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レイ・ラブロック追悼

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イタリア俳優で日本でも70年代前半に
大人気だったレイモンド・ラブロック(レイ・ラブロック)
が11月10日に逝去。(享年67歳)
この2か月で癌が悪化してトレヴィの病院で亡くなった。
マカロニウエスタン『情無用のジャンゴ』(1967)で本格的に俳優デビュー。
(映画初出演は『ダーリング』(1965))
その後、『ガラスの部屋』(1969)や『火の森』(1969)
でイケメンとして日本では人気爆発だったけど
スペイン製ゾンビ映画『悪魔の墓場』(1974)あたりから方向変換!
故・マルク・ポレルと共演したマカロニ刑事アクション映画
バニシング』(1976)でアンチヒーロを、
ジャーロ映画『炎のいけにえ』(1974)や
白昼の暴行魔』(1977)などでは悪役になってしまった。
カサンドラ・クロス』(1976)にも出たがそんな重要な
役ではなかった。
晩年はテレビなどで活躍したということ。
劇場では『悪魔の墓場』と『炎のいけにえ
をリアルタイムで観たけどどちらも髭面のラブロックだった。
ラブロック氏のご冥福をお祈りします



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『情無用のジャンゴ』(1967)SE SEI VIVO SPARA


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『ミラノの銀行強盗』(1968)BANDITI A MILANO

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『透きとおった夕暮れ』(1968)Häschen in der Grube

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『ガラスの部屋』(1969)PLAGIO

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『火の森』(1969)IL DELITTO DEL DIAVOLO

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『ガラスの旅』(1971)UN POSTO IDEALE PER UCCIDERE


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『悪魔の墓場』(1974)NO SE DEBE PROFANAR EL SUENO DE LOS MUERTOS


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『炎のいけにえ』(1974)MACCHIE SOLARI


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『バニシング』(1976)UOMINI SI NASCE, POLIZIOTTI SI MUORE

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『白昼の暴行魔』(1977)LA SETTIMA DONNA


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TV『カテリーナと彼女の娘たち』'Caterina e le sue figlie'






シュール・レアリズム西部劇 『情無用のジャンゴ』
https://blogs.yahoo.co.jp/gh_jimaku/11373429.html

愛の三角関係 『ガラスの部屋』
https://blogs.yahoo.co.jp/gh_jimaku/22878152.html

実はジャッロ映画だった 『ガラスの旅』
https://blogs.yahoo.co.jp/gh_jimaku/5551574.html

モツは生で! 『悪魔の墓場』
https://blogs.yahoo.co.jp/gh_jimaku/21177073.html

猛暑はコレ!『炎のいけにえ』
https://blogs.yahoo.co.jp/gh_jimaku/16061657.html

はみだし刑事情熱なんて無い派 『バニシング』
https://blogs.yahoo.co.jp/gh_jimaku/5462240.html



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an・an(1971年8月5日号) 立川ユリと表紙を飾っていた。
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青い体験』(1973)
 MALIZIA
 
新しいママになる女性(ひと)に 少年の心は騒いだ…… 
愛してはいけない人への愛に 少年はいま青春の門を通る……

イタリアでは『艶笑もの』というジャンルがある。
いわゆるお色気コメディーで60年代から盛んに製作され
イタリア式離婚狂想曲』『女王蜂』『追い越し野郎
誘惑されて棄てられて』などの名作もある。
これは70年代に流行した「筆おろしもの」
フランスで製作された『個人教授』のような青春映画を
お色気を盛り込んで面白おかしくした筋の作品が多く作られた。
特にお色気女優のエドウィジュ・フェネシュが主演した
青い経験』(劇場未公開・TV放送)が有名だ。
フランスも対抗してナタリー・ドロン主演の
新・個人教授』(1973)も同じジャンルと言えるが
イタリアの方がえげつなく、下品で笑える場面が多い。
 
