現代美術と骨董のお話

僕がブログを見るのは、毎週金曜日。コメントの回答が遅くなります。ご容赦下さい。

現代美術

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

イメージ 1

イメージ 2

12月、師走です。
1年が早いことです。

昨日、名古屋駅周辺を車で移動。
世の中はクリスマス、年末に向けて勢いを感じました。

私のブログも今年最後の超目玉企画で快速です。
加納光於氏作品のご紹介です。

旧作インタリオを3作品続けてご紹介しましょう!

『流れのなかで』(In the Stream) 1961年制作 Ed.5
『慄える鹹水(かんすい)』(Salt Water Shudders) 1960年制作 Ed.5
『花・沈黙』Ed.5のEA 1960年制  当時の摺りで、大変な珍品&超名品です。

滅多に見られませんヨ。


――・――・――・――


加納光於のインタリオ・超名品!

旧作インタリオです。

『流れのなかで』(In the Stream)
1961年制作  インタリオ  Ed.5 
イメージサイズ 377×423mm(レゾネの表記より、現物は数ミリ小さいです)

インタリオ、殊にモノクロの旧作は数量が少ないです。

当時全体の芸術動向の評価の高さも加味して、
価格が一層高くなっているわけです。

これらの旧作は、雁皮紙の上に摺られておりますから、
地の色は、渋くて薄い紫色に見えます。
非常に品が良いです!
(画廊主コメント抜粋)


――・――・――・――


雁皮紙による、紫がかった品の良さは、
画廊主コメントにもありますが、
画像ではお伝えしにくいのです。う〜ん残念!

絵がイイでしょ!

何かの固体が流れの中で溶けていくようですね。
加納作品の中では随分具象的?
なところもいいです。

加納氏は銅板の腐食が、
腐食液による流れの中で変化していく様を見つめ、
その時間とともに物質(銅板)が溶けた流れを、
定着させました。

進む時間、進んだ時間、溶けた跡、溶けていく物質、…
時空を一瞬捕まえた。

消滅と生成の過程を
流れの中で定着しました。

絵がいいです。

この時代の作品はEd.5と刷り数が少ないです。
今となっては貴重な作品です。

加納氏が自ら刷ったこと。
加納氏独自のやり方だったことが大きな要因です。

そして50年代60年代にこの作品を多く刷っても、
売れませんでしたでしょうネ。


――・――・――・――


以下の文章は、
版画藝術 76  特集/加納光於 色彩の光芒 1954―1992
より、インタビュー記事の抜粋です。ご参考にして下さい。

質問者:
銅板の上に何かのイメージを描くというよりも、
むしろ銅板という金属やインクなどの物質に興味を持っておられたのですね。

加納氏:
「銅版画というのは、ひとことでいえば「金属をめぐる思考」だと思います。
銅版画のことをフランス語ではオー・フォルト、
「強い水」といいます。
この言葉の力点の置き方が面白い。
つまり版画ではなくて腐食液のほうに重きを置いているわけです。

硝酸という「強い水」の中で獲得される時間のすべてが自分に関わっている。
そこから先に現れる絵というもの、
その自分の見えない時間を解く鍵として存在する。」

質問者:
初期の作品群を見ていて、銅版画を始めれた最初の僅かな数点だけしか、
具象的な何かのイメージを描いておられないことに気がついて驚きました。
そうしてみると、その後は全く、
かたちの描写のために筆やニードル(針)は使われていないのですね。

加納氏:
「イメージを描くということ、
順々に構築していって、
そこに見ようというのでは間に合わないという気持ちがありました。
瞬時に発現してくるもの、
生成の一瞬を希(こいねが)うことに惹かれていったと思う。」

――・――・――・――


次回以降もこの記事を抜粋してご紹介をしていきます。
徐々に加納ワールドが見えてきますよ!?

良い週末をお過ごし下さい。

(追記)
コメント欄もお読み頂ければ、と思います。
加納氏は言葉と形の境界線を見つけた、
とどこかで語っていた記憶があります。

この言葉に私は随分衝撃を受けました。
それが私の加納氏作品へのアプローチになっています。
加納氏はそのことに気がつかれる前に、
表現していた、求めていた、と。

狭い見方にならぬようにですが・・・。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

蒐集歴2年9ヶ月の私が随分記事を書いてきました。

不遜な物言いも力ずくの纏めも、
勘違いも思いつきもガラガラ・ポンも、
と色々ありましたでしょう。

現代美術・骨董に少しでもご興味を持って頂ければ、
私のブログの意味はありました。

その後の勉強はご自身で。

前回記事に続いて今回も
ブログ扉を大好きな作品画像で埋めます。

(書庫で作家別にしていませんゆえ、
こんな企画も一興とお許し下さい。)

豊嶋康子氏作品です!

