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民主党の堕落

 今国会は「4点セット」で面白くなると期待していましたが、偽メール問題を機にとんでもないことになってしまいました。

 昨年の衆院選は自民党の圧勝でしたが、その中でも自民党政治に対して危機感を感じ、新たな政権の誕生を期待して民主党に投票した人の期待を今回の騒動は大きく裏切ることになりました。

 しかし、半年ほど前にこのブログでも書いたような気がしますが、私としては自民党と民主党の政策の間に大した差異があるとは思えません。いや、今回の騒動からしても政権担当能力だけを取って考えてみれば、自民党のほうがまだマシなのかもしれないと自民嫌いの私まで感じさせられました。

 自民党には最初から期待していませんが、民主党がここまで堕落するとはあまりにも情けない・・・。

 逆に、これを機会に共産党・社民党は国会での存在感をアピールするチャンスだと思いますが、どうなるのでしょうか。

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防犯(監視)カメラ

 川崎市で男児がマンションから投げ落とされる事件がありました。この事件から感じさせられたことは防犯カメラの無力さです。

 確かに犯人逮捕という面では今回の事件でも防犯カメラは貢献したといってよいでしょう。しかし、犯罪の防止に役立つにはあまりに期待外れだったことは深刻に受け止めるべきではないでしょうか。そしてさらに、街中に「氾濫」する防犯カメラについてもこの際考えておくべきだと思います。

 今、駅の構内(特に都営大江戸線)や商店街などの人通りの多い場所で防犯カメラが多く見られます。「監視」されていれば犯罪者もおとなしくしている、という発想なのでしょうか。しかし防犯カメラの設置が増えているものの凶悪犯罪は減る傾向にないという現実をどう見ればよいのか。考えさせられます。

 何よりも恐ろしいのは、国民が監視されることに慣れてしまうことです。「私は何も悪いことはしてないから、どうぞ監視してください」というように。近い将来、監視されていることが当然の社会が訪れるかもしれません。これが一番恐ろしいことです、が、このことについてはまた別の機会にここに書きたいと思います(何ヶ月先になるか分かりませんが・・・)。

耐震強度偽造問題

 姉歯建築士による耐震強度の偽造が問題になっていますが、こうした問題がなぜ生じてしまうのか、問題発生の本質的な原因はどこにあるのか、ということについて私なりの意見を書きたいと思います。

 もちろん直接の責任ということを考えれば、設計を担当した姉歯氏や販売業者が、住民に対して誠意を持って補償を行うべきでしょう。

 しかし今回の問題で明確なのは、姉歯氏も、販売業者も、そして民間の確認検査機関も、資本主義経済の原理に忠実に従って行動したということです。

 景気は回復しつつあると言われていますが、各企業の先行き不安感はまだまだ解消されていないのが現状でしょう。そのため、企業にとってはコストをできる限り削減し、利益を追求するという行為は、資本主義経済の原理・原則から言えば当然のことと言わざるを得ません。

 そこで、今回の問題の本質的な原因とはどこにあるのか。私としては、やはり政府による一連の民営化の風潮が今回の問題を生み出したと考えています。

 そもそも本来は、建築設計された書類は公的な機関がチェックしていたとのことですが、数年前から規制緩和策の一環としてこの業務を民間に委託したということです。上述の通り、資本主義経済においては企業は利益を追求します。民間の確認検査機関としても、あまり厳格な検査を行いすぎると利益を上げるのに支障が出てしまうため、検査が甘くなり、今回のような問題が発生するということを政府は予見できなかったのでしょうか。疑問でなりません。

 現在の日本では「民間でできることは民間で」、「小さな政府」という政策が当然のこととして推進されています。しかし、その結果、果たして政府は国民の利益を守ることができるのか。今年4月に発生したJR西日本の事故と同様、今回の耐震強度偽造問題でも改めて考えさせられました。

 大事なのは、今回の問題を「姉歯氏が悪いのか、それともヒューザーか、木村建設か・・・」といったワイドショー的な視点だけで見るのではなく、現代の資本主義における市場至上主義的な「新自由主義」の問題点を1970年代以降の歴史の流れの一環として捉えることだと思います。「耐震強度偽造問題は、市場原理主義がもたらす害悪の氷山の一角である」、というのは果たして言い過ぎなのでしょうか・・・。

 小泉首相が靖国神社に参拝したことに対し、中国・韓国が反発しています。中国では、またもや反日デモが起こるのではないかと懸念されており、在中邦人への影響も心配されます。

 ところで、小泉首相の参拝に対するアジア諸国からの反発をどう捉えるべきなのでしょうか。まず言えるのは、「内政干渉」という言葉だけでは済まされないということです。たしかに、中国・韓国の日本への警告は一種の内政干渉であります。他国が日本の政策に対して干渉をする、これは常識的に考えても問題です。

 しかし靖国問題を、「他国からの内政干渉だから首相の参拝は問題なし」というように考えるのはあまりにも単純すぎるのではないでしょうか。アジア諸国が、なぜあれほどまで参拝に反対しているのか、また日本はそうした声に対して果たして誠意のある姿勢を行動で示しているのかを考えると、現状では中国・韓国の主張の方に一理あるといえるでしょう。

 小泉首相は靖国参拝を私的参拝であるとしており、憲法上問題はないとしています。私はここで憲法上の解釈を議論するつもりはありませんが、たとえ小泉首相自身が私的だと考えていても、一国の首相がとる行動が外交上どれだけの影響を与えるのか、また本当に私的だと考えているならば、「小泉純一郎」という日本の一個人により、外交はもとよりアジア諸国の人々に対してどれほどの不快感を与えているのかという事の重大性を自覚する必要があるでしょう。

 小泉首相の良識ある行動を望むところです。

衆議院議員選挙(2)

 自民圧勝という結果となった今回の衆議院議員選挙ですが、政権交代を狙っていた民主党の議席が大幅に減少したことで、「反自民」の人にとっては今後の政治への失望感が強と思います。

 ところで「反自民」で「無党派」の私からすると、今回の衆院選での民主党の衰退ははそれほど大きな問題とは思えません。そもそも自民党と民主党の違いなど、私からすると微々たるものとしか思えず、憲法改正といった将来の国家像は両党とも一致している部分が多いのではないでしょうか。どちらの党がどれだけ議席を獲ろうとも、私としては日本における右傾化を止める事など不可能だと感じています(とはいえ、民主党のほうが若干「マシ」だとは思いますが)。そもそも二大政党制自体が少数意見を無視するものであり、国の将来の行方を二者択一式で選ぶことなど、反民主主義的だと思います。

 今回の選挙で共産党は「確かな野党」の必要性を訴え、改選前の議席を確保することができました。私は共産党の支持者ではありませんが、与野党を問わず主流となりつつある社会的弱者を犠牲とするような「合理化」「効率主義」に対抗する勢力・世論の形成が、今こそ必要ではないでしょうか。「時代の変化に対応して・・・」などという主流派の主張にただ流されてはいけません。

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