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主演のラウラ・アントネッリはユーゴ生まれで
イタリアのTVなどで出ていたが
マゾッホの原作『毛皮のヴィーナス/女芯のいとなみ』で
大胆なヌードで登場して人気を得て売れっ子女優になる。
彼女の代表作は『セッソ・マット』とこの『青い体験
またヴィスコンティの『イノセント』でも
重要な役で登場していた。
彼女は『コニャックの男』で共演した
ジャン・ポール・ベルモンドの恋人で知られ
その仲は約10年も続いたと言われる。
監督はサルヴァトーレ・サンペリ
同じキャストで『続・青い体験』も監督したが
出来は本作には及ばなかった。
三度ラウラ・アントネッリ主演で
青い体験2000』を監督するも全く話題にならなかった。
撮影は名匠ヴィットリオ・ストラーロ
暗殺の森』や『ラスト・タンゴ・イン・パリ
ラスト・エンペラー』のベルトルッチ作品や
地獄の黙示録』や『ワン・フロム・ザ・ハート』など
コッポラの映画でも活躍した。
少年ニーノを演じたアレッサンドロ・モモ
『続・青い体験』の後に僅か17歳の若さで
オートバイ事故によってこの世を去っている。
 
日本ではワーナーホームビデオからVHSが
出ていたが、DVD化されていない。
一度DVDになる予定があったが急遽中止となって
その後は発売予定の噂も聞かない。
BSなどではたまに放送されていたが
ワーナー版のSD画質、TVサイズにトリミングされた
バージョンが流されていたくらいだったが
5月15日の深夜に日本で初めて
イマジカBSがイタリアから送られた素材によるHDフォーマット
オリジナルのシネスコサイズで「最高画質版」と謳って放送された。
(リピートは7月にある予定)
 
願わくば「ゴールデン洋画劇場」で放送された
池田昌子の日本語吹替で聞きたい気もする。
 
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シシリー島の小さな町の朝まだき、
生地商のイグナツィオ・ブロカ(T・フェルロ)は、
アントニオ(J・チリッジィ)十八歳、ニーノ(A・モモ)十四歳、
エンジーノ七歳の三人の息子を残してこの世を去った妻の葬儀を
とどこおりなく終えたところだった。
表面、悲しみをよそおっているものの、
彼の心の中には病弱でヤキモチ焼きの女房が死んだ安堵感があり、
しかも近所の大金持ちの未亡人コラロ(A・ルース)の挑発もあって、
自然と頬の筋肉がゆるんでくるのを押さえるのに一苦労というところだった。
だがそんな状況を一変するような事態が発生した。
若く美しい娘がお手伝いとして彼の家にやってきたのだ。
妻が死ぬ前に家政婦協会に頼んでおいたのだという。
優しくよく気のつくアンジェラ(L・アントネッリ)を
すっかり気に入ったイグナツィオは、もう中年のコロラなど見向きもせず、
何とかアンジェラの気を引こうとやっきになった。ところが、
その気になっているのは親父ばかりではなく、
長男のアントニオもすっかりアンジェラの魅力にまいっていた。
そんな父と兄の態度に反感を持った次男ニーノは、
独自のペースでアンジェラに接近した。
学校から帰ればアンジェラと一緒にいる時間はニーノが一番多いことになる。
一方、イグナツィオに相手にされなくなった末亡人のコラロも、
ニーノに挑発的な態度をとるようになり、
若いニーノのセックスに対する欲望も日に日に昂まっていった。
ある日、ついに我慢できなくなったイグナツィオは、
“小さな子供たちには母親が必要だ”とプロポーズ。
彼女は家族全員が同意すればと答える。
狂喜したイグナツィオだったが、ここに二人の強敵が現われた。
一人は田舎で楽隠居の生活を送っている厳格な母であり、
もう一人は弟エンジーノを使って、“お母さんの幽霊が出る。
僕たちのお母さんの面影を消さないで”というニーノである。
だが、アンジェラはニーノの幽霊話は彼の嫉妬心が生んだ作り話で
あることを知っていた。SEXへの願望と不安に揺れ動くニーノの心を
見てとった彼女は、激しい雷雨の夜、ついに自分の方からニーノと
一夜を共にするのだった。
翌朝、ニーノは照れくさそうに
“夕べお母さんが僕の所にきて父さんの再婚を祝福するって言うんだ”と告げた。
結婚式の日、イグナツィオは何も知らずにただもう嬉びに胸をつまらせ、
有頂天になっている。ニーノはアンジェラに祝福のキスをすると、
くったくのない笑いをうかべて“ママ”と呼ぶのだった。
(キネマ旬報より)
 