私の蒐集作品数では、一番の作家です。

豊嶋康子氏は現在

美術館は白亜紀の夢を見る  10月7日〜12月24日  埼玉県立美術館

第3回 府中ビエンナーレ  10月21日〜12月24日  府中市美術館

に作品を出展しています。

来年1月には、秋山画廊さんにての個展開催です。
忙しいことでしょう。どんな作品か楽しみです!

お近くの方は出掛けてみて下さい。

記念の気合の400記事です!!

第一画像は、豊嶋氏のデビュー作(マークシート)の画像です。
初個展で、豊嶋氏は一躍『ART TODAY』に抜擢され、
その年の秋、軽井沢の高輪美術館(現・セゾン現代美術館)に出品されました。

このカタログを私は随分探し、購入しました。
作品については、機会があればいつか書きますね。

画像の一部は、作家HPより
http://www.h3.dion.ne.jp/~yasukoto/
拝借致しました。
伏してお詫び申し上げます。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

400記事へ向け、
勝手に祝いムードです。ガハ。

お陰様で、大好きな作品ばかりを掲載して参りました。
皆様にご覧頂けたことが何より心強く、
本当に大感謝をしています。

有り難うございます。

扉を大好きな作品画像で埋めよう、
と。

(書庫で作家別にしていませんゆえ、
こんな企画も一興とお許し下さい。)

西本剛己氏作品です!

纏めて観て頂けるいい機会かも、
と勝手に思い込み企画致しました。

最終画像は画廊主殿所有作品です。
後日、再度記事掲載を致します。

次回は、祝400記事!
豊嶋康子氏画像で埋めます。

yuさんブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/yuqi2006inc
に動画作成記事がありますが、
どうもgifファイルにすると画質が落ちます…。
下名使用の8年前のデジカメ解像度では?
12画像は、手動でスクロールしてみて下さいね。

皆様良い週末をお過ごし下さい。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

このところ変化球記事でした。

ビフテキばかり食べている人はおそらくいません?
カレーも焼きソバもオムライスも唐揚もハンバーグも
たまには食べたくなりますからね…。
(う〜ん、貧しい食生活が)

紅葉シリーズでは、
上高地の画像を掲載と考えていましたが、
画像デーダーが見つかりません。

見つかりましたら記事を掲載致します。

楽しみにして頂いている方もみえました。
お詫びに大奮発します。

トッテオキの作品を掲載致します。

久しぶりの現代美術記事ゆえ長いです。

中村一美氏の作品です!


――・――・――・――


初期のY字では、縦長の画面を、
Yによって3つに分割し、色彩と言うよりは線の連なりの差異によって
それぞれ別の空間を表出し、それらを一枚の画面の中に置く。

そうすることによって、均一ではない複雑な画面構成を、
一見非常にシンプルなYと言う文字を利用し、
これまでにない絵画空間を中村さんは生み出してきました。

それが発展しグリッド(格子)の展開となり、
次に始まったのが『C-opened』です。

『開かれた−C』と言う意味ですが、基本的に画面が横長のものが多く、
1990年頃から描かれた『破風』(はふ)と言う作品から進展して
制作されるようになりました。

これらは単に絵画を記号化し、
芸術的な理論上からだけで描かれたわけではありません。

中村さんの母方の実家ではお爺さんが養蚕をやっていたらしく、
子供の頃良く見た、桑の木の形態(Y字)からまず始めは絵画化され、
そのY字が折り重なりグリッドへ、
そしてまた『開かれた−C』と言うのは
葡萄棚の形態がヒントになっているらしいのですが
(中村さんのお爺さんは山梨県に在住しておりました)、
画面をギザギザの複雑な縦の線によって分割し、
今度は線によってだけではなく、
色面の差異をも絡ませながら、
かなりスピード感のある作品を創り始めました。

それが1990−1993年頃のことでした。

その後はもっと複雑で、
難解な絵画の領域に踏み込んだ『連差−破房』と言う、
これまで誰もやったことのない冒険に臨んだのですが、
ちょっと長くなりすぎますので、後は省略いたします。

