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近頃、ニュースやワイドショーで「ライブドアvsフジテレビ」の問題が話題になっています。知らない経済用語が多すぎて、私も話題についていくのがやっとです。しかしこの問題は単なるワイドショーのネタとしては済まされない、日本の将来を左右する重要な要素が含まれていると感じています。
周知の通り日本は資本主義国です。原則として資本主義は、個々人の利益追求の動機から自由な経済活動により成り立つ制度であり、究極には経済活動に成功したいわゆる「勝ち組」(←私の嫌いな言葉ですが・・・)と失敗した「負け組」に両極分解されることになります。しかし、現実には失業者といった社会的に弱い立場の人達のために、戦後の日本では様々な社会保障制度が充実してきました。そのため、「負け組」に属する人でもある程度社会への不満を抑えることができたわけです。こうしたセーフティーネット構築の背景には、冷戦時代における社会主義への脅威というものが大きな役割を果たしました。セーフティーネットを充実させることにより資本主義への批判、社会主義への憧れをある程度抑えることができたのです。ところが社会主義国の衰退と崩壊は資本主義国にとって、それまでのように社会主義の脅威を気にすることなく、利益追求を第一の目的とする資本主義本来の姿をさらすことを可能とし、80年代からアメリカなどを中心に推進されている「新自由主義」の理念を加速させたといえるでしょう。最近では日本でも、小泉政権による様々な規制緩和策により業者の新規参入が容易になり、市場における競争が激化しているようです。規制緩和による自由化も、新自由主義の流れの一環と見てよいはずです。
では本題ですが、こうしたことと「ライブドアvsフジテレビ」の話題がどう関係あるのか。今回の騒動を見ていると、私は日本にも遂に本格的な資本主義自由経済が到来しつつある感じています。これまでのタブーを打ち破り、アメリカのようにビジネスを自由に、そして人目をはばかる事なく「お金」を追求できる風潮が高まってきているのではないでしょうか。
問題はこうした風潮を容認すべきか否か、ということでしょう。冷戦の終焉から10年以上が経過した今、堀江さんに代表されるように日本ではようやくアメリカ式の経済理念が定着しつつありますが、このことは従来の「日本式資本主義」から「アメリカ式資本主義」へ日本が移行していることを示しているといえます。今回の一連の騒動は、日本における資本主義経済の行方を左右する重大な問題を堀江さんが提議していると考えてもよいのではないでしょうか。
「ライブドアvsフジテレビ」の騒動は「日本式資本主義vsライブドア」、つまり「日本式資本主義vsアメリカ式資本主義」を意味しているといえるでしょう。そして仮に堀江さんが、つまりアメリカ式資本主義の理念が世論に支持され勝利したとき、日本の将来はどうなるのでしょうか。難しい問題ですが、いずれにせよ、ライブドアとフジテレビのどちらを支持するのかといった二者択一的な思考では、その答えは見えてこないような気がします。
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うんうん、この問題って単純に勝った負けたじゃなくて、とっても根深いですよね〜☆彡
2005/4/7(木) 午後 9:23 [ miz**i987*jp ]
みずきさんコメントありがとうございます。「ライブドアvsフジテレビ」の問題の核心は、自由主義経済のなかで、いかにモラルが保てるかということがだと思います。
2005/4/8(金) 午前 0:00 [ gia*ts*68 ]