 
イタリア原題の"Malizia"とは「悪意」を意味する。
英語なら形容詞で”Malicious"だがこの映画の「悪意」はニーノが魅力的な
アンジェラへ年上の女性の憧れの思いを言い出せないもどかしさや、
心の葛藤を数々の悪戯や嫌がらせとして行動させてしまう心理を表した
タイトルだと思われる。
 

牧師たちや家族と食事の最中に真横にいるアンジェラの
パンティーを脱がせたり、寝ている彼女のベッドの横に立ってみたり
友達と覗いているのを知りながら裸にさせたり思春期の少年ニーノの
行動はエスカレートするばかり。
だがラストはアンジェラの思いが爆発して
ニーノはアンジェラに手玉を取られて童貞を奪われる。
イタリアンコメディらしい脂っこい場面が多いが、
観た後はそんなに後味悪くない。親子どんぶりなんだけどね。
それが中高生に受けたのか日本でもヒットした。
またニーノの悪友の姉ルチアーナを演じたティナ・オーモンも魅力的。
 
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音楽のフレッド・ボンガストはこの手の映画の作曲家として有名だが
ジュリアーノ・ジェンマ主演の『続・さすらいの一匹狼』の主題歌も
歌っていたことでも有名。

イメージ 10クレシ・シネマトグラフィカ製作
監督: サルヴァトーレ・サンペリ 
製作: シルヴィオ・クレメンテッリ 
脚本: オッタヴィオ・ジェンマ 
    サルヴァトーレ・サンペリ 
    アレッサンドロ・パレンゾ 
撮影: ヴィットリオ・ストラーロ 
音楽: フレッド・ボンガスト
 
 ラウラ・アントネッリ 
 アレッサンドロ・モモ 
 テューリ・フェッロ 
 アンジェラ・ルース 
 ピノ・カルーソ 
 ティナ・オーモン
 

テクニカラー
テクニスコープ(2.35:1)
98分
イタリア語・モノラル
1974年10月12日公開
日本語字幕:高瀬鎮夫
 
 MALIZIA:1973(C)Warner Bros. Entertainment Inc.
 
 

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コンコルド』(1979)
Concorde Affair
 
蘇えるか!?瀕死の怪鳥(コンコルド)
あの不死鳥のように!
 
1979年に公開されたイタリアのサスペンス映画。
同じ年に公開されたアラン・ドロンの『エアポート80』よりも
先にSSTコンコルドをテーマに持って来たイタリアらしい作品。
監督はルッジェロ・デオダート。世界的にヒットした『食人族』の一本前に
演出した映画。主演はジェームズ・フランシスカスミムジー・ファーマー
他に大御所のジョセフ・コットンとヴァン・ジョンソンも出演している。
 
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アラン・ドロン、シルビア・クリステル、ジョージ・ケネディが主役の
ユニヴァーサル映画『エアポート80』を先に食ってしまおうと
製作のルチアーノ・マルチーノやデオダートたちが即席のように作ってしまった。
それでもブリテッシュ・エアウェイズに撮影協力を得て
コンコルド機の製造現場などを「潜入撮影」(隠し撮り?)しているので
そのへんはリアルに仕上がっている。
 
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コンコルドはイギリスとフランスが共同開発して
1966年から製造が開始さた超音速旅客機(SST=SuperSonic Transport)
1969年に初飛行に成功
乗員は3名。乗客数は90〜132名で
最大速度は音速を超えるマッハ2.04
航続距離は7200km。
1976年にロンドン=バーレン間を初就航して注目を集めた。
就航当時はパン・アメリカンや日航が機体をオーダーしたが
オイルショックによる燃料代高騰や音速を超える時に発生する衝撃波
(ソニックブーム)、一般の旅客機より遥かに大きい騒音で
各国から受注が全てキャンセルされ、ブリテッシュ・エアウェイズ、
エール・フランスのみの就航となり、運賃コストが非常に高く
一般客から敬遠されて人気も衰え、2003年に退役した

音楽はステルヴィオ・チプリアーニ
彼のこの作品の評価は高くて、メインテーマはヒットした。

本家を狙って製作された本作。しかし後に出来上がった『エアポート80』が
シリーズ最低の出来の悪さだったので、むしろこちらの低予算の方を
推している人間もいるという矛盾さ。
『大空港』からスタートしたエア・ポートシリーズも打ち止めになった。
おそらくルッジェロ・デオダート監督はしてやったりという思いで
「エアポート80」を観ていたかも知れない。
 
