あと2晩寝ると『007/スペクター』♪
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『007/スーパーパック』
といっても映画のタイトルじゃない。
当時、ユナイトレコードの販売権を持っていた
キングレコードがジェームズ・ボンド映画10周年を記念して
企画して販売された
VA(Various Artists)によりサウンドトラックオムニバス盤。
レコード品番はFMW5〜6(2枚組4面)
1973年の当時の価格で3300円(今の時価なら6000円くらいか)
第一作の『007は殺しの番号』(ドクター・ノオ)から
第七作の『007/ダイヤモンドは永遠に』までの主要曲を32曲
収録した名盤。
Side A
A1 ジェームズ・ボンドのテーマ (007は殺しの番号)
A2 キングストン・カリプソ(007は殺しの番号)
A3 マンゴの木の下で(007は殺しの番号)
A4 オープニング・タイトル(007/危機一発)
A5 ガール・トラブル (007/危機一発)
A6 ゴールデン・ホーン(007/危機一発)
A7 グラントの死(007/危機一発)
A8 ロシアより愛をこめて (007/危機一発)
(歌 マット・モンロー)
Side B
B1 メイン・タイトル〜マイアミへ(007/ゴールドフィンガー)
B2 オウリックの工場(007/ゴールドフィンガー)
B3 ボンド活動再開(007/ゴールドフィンガー)
B4 ゴールドフィンガー(007/ゴールドフィンガー)
(歌 シャーリー・バッシー)
B5 ゴールドフィンガーの死(007/ゴールドフィンガー)
B6 ミスター・キス・キス・バンバン(007/サンダーボール作戦)
B7 007(007/サンダーボール作戦)
Side C
C1 サンダーボール作戦 (007/サンダーボール作戦)
C2 ディスコ・ヴォランテのボンド(007/サンダーボール作戦)
C3 007は二度死ぬ(007は二度死ぬ)
C4 空間のカプセル(007は二度死ぬ)
C5 海へ墜落 (007は二度死ぬ)
Side D
D1 女王陛下の007(女王陛下の007)
D2 愛はすべてを越えて(女王陛下の007)
(歌)ルイ・アームストロング
D3 ブロフェルド捜査(女王陛下の007)
奇跡は二度と起らない(女王陛下の007)
D4 月面車(007/ダイヤモンドは永遠に)
D5 殺人光線(007/ダイヤモンドは永遠に)
D6 サーカス・サーカス(007/ダイヤモンドは永遠に)
D7 ダイヤモンドは永遠に (007/ダイヤモンドは永遠に)
(歌)シャーリー・バッシー
ただ名盤と書いたが完全じゃない。それは当時、権利が切れていて
収録できなかったトム・ジョーンズの歌う「サンダーボール」と
ナンシー・シナトラの「007は二度死ぬ」が入っていなかった。
ただライナー・ノーツはイアン・フレミングの007原作本の翻訳者
井上一夫氏の解説などもあり豪華。
その後にキングレコードより発売されたサントラLP『サンダーボール作戦』と
『007は二度死ぬ』にはオリジナルの歌が収録されていた。
007のサントラ盤は『007は殺しの番号』(ドクター・ノオ)は10曲
『007/危機一発(ロシアより愛をこめて)は18曲
これは変わりはないが、
『007/ゴールドフィンガー』はLP10曲に対してCDは15曲
『007/サンダーボール作戦』はLP12曲に対してCDは18曲
『007は二度死ぬ』はLP12曲に対してCDは19曲
『女王陛下の007』にLPが11曲に対してCDが21曲
『007/ダイヤモンドは永遠に』はLP12曲に対してCDは21曲
とCDにデジタル化された時に収録曲は増えている。
これは新たに音源が発見されたり、「サンダーボール作戦」のように
映画公開までの日数がなく映画前半の部分だけの曲をレコード化されて
発売してしまった理由などで収録曲が増えたと思われる。
ショーン・コネリーのジェームズ・ボンド映画の音楽は
