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フランシス・レイ

« Ses mélodies avaient un charme fou »
"彼のメロディーには狂気の魅力があった"
ジル・ジャコブ(カンヌ映画祭名誉会長)はフランシス・レイの
訃報を聞いてこう語った。

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フランシス・レイ(1932-2018)
1932年、ニース近郊に生まれたフランシス・レイは
戦火を乗り越え、青年時代にピアノやアコーディオンの
演奏技巧を身に付けてバンドマンとして地方楽団を
転々としていた。
1953年、パリに出てきたレイは映画音楽家として
有名なミシェール・マーニュの楽団に入り、
ジュリエット・グレコやイヴ・モンタンの伴奏、
晩年のエディット・ピアフの伴奏者として頭角を現し、
作詞家のピエール・バルーと組んで音楽活動を始めて
クロード・ルルーシュ監督と知り合い、
彼の『男と女』(1966)の映画音楽を担当して
世界的に名が知られるようになった。
その後のクロード・ルルーシュのほとんどの映画は
レイが担当して彼の遺作はクロード・ルルーシュの
“Chacun sa vie de”(2017)になった。
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盟友クロード・ルルーシュ(左)とフランシス・レイ(右) 2015年

シンプルなメロディーライン、
女性の魅惑的なスキャットをひとつの楽器として
使うフランシス・レイの音楽世界は
パラマウント映画『ある愛の詩』(1970)を
作曲した事により(同時に盗作問題も起きたが)
世界的に人気が爆発、フランシス・レイのブームが起きた。
『ある愛の詩』ではアカデミー作曲賞を受賞

だが彼は、極度の飛行機嫌いでほとんど海外での
コンサートを行わない事が有名で
映画館とレコードでしかフランシス・レイの演奏
が味わえないのは残念だった。
数々のヒットを飛ばしたフランシス・レイのナンバーだが
特に1968年から1970年の3年間がピークだったかもしれない。
個人教授』『白い恋人たち』『ある愛の詩
脱走山脈』『雨の訪問者』『別れの朝』『流れ者
ハロー・グッドバイ』『あの愛をふたたび
栄光への賭け』そして『栗色のマッドレー
フランシス・レイのヒットナンバーのほとんどが
この3年間に生み出されている。

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個人的に選んだフランシス・レイ作曲のベスト映画音楽は
愛のレッスン〜個人教授」(1968)
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そしてベストアルバムはクロード・ルルーシュ監督の
流れ者』(1970)
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007/スーパーパック

あと2晩寝ると『007/スペクター』♪

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007 logo(R)  DANJAQ, LLC. All Rights Reserved.

 

『007/スーパーパック』
といっても映画のタイトルじゃない。
当時、ユナイトレコードの販売権を持っていた
キングレコードがジェームズ・ボンド映画10周年を記念して
企画して販売された
VAVarious Artists)によりサウンドトラックオムニバス盤。
レコード品番はFMW5〜6(2枚組4面)
1973年の当時の価格で3300円(今の時価なら6000円くらいか)

第一作の『007は殺しの番号』(ドクター・ノオ)から
第七作の『007/ダイヤモンドは永遠に』までの主要曲を32曲
収録した名盤。
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Side A
A1 ジェームズ・ボンドのテーマ (007は殺しの番号)
A2 キングストン・カリプソ(007は殺しの番号)
A3 マンゴの木の下で(007は殺しの番号)
A4 オープニング・タイトル(007/危機一発)
A5 ガール・トラブル (007/危機一発)
A6 ゴールデン・ホーン(007/危機一発)
A7 グラントの死(007/危機一発)
A8 ロシアより愛をこめて (007/危機一発)
  (歌 マット・モンロー)
Side B

B1 メイン・タイトル〜マイアミへ(007/ゴールドフィンガー)
B2 オウリックの工場(007/ゴールドフィンガー)
B3 ボンド活動再開(007/ゴールドフィンガー)
B4 ゴールドフィンガー(007/ゴールドフィンガー)
  (歌 シャーリー・バッシー)
B5 ゴールドフィンガーの死(007/ゴールドフィンガー)
B6 ミスター・キス・キス・バンバン(007/サンダーボール作戦)
B7 007(007/サンダーボール作戦)
Side C

