。 自分が書いた臨死体験の本を一笑されたマリーだったが
イギリスの出版社が目をつけて彼女はブックフェアに 参加するためにパリからロンドンへ向かう。 またジョージもメラニーや兄の事、また職場からリストラを 宣告され、気分を一新しようと好きなディケンズの博物館の あるロンドンへやって来る。 そしてマーカスも里親の元里子が勤務している ブックフェア会場に連れられてきたのだ。 この3人の人生がここで交差しようとしていた。 (2011年2月19日公開 ワーナーブラザーズ映画配給)
冒頭の津波のシーンや地下鉄の爆破テロはCGだが臨場感があって パニック映画のような様相だが、そんな派手な映画ではない。 そんな「見せ場」以外は物語は静かに進行して行く。 ただ少しラストに盛り上がりが不足していたと思う。 (C) 2010 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
この映画のキャスティングで選出されたマット・ディモンだが
クランク・インの時期はスケジュールが許さず、出演を辞退を 申し出たそうだが、イーストウッドはマリーやマーカスの シーンから撮影を開始してマット・ディモンの体が空くまで 待ってくれたという。 イーストウッドのイメージした死後の世界は
白い光で覆われ人々は黒い影でぼやけている。 (はっきりと顔が見えるシーンもあったが) HEREAFTERとは「あの世」のこと
ジョージが自分の部屋でチャールズ・ディケンズの小説の朗読をいつも
聞いている。その声はデレク・ジャコビのものだ。
ブックフェアの場面では本人が登場してジョージの買ったCDにサインをする。
アンブリン・エンターティンメント ケネディ・マーシャル・カンパニー マルパソ・プロダクション 監督: クリント・イーストウッド 製作: クリント・イーストウッド キャスリーン・ケネディ ロバート・ロレンツ 製作総指揮: スティーヴン・スピルバーグ フランク・マーシャル ティム・ムーア ピーター・モーガン 脚本: ピーター・モーガン 撮影: トム・スターン プロダクションデザイン: ジェームズ・J・ムラカミ 衣装デザイン: デボラ・ホッパー 編集: ジョエル・コックス ゲイリー・ローチ 音楽: クリント・イーストウッド マット・デイモン
セシル・ドゥ・フランス フランキー・マクラレン ジョージ・マクラレン ジェイ・モーア ブライス・ダラス・ハワード マルト・ケラー ティエリー・ヌーヴィック デレク・ジャコビ ミレーヌ・ジャンパノイ 129分 テクニカラー デジタル撮影(Digital Intermediate (2K) シネスコサイズ(1;2.35) ドルビー・デジタル 日本語字幕:アンゼたかし イーストウッドの次回作はなな、なんと STAR IS BORN ([『スター誕生』)
ジュディ・ガーランドやバーブラ・ストライサンドの主演で2回映画化された作品だ。
イーストウッドのSTAR IS BORN ・・・期待はしてみよう!
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死後の世界をどう描いてるかを期待すると外れに感じるところだけど、記事冒頭の言葉にあるようなところをちゃんと描いてくれてたなと思いますね。
双子の子供ちゃんのエピがイーストウッドらしかったなぁ。
TBさせてくださいね。
2011/2/16(水) 午後 11:32
おぉ、マット・ディモンの体が空くまで待っていたんですね、イーストウッド監督。
惚れてますね〜〜。
観にいきたいんですけどね〜。 なんかまた出不精クセが。。
2011/2/16(水) 午後 11:41
恋さん
正解、丹波哲郎です。
晩年はあのキャラで通していました。
2011/2/17(木) 午後 7:05
pu-koさん
双子のエピソードは良かったですね。
帽子の話が・・・TBありがとうございます。
2011/2/17(木) 午後 7:07
サムソンさん
次はイーストウッドのジェイソン・ボーンだ!
というか完結していたよね(笑)
じゃ、新シリーズで! 無理か?
出不精ですか?HKさんと同じだ!
引きこもり万歳!
2011/2/17(木) 午後 8:05
「ヒアアフター」って、そういう意味だったんですね!
予告編で観てから、気になっていた作品です。マット・デイモンが、なんだか根暗そうな男の子の役をやってるなぁ、って^_^;
オカルト・ホラーかと思っていたけど、そうでもなさそう?
ちょっと残念・・・かな。
2011/2/18(金) 午後 4:33
やまねんさん
なんせスピルバーグ印のアンブリン製作だから・・・
ホラーよりファンタジー寄りかな。
2011/2/19(土) 午前 0:26
今日観てきました。新たな名作の誕生、ですね!
[ kennyaskr ]
2011/2/19(土) 午後 9:21
kennyaskrさん
ひとつ間違えばおどろおどろしい物語に
なるところをイーストウッドはさらりとまとめましたね。
TBありがとうございます。
2011/2/19(土) 午後 10:41
マーカス兄弟のくだりは感動しました。ラストも爽やかでしたね。
2011/2/19(土) 午後 11:50
ものすご〜く良くて、まだ言葉がみつからないし、
涙が止まりません。
べートーヴェンの晩年のソナタのようでした。
あ〜・・
TBさせてくださいね。
2011/2/20(日) 午後 8:08
もっさん様
泣ける兄弟愛ですよね。
機転で弟を救う亡き兄の想いが・・・
TBありがとうございます。
2011/2/20(日) 午後 8:45
cartoucheさん
派手でもなくイーストウッドの
年季がこもった熱いメッセージでした。
TBありがとうございます。
2011/2/20(日) 午後 8:47
ワンカット、ワンカットに「心」を感じましたね。。
そういうのが巧い監督さんだとは思っていましたけど、ますますあっさり、でもその中にいっぱい、という凄いことをなさいます。。
生きている、という当たり前のことを、ふと考えたくなる・・・
そんな作品でした。いやーよかったわ。。
トラバさせて下さいませ。
2011/2/21(月) 午後 11:55
前半は映像が凄くて ・・・ 後半は中身が深〜くて ・・・
音楽もよくて ・・・ 大人の内容に仕上がっていました!
流石 ・・・ イーストウッド! ハズレ無しですね!
2011/2/22(火) 午前 8:38
静かに進むこのような映画はイーストウッドの得意とするところですね。
地味なのに心に残る作品でした。
次は「スター誕生」ですか。これは楽しみです♪(^^ゞ
TBさせてくださいね♪
2011/3/1(火) 午後 4:50
恋さん TBありがとうございます〜
人間生きてるうちが花といいますから(笑)
で、死んだらどうなる????
2011/3/1(火) 午後 6:43
TOSHIROさん
ハズレ無しでした。訪問ありがとうございます。
音楽もクラシックを使い良かったですね。
2011/3/1(火) 午後 6:44
choroさん
初訪問&初TBありがとうございます。
イーストウッド版の「STAR IS BORN」どうなることやら・・・
ただきっと見応えのあるものには間違いないと思います。
2011/3/1(火) 午後 6:47
TB 宜しくお願い致します。
[ たっふぃー ]
2017/1/17(火) 午後 4:14