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合理化・競争の時代

    「合理化」・「競争」
 へそ曲がりな私は、この2つの言葉がとにかく嫌いです。しかし今の世の中を見ていると、あらゆる分野に合理化が推し進められ、競争原理が導入されています。

 企業にとって合理化とは何か、それは主に人員削減でしょう。ごく簡単に言えば、現在働いている社員を解雇し、新規の採用も控えるということです。社員はリストラの対象になるのを恐れ、社内での競争に勝たなければなりません。そのうえ成果主義などが導入されるとなると・・・。考えただけでも大変です。

 かなり前になりますが、国鉄がJRに民営化された際、どのようなことが起きたでしょうか。無愛想だった国鉄の駅員が多少なりとも親切になったとか、利便性が向上したなどの良い面は確かにあったようです。その一方、「合理化」により旧国鉄職員への大量解雇が発生したことも忘れてはなりません。特に国鉄の労働組合への攻撃は凄まじかったようです(念のため言っておきますが、私は別にJR・旧国鉄系労働組合およびその関連政治団体への支持者ではありません)。このことは今国会で議論されている郵政民営化問題を論ずる際にも大変参考になると思います。

 また最近では様々な規制緩和が行われた結果、各業界内での「競争」も激化しているようです。競争に勝つか負けるか、二つに一つしかありません。もちろん競争の過程では合理化もセットでついてきます。

 民間企業では合理化と会社内部での競争の促進が経営戦略の一環とされており、その結果リストラが行われても、それは失業者本人の「自己責任」とされてしまいます。失業しても大した社会保障もありません。

 大学3年の私も、2年後にはこうした社会に出て行かなければなりません。

 とはいえ、日本は資本主義国ですから「合理化」「競争」は完全に否定されるものではありませんが。

 まあとにかく忙しい時代ですね。


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