C1 サンダーボール作戦 (007/サンダーボール作戦)
C2 ディスコ・ヴォランテのボンド(007/サンダーボール作戦)
C3 007は二度死ぬ(007は二度死ぬ)
C4 空間のカプセル(007は二度死ぬ)
C5 海へ墜落 (007は二度死ぬ)

Side D
D1 女王陛下の007(女王陛下の007)
D2 愛はすべてを越えて(女王陛下の007)
  (歌)ルイ・アームストロング
D3 ブロフェルド捜査(女王陛下の007)
   奇跡は二度と起らない(女王陛下の007)
D4 月面車(007/ダイヤモンドは永遠に)
D5 殺人光線(007/ダイヤモンドは永遠に)
D6 サーカス・サーカス(007/ダイヤモンドは永遠に)
D7 ダイヤモンドは永遠に (007/ダイヤモンドは永遠に)
    (歌)シャーリー・バッシー

ただ名盤と書いたが完全じゃない。それは当時、権利が切れていて
収録できなかったトム・ジョーンズの歌う「サンダーボール」と
ナンシー・シナトラの「007は二度死ぬ」が入っていなかった。
ただライナー・ノーツはイアン・フレミングの007原作本の翻訳者
井上一夫氏の解説などもあり豪華。
その後にキングレコードより発売されたサントラLP『サンダーボール作戦』と
『007は二度死ぬ』にはオリジナルの歌が収録されていた。
007のサントラ盤は『007は殺しの番号』(ドクター・ノオ)は10曲
『007/危機一発(ロシアより愛をこめて)は18曲
これは変わりはないが、
『007/ゴールドフィンガー』はLP10曲に対してCDは15曲
『007/サンダーボール作戦』はLP12曲に対してCDは18曲
『007は二度死ぬ』はLP12曲に対してCDは19曲
『女王陛下の007』にLPが11曲に対してCDが21曲
『007/ダイヤモンドは永遠に』はLP12曲に対してCDは21曲
とCDにデジタル化された時に収録曲は増えている。

これは新たに音源が発見されたり、「サンダーボール作戦」のように
映画公開までの日数がなく映画前半の部分だけの曲をレコード化されて
発売してしまった理由などで収録曲が増えたと思われる。

ショーン・コネリーのジェームズ・ボンド映画の音楽は
ジョン・バリーが全て手掛けているように思っている人がいるようだが
『007は殺しの番号』(ドクター・ノオ)はモンティ・ノーマンが4曲を
作曲、その中で一番有名なのは「ジェームズ・ボンドのテーマ」で
これは50年を経た今でも使われている名曲。
https://youtu.be/E-IDfoZuQLM
ただ映画に使われているのはモンティ・ノーマンのジャズ調の演奏曲では
なくジョン・バリーが編曲したバージョンが世界的にヒットした。
続く『007/危機一発(ロシアより愛をこめて)でメインの主題曲は
ライオネル・バートが作曲したが、それ以外はジョン・バリーが作曲。
特に第二のジェームズ・ボンドのテーマと呼ばれた「007」は
ロシア領事館から暗号解読機”レクター”を盗み出す時に流れたし、
その後の『サンダーボール作戦』のディスコ・ヴォランテ船上の対決や
『007は二度死ぬ』でのリトルネリーによる偵察の場面とか
『007/ダイヤモンドは永遠に』の海上石油基地の襲撃場面とかに流れる名曲。
第三作の『ゴールドフィンガー』から『007/ダイヤモンドは永遠に』まで
は作曲も編曲もジョン・バリーが全て手掛けていた。
ただ主役もロジャー・ムーアに変わった第八作『007/死ぬのは奴らだ』では
ジョン・バリーではなくポール・マッカートニーが主題曲を、
そしてビートルズのプロデューサーであったジョージ・マーティン
劇中の音楽を担当している。
ただ第九作の『007/黄金銃を持つ男』ではジョン・バリーが復帰。



