東北アジアの平和 一在日コリアンの願い

隣同士仲良くしないとね。 引越しできないんだし。

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延辺旅行記 3.ホテル

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 権君と狛肉料理を堪能した後、ホテルに戻り、翌日は白頭山登山に行くこと、午前5時半にホテル前を出発することを確認して分かれた。幸い、KBSの天気予報では、白頭山のところに高気圧があって、翌日は天気がよいらしいことも予想できた。
 この季節、旅行社のバスツアーがないということで、タクシーをお願いしようとしたのだが、タクシーは勤務時間のことや、長距離でしかも他県に行くということで問題があるとのこと。それで、そういう旅行をしてくれる人、要するに白タクということなんだけど、あらかじめお願いしていただいていた。
 それで、早く寝ようと、9時前にはベッドに入ったというのに、9時に電話がなる。
 「あんま必要ないですか?」アガシの声である。必要ないと断ったのだが、すかさず男に代わり、「アガシいますよ。マッサージ…」
 私、切れましたね。「私は明日早く起きて山に行く。すぐ寝るから、必要ない。だいたい、頼んでもないのに何で電話するんだ」と抗議。
 それで寝ようとしたのだが、とにかく、暑い。部屋のエアコンは切ってあるのだが、なにせ床がポカポカを通り過ぎている。それで、ばい煙で汚れた空気でもと窓を開け、それでも足らず、ドアを10cmほど開け、空気が通るようにしたのだが、それでもダメ。ああ、早く寝ないと… とあせるんだけど、とにかく暑い。ああ、どうしたものだ。だいたい、こんなに空気が悪いのになんという馬鹿げた暖房なのだと、延吉市民全部が恨めしい気持ちにさえなる。
 で、もんもんとしていたら、また電話が鳴る。時計を見たら、深夜0時きっかり。
 「もしもし、あんまは…」またアガシの声である。そして間髪いれず男に代わり、「マッサージ…」
 本当に切れましたね。「あんな、誰がたのんだんねん。頼みもせんのにこんな夜中に電話する馬鹿おるか」と。そしたら「さっきはあとでするといったでしょう」だって。さらに切れましたね。「二度と電話するな。」
 もう、腹立たしくなって、その勢いで、フロントに電話して、「部屋が暑すぎる、寝れない、何とかしてくれ」と抗議したら、「エアコンをお切りください」だって。「エアコンはつけてない。とにかく暑くて眠れん。なんならすぐに部屋に来て見てくれ。」
 しばらくすると、おばさんがやってきて、「仕方がありません。建物全部の暖房ですから。」
「で、このまま寝ろと? あなたじゃ話にならんから、ボイラーマンでも支配人でもいいから連絡してくれ!!」「ボイラーマンには『提議』しました。私ではどうにもなりません。」とにかく、二言目には『提議』したというのである。
 私は本当に切れてしまって、「ならば、どこでもいいからもっと涼しい部屋はないのか。こんな部屋では寝れない。提議したというけど、解決する気があるのか?解決しないで提議がなんだというのだ!!」「・・・・」
 なるほどなあ… こういうところに、共産主義の社会の抱える問題があるんだなあと実感した次第。もとより共産主義そのものに問題があるわけではないのだが、言うならば日本の役人根性みたいなものが全体化してしまったというのかなあ。
 で、私の抗議が只者じゃないと悟ったのか、フロントから電話があって、他の涼しい部屋に交換するとの事。私は、まずその部屋を確認したいといい、もう一度来た先ほどのおばさんと一緒に、交換するという他のフロアーの部屋に行くと、確かにそこは涼しい。多分、このフロアーには宿泊客がいなくて、床暖房が入っていないのであろう。すぐに了解して、荷物を全部持って引越しした。
 そしてベッドに入ったら、あっという間に寝入ったようで、午前5時の目覚ましまで熟睡。そらあ、疲れてましたもん。ソウルでは連日2時ごろまでお酒飲んで議論してましたし、前日も6時半に起きて空港に向かったし、寒い中を歩き回ったし…