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ロンドンに向けて試験飛行中のラテンアメリカ航空のコンコルド820便は
原因不明のトラブルでカリブ海に墜落、行方不明となった。
このニュースは全世界に発信され、ニューヨークでフリーの記者を
しているモーゼス・ブロディ(ジェームズ・フランシスカス)も知る由となる。
同じ頃にモーゼスにアンティル諸島にいる元妻のニコルから連絡が入る。
電話じゃ話せないが、スクープだというニコルの住むオランダ領
アンティルへ旅立つモーゼス。島へ着いて彼女の経営するレストランへ
行ったが彼が再会したのはニコルの亡骸だった。
海岸で急死したという警察の話も信じられず、
酒場で酒を浴びるモーゼスは何者かに命を狙われる。
だが彼の危機を救ったのは現地の男でジョージという男。
ニコルの友人と言う。ジョージが言うにはニコルは何かを知って
口封じのために殺されたと言う。ジョージがモーゼスに話をしたのは
ニコルの店の専属漁師が何者かに海上で殺されたという。
ジョージとモーゼスはその付近を船で行くが、近くのヨットから
金髪の若い娘が海に飛び降りてモーゼスたちに助けを求めて来たが
ヨットから追って来た男たちに連れ戻された。
実はNYのある航空機を売る会社の社長(ジョセフ・コットン)が
黒幕でラテンアメリカ路線にコンコルドが就航すれば
自分の会社が致命的な損失を被ると思いコンコルドを墜落させた。
墜落の実行犯であるフォーサイス(ヴェナンティーノ・ヴェナンティーニ)
が率いる一味がコンコルド820便墜落事故から奇跡的に助かった
CAのジーン・ベネトン(ミムジー・ファーマー)を救助した
ニコルと漁師を殺してジーンをヨットに監禁していた。
モーゼスとジョージがその付近を探ると海底に墜落したコンコルドの
機体があったが、追って来たフォーサイスの一味にジョージは殺され
モーゼスは逃げ延びてアメリカ領事館に助けを乞う。
だがアメリカ領事はスキャンダル専門の記者であるモーゼスを
相手にしてくれない。モーゼスは自力でジーンが監禁されているヨットを
捜して夜の闇に紛れて忍び込み、ジーンをヨットから助け出す事に成功する。
モーゼスがヨットでフォーサイスたちの話を盗み聞きしたのは
またコンコルドが一機墜落すると言う事だ。
唯一の生存者であるジーンをアメリカ領事館に送り届けたいブロディは
ヒッチハイクでバナナを積んだトラックに乗せてもらうが、
そこへフォーサイスたちがジーン奪回に追って来た。
その頃、リオからロンドンへ向けて乗客100人を乗せたラテン・アメリカ航空
コンコルド128便が飛行中だったが、機内食に仕込まれた強酸のアンプルが
オーブンの中で破裂、流れ出した強酸がコンコルドの電気系統を
ショートさせて無線と気圧コントロールを狂わせていた。
機長のスコット(ヴァン・ジョンソン)はロンドン管制塔と必死の交信を
続けていた。途中でアメリカ領事館に公衆電話から連絡を入れたジーンの
身分照会をロンドン管制塔は見逃さなかった。
「この女性がだけが128便と乗客を救える、捜してくれ!」
モーゼスとジーンはフォーサイスたちに追われ銀行に逃げ込んだ。
銀行員と客たちはモーゼスを銀行強盗と疑ったが、それを逆手に取って
警報を鳴らせて警察を呼び、フォーサイスたちと警察に撃ち合いをさせて
裏口からフォーサイスの車を奪って逃げだした。
フォーサイスたちは警察に包囲され銃撃戦で全滅した。
やっとの思いでアメリカ領事館に着いたジーンはロンドン管制塔と
やり取りで途中に心が折れて泣き出すも、モーゼスに慰められて、
墜落回避のヒントをロンドン管制塔に伝える。
墜落かと思われたコンコルド128便も無事ロンドン空港に着陸した。
そしてパリへ戻るジーンとモーゼスの別れ。
「パリに行ったら電話するよ」「お願い待ってるわ」
そう言って笑顔でエール・フランス機で旅立つジーン。
空港の電話からモーゼスはNYの記者仲間に満面の笑みでこう放った。
「俺だ、モーゼスだよ。実は凄い特ダネを持ってるんだ、
NYの航空機販売の会社の社長の名を調べろ」
(日本公開1979年5月26日 松竹=富士・ジョイパック・フィルム共同配給)
 