ジョン・バリーが全て手掛けているように思っている人がいるようだが
『007は殺しの番号』(ドクター・ノオ)はモンティ・ノーマンが4曲を
作曲、その中で一番有名なのは「ジェームズ・ボンドのテーマ」で
これは50年を経た今でも使われている名曲。
https://youtu.be/E-IDfoZuQLM
ただ映画に使われているのはモンティ・ノーマンのジャズ調の演奏曲では
なくジョン・バリーが編曲したバージョンが世界的にヒットした。
続く『007/危機一発(ロシアより愛をこめて)でメインの主題曲は
ライオネル・バートが作曲したが、それ以外はジョン・バリーが作曲。
特に第二のジェームズ・ボンドのテーマと呼ばれた「
007」は
ロシア領事館から暗号解読機”レクター”を盗み出す時に流れたし、
その後の『サンダーボール作戦』のディスコ・ヴォランテ船上の対決や
『007は二度死ぬ』でのリトルネリーによる偵察の場面とか
『007/ダイヤモンドは永遠に』の海上石油基地の襲撃場面とかに流れる名曲。
第三作の『ゴールドフィンガー』から『007/ダイヤモンドは永遠に』まで
は作曲も編曲もジョン・バリーが全て手掛けていた。
ただ主役もロジャー・ムーアに変わった第八作『007/死ぬのは奴らだ』では
ジョン・バリーではなく
ポール・マッカートニーが主題曲を、
そしてビートルズのプロデューサーであった
ジョージ・マーティンが
劇中の音楽を担当している。
ただ第九作の『007/黄金銃を持つ男』ではジョン・バリーが復帰。
ここで私的にジェームズ・ボンド
映画音楽のベスト10を選出。
第一位
『007/ダイヤモンドは永遠に』(1971)作曲ジョン・バリー
(歌)シャーリー・バッシー 作詞 ドン・ブラック
劇伴の「サーカス・サーカス」も美しい旋律。
第二位
『007/死ぬのは奴らだ』(1973)作曲ポール・マッカートニー
リンダ・マッカートニー
(歌)ポール・マッカートニーとウィングス
劇中音楽 ジョージ・マーティン
007映画に新風を吹き込んだ記念すべき作品。
第三位
『007/サンダーボール作戦』(1965)作曲ジョン・バリー
(歌)トム・ジョーンズ 作詞 ドン・ブラック
当初はシャーリー・バッシーが歌った
「キス・キス・バン・バン」だったがパンチに欠けると
急遽違う曲に・・・それがこのトム・ジョーンズの
ダイナミックな曲に。結果オーライのアクション大作にふさわしい主題歌。
第四位
『女王陛下の007』(1969)作曲ジョン・バリー
(歌)ルイ・アームストロング
主題歌「愛はすべてを越えて」も
メインテーマ曲も素晴らしい。
第五位
『007/オクトパシー』(1983)作曲ジョン・バリー
(歌)リタ・クーリッジ (作詞) ティム・ライス
「オール・タイム・ハイ」
映画はもうひとつだったが、リタ・クーリッジの歌がお洒落。
第六位
『007/ユア・アイズ・オンリー』(1981)作曲ビル・コンティ
(歌)シーナ・イーストン (作詞)ミック・リーソン
タイトルバックにも登場する美貌のシーナ・イーストンの
透明感あふれる主題歌にうっとり。
第七位
『007/スカイフォール』(2012)作曲トーマス・ニューマン
(歌)アデル (作曲)ポール・エプワース,アデル
近年の名曲 米アカデミー歌曲賞受賞
第八位
『007/ゴールドフィンガー』(1964)作曲ジョン・バリー
(歌)シャーリー・バッシー
(作詞)アンソニー・ニューリー、レスリー・ブリカッシィ
シャーリー・バッシーのエキサイトなボーカルから
イントゥ・マイアミに続く見事な連結のオープニング。
第九位
『007/危機一発(ロシアより愛をこめて)(1963)
主題曲作詞作曲 ライオネル・バート
歌 マット・モンロー
編曲ジョン・バリー
古めかしさも感じるが映画音楽の古典となる名曲
エキゾチックな楽曲も多い
第十位
『007は二度死ぬ』(1967)ジョン・バリー
(歌)ナンシー・シナトラ
(作詞)レスリー・ブリカッシィ
東洋的な変な中華風な音楽になることもなく
美しいメロディは流石にジョン・バリーの手腕