 この日、白頭山登山から帰ってきて、インターネットが出来ないか尋ねたら、部屋で出来るという。でもパソコンを持ってきていないのでそれもかなわない。結局あきらめて、じゃあと思って国際電話をかけようとしたら、外線ができない。どういうことかフロントに聞いたら、電話をするためには、保証金を500元預けなければダメだという。
 実は、ホテルにチェックインする時も、保証金を1000元預けるように言われ、『はて、宿泊費が3泊で780元にしかならないのに…』といぶかしく思いながらも預けた後だったし、白タク代金が翌日もかかることから、「宿泊代の保証金を預けてあるのに、さらに、しかも500元もか?」と聞いたら、「規則でそうなっています。ほかのホテルもみんな一緒です。」だと。
 その答え方が、やっぱりいかにも役人的で、融通性も皆無といった按配。「あのね、ここは国際ホテルだよね。国際電話するのにそんなに不便だったらお話にならないじゃないの。」「規則です。」
もう、あきらめましたね。
 ああ、こういうの、だんだんと是正されていくんだろうけど、正直、気分悪いなあ…とため息。

 で、やっぱり疲れているから、早く寝ようと思ってシャワーを浴びようと思ったら、電話がなる。午後9時きっかり。昨日と同じ時間。
 白頭山に向かう途中、権君と昨夜の一件を話した時に、『マッサージにも売春のやつが多くなっているし、それだと思う。』ということは聞いていた。私も、多分そうなんだろうと察しはついていた。
 「お客さん、マッサージどうですか。」やはりアガシの声である。私が無言でいると、今度は男の声で「女の子いますよ。」だって。私が、昨日同様、頼んでもいないのに…と言いかけると、「オーケー、オーケー、部屋のほうに…」これには本気でぶち切れましたね。
「なにがオーケーなん? 昨日も言ったはず、頼みもしないのに電話するんじゃない。二度と電話よこすな!!」と怒鳴って電話を切った。
 で、ホテルの案内書や広告のたてを見ると、内線番号で二種類のあんま屋さんが載っていた。一つは足部按摩を中心としたやつで本物みたい。でもうひとつが、女性の水着姿の写真があって、いかにも売春っぽい。多分、これなんだろうなと合点。
 で、彼らは宿泊客の情報は多分全部つかんでいて、私みたいに、韓国人で一人で宿泊しているのだから、当然女性が必要、なんていう判断をされていたんだろうね。

 思い出すのは、91年4月のこと。在日韓国青年同盟の活動家だった私は、長い間、旅券の発給をあきらめていたのだが、87年6月の民主化宣言、大統領直接選挙、88オリンピックなどを経て、韓国の民主化も相当進んだという判断から旅券発給を申請し、6ヶ月待たされた挙句にやっと発給していただき、13年ぶりに韓国を訪問した時のこと。この時は、チョンノのホテルに宿泊したのだが、私がチェックインした時に、「アガシが必要ですか」と聞かれたし、夜、やはり電話があった。それは、ストレートに売春そのものであった。
 いずれにせよ、そういうニーズがあってこそ成り立つ商売。そういう商売は、韓国からの移入なんだろうということも容易に推測できる。
 92年8月の韓中国交樹立以来、たくさんの韓国人が中国に来て、いまやその数は60万人に上るという。主には北京、上海、天津、青島、大連などの大都市に来ているのだが、朝鮮族自治州である延辺にもその数が多い。それに併せて、カラオケやクラブなどの遊興店も進出してきたという話は聞いていたが、マッサージと称する売春もそうなんだろう。いやはや、情けない話だ。
 日本人が韓国をはじめアジア各地で売春ツアーをしてきて、韓国でも女性団体や宗教団体が問題視して抗議していたのに、いまや、韓国人も同じ。アジアはいうに及ばず、オーストラリアやカナダ、アメリカのような移民の国にまで。しかも、売春業を現地で始めてしまうなんていうのは、国の恥としか言いようがない。

 で、中国では売春が合法であるはずもなく、翌日権君に聞いたら、買ったほうも売ったほうも両方罰せられるとのこと。そして、新しく来た韓国人が、中国で問題のある行動を取るために、朝鮮族にはすごい迷惑だということも話してくれた。
 この、新しく中国に住み着いている韓国人のことについては、別に書きたいと思う。 


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