 

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ナショナル・シネマトグラフィカ製作

監督: ルッジェロ・デオダート 
製作: ルチアーノ・マルチーノ 
    ミーノ・ロイ 
脚本: エルネスト・ガスタルディ 
    レンツォ・ジェンタ 
撮影: フェデリコ・ザンニ 
音楽: ステルヴィオ・チプリアーニ
 

 ジェームズ・フランシスカス 
 ミムジー・ファーマー 
 ジョセフ・コットン 
 ヴァン・ジョンソン 
 ヴェナンティーノ・ヴェナンティーニ 
 メグ・フレミング 
 エドマンド・パードム
 
 

イーストマンカラー
テクニスコープ(2.35:1)
98分
モノラル
日本語字幕:野中重雄
 

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リズ・オルトラーニRiz Ortolani, 1931年9月4日 -2014年1月23日 )は、
イタリアの作曲家である。映画音楽で特に知られる。
 
ペーザロで生まれ、同地のジョアキーノ・ロッシーニ音楽院で
映画音楽の大家アンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノに作曲を師事。
音楽院を卒業後にオペラ指揮者としてキャリアをスタートさせた後、
ジャズオーケストラの編曲者兼指揮者として活躍する。
カンツォーネ歌手のカティーナ・ラニエリと結婚後はカンツォーネの作曲・編曲において
夫人の歌手活動を支えた。
1962年に映画音楽に進出。初めて映画音楽を担当した
グァルティエロ・ヤコペッティ監督の『世界残酷物語』(1962年)のテーマ曲が、
美しいメロディによって世界的大ヒットとなる。
モンド映画、イタリア製猟奇サスペンス(ジャーロ)映画、マカロニ西部劇映画など、
200以上の作品に楽曲を提供。
エログロ映画の多いイタリア娯楽映画を底上げするような、繊細で美しい曲を作る事で知られる。
特に『世界残酷物語』の主題曲「モア」ではアカデミー賞にノミネートされ、名声を博した。
近年はイタリア映画界のベテラン監督プピ・アヴァティの文芸ドラマへの楽曲提供が中心的な活動となっており、アヴァティ監督作品の映画音楽で多数の作曲賞・歌曲賞を受賞している。
2014年1月23日、イタリアのローマで気管支炎で死去。享年83歳。
(ウィキペディア、IMDBより引用)
 
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リズ・オルトラーニの音楽はやはりグアルティエロ・ヤコペッティの『世界残酷物語』だろう。
東映が再公開した『世界残酷物語』と『続・世界残酷物語』をミックスした
世界残酷物語・総集編』(1975)を観に行って、彼の音楽に魅了されてサントラLPを
学生には少ない小遣いを工面して買った記憶がある。
また同じ頃に劇場で観た『ヤコペッティの大残酷』(1974)も素晴らしい劇伴が使用されていた。
また彼の代表作のひとつ、ジュリアーノ・ジェンマ主演の『怒りの荒野』(1967)は
マカロニウエスタンのテーマ曲の十傑に入る素晴らしい出来前。
エレキギターで始まるイントロはまさに神がかりの大傑作だった。
このイ・ジオルニ・デル・イラはタランティーノの近作『ジャンゴ・繋がれざる者』(2012)
ジェイミー・フォックスが雪だるまを相手に射撃の練習に励む場面で使われていた。
 
心よりオルトラーニ氏の御冥福を祈りながら
ここで流すBGMは映画の内容と裏腹に優しいメロディが
観る者の心を打ったカニバル・ホロコースト、そう『食人族』(1980)を彼に捧げます。
 
 
 