ここで私的にジェームズ・ボンド
映画音楽のベスト10を選出。


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第一位
『007/ダイヤモンドは永遠に』(1971)作曲ジョン・バリー
(歌)シャーリー・バッシー 作詞 ドン・ブラック
劇伴の「サーカス・サーカス」も美しい旋律。


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第二位
『007/死ぬのは奴らだ』(1973)作曲ポール・マッカートニー
             リンダ・マッカートニー
(歌)ポール・マッカートニーとウィングス
劇中音楽 ジョージ・マーティン
007映画に新風を吹き込んだ記念すべき作品



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第三位
『007/サンダーボール作戦』(1965)作曲ジョン・バリー
(歌)トム・ジョーンズ 作詞 ドン・ブラック
当初はシャーリー・バッシーが歌った
「キス・キス・バン・バン」だったがパンチに欠けると
急遽違う曲に・・・それがこのトム・ジョーンズの
ダイナミックな曲に。結果オーライのアクション大作にふさわしい主題歌

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第四位
『女王陛下の007』(1969)作曲ジョン・バリー
(歌)ルイ・アームストロング
主題歌「愛はすべてを越えて」も
メインテーマ曲も素晴らしい。


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第五位
『007/オクトパシー』(1983)作曲ジョン・バリー
(歌)リタ・クーリッジ (作詞) ティム・ライス
「オール・タイム・ハイ」
映画はもうひとつだったが、リタ・クーリッジの歌がお洒落。

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第六位
『007/ユア・アイズ・オンリー』(1981)作曲ビル・コンティ
(歌)シーナ・イーストン (作詞)ミック・リーソン
タイトルバックにも登場する美貌のシーナ・イーストンの
透明感あふれる主題歌にうっとり。


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第七位
『007/スカイフォール』(2012)作曲トーマス・ニューマン
(歌)アデル (作曲)ポール・エプワース,アデル
近年の名曲 米アカデミー歌曲賞受賞



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第八位
『007/ゴールドフィンガー』(1964)作曲ジョン・バリー
(歌)シャーリー・バッシー
(作詞)アンソニー・ニューリー、レスリー・ブリカッシィ
シャーリー・バッシーのエキサイトなボーカルから
イントゥ・マイアミに続く見事な連結のオープニング。

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 第九位
『007/危機一発(ロシアより愛をこめて)(1963)
主題曲作詞作曲 ライオネル・バート
歌 マット・モンロー
編曲ジョン・バリー
古めかしさも感じるが映画音楽の古典となる名曲
エキゾチックな楽曲も多い

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第十位
『007は二度死ぬ』(1967)ジョン・バリー
(歌)ナンシー・シナトラ
(作詞)レスリー・ブリカッシィ
東洋的な変な中華風な音楽になることもなく
美しいメロディは流石にジョン・バリーの手腕
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「青い恋人たち」(1982・オライオン)
SUMMER LOVERS

「青い珊瑚礁」「グリース」などランダル・クレイザー監督作品

エーゲ海のサントリーニ島にやって来たアメリカ人のカップル
マイケルとキャシーは丘の中腹にある白い家借りバカンスを楽しむ。
ある日マイケルはフランス人のリナを見て心がときめいてしまう。
マイケルとキャシーは恋人関係をもう5年も続けてお互い倦怠感が
漂っていた。マイケルはリナをビーチに誘い、リナに対する思いを
キャシーに告げた。そしてキャシーとリナもすぐ仲良しになり
3人で白い家で奇妙な三角関係の生活が始まる。
(日本公開1983年5月 日本ヘラルド映画配給)

マイケルにピーター・ギャラガー
キャシーにダリル・ハンナが扮して
ヴァレリー・クイネッセンがリナを演じた。

男女の三角関係を描いた映画というと
アラン・ドロン、ミレーユ・ダルクが出演した仏映画
「栗色のマッドレー」(1970)を思い浮かべるが
こちらは美しいエーゲ海の海をバックにまるでイメージビデオの
ような夏の恋の映画が展開する。

