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1973(C)Compania delle Indic
『影なき淫獣』(1973・伊) I CORPI PRESENTANO TRACCE DI VIOLENZA CARNALE(伊) TORSO(英) 「Lo strano vizio della Signora Wardh 」(1970)
「La coda dello scorpione 」(1971) 「Tutti i colori del buio 」(1972) 「Il tuo vizio è una stanza chiusa e solo io ne ho la chiave」(1972) に続くセルジオ・マルティーノ監督の「ジャーロ映画5部作」の最終作。 今回は彼の義姉であるエドウィジュ・フェネシュは出演していない。 主演はダリオ・アルジェントの『歓びの毒牙(きば)』(1969)のスージー・ケンドール。 そしてフランス出身でイタリア映画で活躍して昨年に亡くなったセクシー系の美人女優で 『裏切りの荒野』や『青い体験』(1973)のティナ・オーモン。 他にリュック・メランダやジョン・リチャードソンなど 製作はソフィア・ローレンの夫君、カルロ・ポンティ。 音楽はグイド&マウリツイオ・デ・アンジェリスが担当で有名なサントラだ。 英語版タイトルになっている「TORSO」とは 美術で使う手や足の無い「胴体」のオブジェ。 これを猟奇殺人犯が金ノコで女性たちの肉体を切り刻むという シーンをイメージしている。 セルジオ・マルティーノの作品はカット割や編集が巧みで 特にこの『影なき淫獣』は完成度が高く、エロチシズム描写も秀逸だ。 ヒロインは脚を捻挫して自由に動き回れない、まるでヒチコックの『裏窓』(1954)を 裏焼きしたような後半のサスペンスフルな展開はなかなかいい感じになっている。 だが思ったよりノコで身体を切り刻むという後年当たり前になった直接的なスプラッター描写は 避けられ、あくまでイメージのみで展開するのでゴアシーンを期待する諸兄には 少し物足りないかも。海外ではカルト作品として有名な作品で 日本でも劇場公開されたが、ヒットとはならなかった。
かってエプコットから89分のイタリア語音声DVDが発売されたがその後廃版。 そうして先月、93分の完全バージョンが再リリースされた。どひゃあ! 1973(C)Compania delle Indic
イタリアの都市ペルージャで女子学生たちが惨殺される猟奇事件が発生する。
ある者はハイウェイの高架下の車の中でセックスを愉しんだ後に 覆面をした男に惨殺され、ある娘はマリファナパーティの帰りに 森へ迷い込み、そこに現れた覆面男にナイフでメッタ突きだ。 しかもご丁寧に両目を指で突いて眼球を潰すサービスぶりである。 女子学生のダニー(T・オーモン)は殺人現場に残された犯人の遺留品であるスカーフに覚えがあった。 それは彼女にひつこく近づいてくるステファノ(R・ビサッコ)がいつも首に巻いていたものだ。 恐怖を感じたダニーは郊外の叔父の別荘にアメリカからの留学生のジェーン(S・ケンドール)や友人を を誘って気分転換へと出かける。別荘のバカンスは楽しかったが、ジェーンが階段から踏み外して 転落して足首を捻挫する。そしてダニーは川のほとりでスカーフを巻いたステファノの姿を見る。 恐怖は確実に彼女たちに迫って来たのだった・・・ その夜に玄関をノックする者が。ドアを開けるとそこにスカーフを巻かれたステファノが・・・ だがステファノは死んでおり別の男の手がスカーフの端を握っていた。 翌朝、目覚めたジェーンは階下に降りると、そこは血の海だった。ひょぇ〜〜〜〜!! ダニーたちはや他の娘は惨殺され、
ジェーンは物陰に隠れていると現れた覆面男が金のこぎりで彼女たちの身体をバラバラにしていくのだった。 果たして唯一生き残ったジェーンさんの運命やいかに・・・?? (1976年3月20日公開 日本ヘラルド映画配給) 1973(C)Compania delle Indic
コンパニア・チネマトグラフィカ・チャンピオン製作 監督: セルジオ・マルチーノ
製作: アントニオ・チェルヴィ カルロ・ポンティ 脚本: エルネスト・ガスタルディ セルジオ・マルチーノ 撮影: ジャンカルロ・フェランド 音楽: グイド&マウリツィオ・デ・アンジェリス スージー・ケンドール
ティナ・オーモン ジョン・リチャードソン ロベルト・ビサッコ リュック・メランダ テクニカラー ヨーロッパヴィスタ(1:1.66) イタリア語・モノラル 88分(伊版)・92分(US版)
GH JIMAKU on Twitter
http://twitter.com/jimaku_ghost エプコット発売『影なき淫獣』DVD(2003年発売)
山崎圭司氏のライナーノーツの記事から一部参考にしました。 |

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