ボローニャの夕暮れ (2008)
二度目の結婚 (2005) 
心は彼方に (2003) 
クリスマスの雪辱 (2003)  
ナイト・オブ・ゴッド (2001)<未>  
恋は結婚式の後で… (1998)<未>  
地獄の女スナイパー (1992)  
キラー・クロコダイル/怒りの逆襲 (1990) 
パプリカ (1989)<未>
いつか見た風景 (1989) 
キラー・クロコダイル (1988)<未>   
地獄のミッション (1987)<未>   
ラブ&パッション/情事の虜たち (1987)  
インクアイリー/審問 (1987)  
クリスマス・プレゼント (1986)
若妻の匂い (1986)   
ミランダ/悪魔の香り (1985)  
モーツァルト/青春の日々 (1984)  
砂漠の戦士/黒いライオン (1983)<未>  
未来帝国ローマ (1983)<未> 
追憶の旅 (1983)  
トリエステから来た女 (1983)   
バレンチナ物語 (1983)   
ゼダー/死霊の復活祭 (1982)<未>   
欲望の中の女 (1981)   
食人族 (1981)   
警告 (1980)<未>   
真夜中の狂気 (1980)  
ピンクのルージュ (1979)<未>   
グレート・ドライバー (1979)   
大竜巻/サメの海へ突っ込んだ旅客機 (1978)<未>   
濡れたウィークエンド/女子学生寮半裸惨殺死体の謎 (1978)<未>   
戦争と友情 (1978)   
サハラクロス (1977)   
スキャンダル (1976)  
裸のチェロ (1974)<未>  
ヤコペッティの大残酷 (1974)
華麗なる復讐 (1974) 
残酷人喰大陸 (1974)   
ジェーン・バーキン in ヴェルヴェットの森 (1973)<未>   
続シンジケート (1973)   
アマゾネス (1973)   
栄光の北アフリカ戦線 (1972)<未>   
ダーティ・セブン (1972)<未> 
マッキラー (1972)<未>   
ブラザー・サン シスター・ムーン (1972) 
バラキ (1972) 音楽  
ヤコペッティの 残酷大陸 (1971)  
警視の告白 (1971)   
さらば荒野 (1971)   
ジュールの恋人 (1970)  
昨日にさようなら (1970)  
マッケンジー脱出作戦 (1970)   
勇将ジェラールの冒険 (1969)<未>  
栄光の戦場 (1969) 音楽  
ギャング・プロフェッショナル4+1 (1969)   
荒野の死闘 (1968)<未>   
油田基地大爆破 (1968)<未>   
ザ・ストーリー・オブ・レディー・ハミルトン (1968)<未>   
想い出よ、今晩は! (1968)  
大泥棒 (1968) 音楽  
ミラノの銀行強盗 (1968)   
花ひらく貞操帯 (1968)   
アンツィオ大作戦 (1968)   
ライトニング・ボルト大作戦 (1967)<未>   
影なき追跡者 (1967)<未>   
風の無法者 (1967)   
殺して祈れ (1967)   
アフリカ最後の残酷 (1967)  
女と女と女たち (1967)  
怒りの荒野 (1967)   
ブルドッグ作戦 (1966)  
海底決戦隊 (1966)   
虎の谷 (1966)   
ヤコペッティの さらばアフリカ (1966)   
栄光の野郎ども (1965)   
濡れた本能 (1964)   
幽霊屋敷の蛇淫 (1964)   
黄色いロールス・ロイス (1964)   
第七の暁 (1964)   
墓標には墓標を (1963)<未>  
獅子王の逆襲 (1963)   
騎兵隊最後の砦 (1963)   
追い越し野郎 (1963)  
顔のない殺人鬼 (1963)  
地中海の休日 (1962)   
ローマの崩壊 (1962)  
怪盗ロカンボール (1962)   
地球の皮を剥ぐ (1962)   
世界女族物語 (1962)   
世界残酷物語 (1962)
 
 
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マカロニ・ウエスタンのヒーローだった
ジュリアーノ・ジェンマが永遠に旅立った。
ローマ近郊で交通事故に遭って75年の生涯に
幕を閉じた。
 
9月もスター・チャンネルで彼の主演西部劇
『荒野の1ドル銀貨』
『続・荒野の1ドル銀貨』
『続・さすらいの一匹狼』
『怒りの荒野』
『星空の用心棒』
『暁のガンマン』(劇場未公開)
イマジカBSでは『荒野の一つ星』と放送されて
彼の人気はマカロニブームが去った今も衰えていない。

俳優としては1980年代頃からTVへ活動場所を
移動させ、最近は彫刻家として活躍していた。
 
Addio a Giuliano Gemma
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彼の主演作は史劇を除いては国内ではビデオやDVD化に
なっている作品が多いが、海外でもDVDになっていない作品も
ある。そのひとつは1968年に参加して日本では
1970年に劇場公開された『欲情の島』だ。
ポルノまがいの扇情的な題名を付けられた不遇な作品だったが、
ロミオとジュリエット』(1965・伊)でデビューして『夕陽のガンマン』のモンティーマの妹で
出番は少ないが、印象的だったローズマリー・デクスターの美しさが見どころ。
 