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この映画を有名にしたのは何と言っても
シカゴが歌った1982年の全米ナンバーワンの大ヒットナンバーの
Hard to Say I'm Sorry(素直になれなくて)
82年度のビルボード第10位にランクインしています。
他にもプリンス、ティナ・ターナー、スティーブン・ビショップなど当時の
ヒットメーカーの曲が多数使われていました。
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1967年のイタリア・スペイン合作
QUINDICI FORCHE PER UN ASSASSINO

おそらく知っている人は少ないのでは・・・・
監督は史劇などを扱っていたヌンツィオ・マラソンマ。
出演は「さすらいの一匹狼」のクレイグ・ヒル
「続・荒野の1ドル銀貨」のジョージ・マーティン
スペインの悪役で有名なアルド・サンブレル

一家惨殺の罪をなすりつけられたガンマンたちが
砦にたてこもり真犯人を見つけて自分たちの潔白を
明かすまでを描いたマカロニウエスタン。
(日本公開1968年 NCC配給)

私の秘蔵(死蔵?)の動画からキャプチャーを

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音楽はマカロニのマエストロ、フランチェスコ・デ・マージ
HMVでアンジェロ・フランシスコ・ラヴァニーノの「スペシャリスト」と
カップリングされたBEAT社のサントラCDを発見した時は
小踊りしましたが帰宅して聞いてみると・・・何とラオールの主題歌が無い!!
なんか天国から地獄へ堕ちたみたいな気分でしたわ。

歌手ラオールはフランチェスコデ・マージと組むことが多くて一番有名なのはヒットした
「南から来た用心棒」THE MAN FROM NOWHEREとか以前紹介した「荒野のお尋ね者」SEVEN MEN 
「七人の特命隊」GOLD 未公開作「Quanto costa morire」の主題歌など多数

名曲「WILL YOU BE MINE?」 が聞けます(OST未収録)早く完全版CD発売を望みます。

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1968年のフランス・イタリア合作
VIVRE POUR VIVRE(人生の生きがい)

中年の国際ジャーナリストのロベルト(イブ・モンタン)は妻カトリーヌ(アニー・ジラルド)と
夫婦仲が悪い訳じゃないが浮気の虫が治まらない男。
今日も仕事の合間に若い娘とアバンチュールを楽しんでいた。
ロベルトはある日アメリカ人の学生キャンディス(キャンディス・バーゲン)を
見初めるとアフリカ旅行の取材の同行を誘い2人で出かけてしまう。
2人は深い仲になりパリへ戻って同棲を始める。カトリーヌは夫の浮気を知り身を引く決意で姿を消す。
だがやはりカトリーヌを忘れられないロベルトはキャンディスと別れて
一人で取材へ出かけてしまう。帰国後にカトリーヌを探し雪のアルプスまでやって来た
ロベルトだったがカトリーヌの態度は冷ややかだった・・・。
自分に失望したロベルトはパリへ帰ろうと自分の車に乗ろうとして
フロントガラスの雪を払うとなんと微笑んだカトリーヌがそこに居た!
(日本公開1968年 ユナイト映画配給)

「男と女」(1966)でカンヌ映画祭パルムドールとアカデミー外国映画賞を
獲ったクロード・ルルーシュだが彼は元々ドキュメンタリー映画畑の出身で
パリの女性の生態を描いた「女を引き裂く」(1965)などを手がけていました。
やはりドキュメンタリーのディレクターらしくこの映画でも
手持ちカメラを多用して劇映画であるけど現実に物語が進行しているような
まさに三人の男女の恋愛ドキュメンタリーのようです。


フランシス・レイも「男と女」に続いて美しいスコアを書いて
日本でも「男と女」とカップリングでEPが発売されていました。
なかでもDes ronds dans l'eau「恋の波紋」という日本語タイトルがついた曲は
アニー・ジラルドとニコール・クロワジーユが唄っています。

残念ながら国内版のビデオとDVDは発売はされていません。


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