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『欲情の島』(1968)
L' ISOLA
BLOW HOT, BLOW COLD
VIOLENZA AL SOLE
 

主演はジェンマと、パキスタン人の血を引くローズマリー・デクスター
それにスウェーデンのビビ・アンデーショングンナール・ビヨルンストランド
主要な出演者はこの4人だけ。
監督は『星空の用心棒』のフロレスターノ・ヴァンチーニ
音楽はカルロ・ルスティケッリ
 
 
手持ちのDVD(おそらくドイツ・バージョンのTV放送版)からキャプチャーをしたもの。よってTVサイズ。
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ある夏の日、イタリア南岸のトレミティのひとつの島に、二組の男女がおりたった。
その若いカップルのジュリオ(G・ジェンマ)とレティシア(R・デクスター)は、
中年のスウェーデン人教授リンドマルク(G・ビョルンストランド)と
その若妻マルギット(B・アンデルソン)と、すぐに知り合いになった。
それから数日たったある日、ジュリオたちが砂浜で赤様々な愛をかわしているところへ、
教授夫妻が来合わせた。あからさまに嫌悪の表情をみせる教授に対し、
マルギットは「本当の愛があなたにはわからないんだわ!」と叫び、
ジュリオを誘い、海に飛び込んで行ってしまった。レティシアの心は、
おだやかではなかった。マルギットに嫉妬を感じ始めていた。また、
リンドマルク夫妻の間には、どうしようもない断絶があった。
昔の恋人との熱い思い出に酔う妻と、若い恋人同志の動物のような愛の交換を盗み見て憎しみに燃える夫。
ジュリオが死んだのは、それから間もなくのことだった。リンドマルク夫妻は、
かけつけた警官の訊問から、レティシアが人妻であったことを知った。
教授はそのレティシアに、妻が自分を憎んでいることを告げた。
その時、マルギットは直感的に、ジュリオを殺したのは夫であることを知った。
自分の昔の恋人を殺したのもまた夫であることも……。次の日、警官立ち会いのもとで、
教授は自分の犯した罪の再現をしていた。そこには恐しいほどに、悔恨の様子はみえなかった。
一隻のハイドロフォイルが再び島からイタリアへ戻って行った。そこには、
知らない者同士のようなマルギットとレティシアが乗っていた
(MOVIE WALKERより抜粋)
 
ジェンマ自身もこの作品はあまり気に入ってないようだ。
この後はしっかり台本に目を通して出演する作品を選ぶようになったとか。
 
 
 
ジェンマはこの後、『特攻大戦線』や『ザ・ビッグマン』などに主演
また大丸の紳士服ブランドの「トロージャン」や
スズキ自動車のスクーター、「ジェンマ」のキャラクターに選ばれて
彼の旧作もテレビ放送が何度もリピートされていた。
この頃には劇場公開はあまりなかったが、『ミラノの恋人』や『くたばれカポネ
などは映画館で観ている。ジュリアーノ・ジェンマは逝ってしまったが、
彼の遺した数々の作品やあの笑顔は永遠に語り続けられるだろう。
 
イメージ 8
Un Dollaro bucato (c) MOVIETIME SRL-Rome-Italy. All RIghts reserved.
 
 
 

イメージ 7P・I・C
ウルトラ・フィルム

監督: スタン・ヴァンス 
製作総指揮: ジュリアン・デロード 
脚本: スタン・ヴァンス 
    マッシモ・フェリザッティ 
    ファビオ・ピットール 
撮影: エンニオ・グァルニエリ 
音楽: カルロ・ルスティケリ

 ジュリアーノ・ジェンマ 
 ローズマリー・デクスター 
 ビビ・アンデショーン 
 グンナール・ビョルンストランド

テクニカラー(ローマ)
ヴィスタサイズ
95分
配給ワーナー・ブラザーズ映画
日本公開は1970年9月15日
(『地獄に堕ちた勇者ども』と二本立て公開)
 
 
VIOLENZA AL SOLE (C)Waner Bros. /Ultra Film.
 
 参考文献:シネアルバム15 ジュリアーノ・ジェンマ(芳賀書店)

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