『開かれた−C』に限らず、Y字に関しても、
ここ数年別の形で中村さんの絵画に登場するようになりました。

これは何も自己模倣ではなく、セザンヌやマティスが、
静物や女性、時には風景を描くのと一緒で、モチーフは同じでも、
その時々によって描き方を替え、
新しい別の世界を生み出す一つの方法に過ぎないのです。
(画廊主コメント抜粋)


――・――・――・――


この作品は初期のY字に似ています。
そして今の技術により描かれているのです。
う〜ん、ここ大切です!?

過去にご紹介した中村一美氏作品です。

http://blogs.yahoo.co.jp/gigei10/38362934.html

http://blogs.yahoo.co.jp/gigei10/17118146.html

http://blogs.yahoo.co.jp/gigei10/13753359.html

http://blogs.yahoo.co.jp/gigei10/11565025.html


――・――・――・――


中村一美の傑作

この作品、一昨年のお正月明けすぐに開催した、
中村一美さんの個展の折に出品した作品なのです。

その折、購入して下さったお客様が、
事情があり手放されることに…私が買い取ることに。

中村一美  題 輝く緑のアゼガヤツリ
技法 アクリル 綿布  サイズ 722×607mm(20号)
制作年 2003年  状態 抜群 Mシール付

中村さんの、このようなタイプの作品は、
いわゆる「Y字」と呼ばれるもので、1983年から始められ、
1985・6年まで制作されましたが、
その時期の作品は非常に貴重で、現在ではほとんど入手は困難です。

また価格も、新作の倍出しても欲しいといわれる方もいらっしゃいますが、
それでもちょっと…で、また、1993年から、同じく「Y字」でも、
少し違った描法で新たに描かれ始められたものもありますが、
これもまたプレミアがついていて、
なおかつ入手が困難な状況です。

ですから、一昨年の個展では、
このようなタイプの作品はすぐに売り切れ、
またほとんどの小品が一週間以内に売約済みとなりました。

第4画像、地のマティエールもさることながら、
バシッと決めたY字の力強さ、こういうの、中村さんならではです。

白と、メタルの黄緑が、非常に爽やかです。う〜む!
(画廊主コメント抜粋)


――・――・――・――


メジャーになるとは、
一般論は、ウケを狙う、媚びることなに繋がります。

分かり易く、親しみ易く、軽く(お手軽)、と。

そんな土壌からはいいものは生まれにくいです。
そして現れては消えていく・・・。

しかし、いつの世も気合が入る時が巡ります。
そんな息吹を感じる作品がいいですね。

そんな作品は、なかなか同時代では受け入れられません。
大体が後から評価がやってきます。

今の時代を踏まえ新しい価値をどこに見い出すかの
挑戦が無ければ面白くありません。

だからこそ難しくなります。
それがマスターベーションでは困りますが・・・。

自分の信じるにたる美を作家氏は追求されています。
蒐集者もそうだ、と思います。

小林秀雄氏の言葉に「美は信用であるか、そうである」と。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

連休は、如何お過ごしでしょうか。

東海地方は概ね好天に恵まれ、
行楽日和の3連休となりました。

美しい国を満喫されましたか。

一方では、低気圧が猛烈に発達して、
東北、北海道では、大荒れの天候となりました。

その地域の皆様にはお見舞い申し上げます。


――・――・――・――


秋の企画のトリを飾るシリーズです。

何かを感じていただける作品をご紹介します。
下名の超お宝級です。

これが現在の私の力量ですゆえ、
後は皆様へのプレゼンを粛々と、
な〜んてしませんからね。ギャハ。

このシリーズはしつこく、どんどん、とご紹介です。ガハ。


――・――・――・――


柳 幸典のアントファーム・日の丸です!

作家名:柳 幸典
作品名:「Hinomaru Ant Farm」series6
1996年制作
サイズ 251×360×17mm(チューブ部分は含まず)
技法 色砂 プレキシグラス 蟻

これはもう、余り説明する必要はないかと思いますが、
ほんの少しだけ……柳さんの、
これまでの代表作といえば「The World Flag Ant Farm」かと思います。

この作品は、世界中の国旗を、プレキシグラスの中に色砂で造形し、
壁に展示した後チューブでつなぎ、
そこへ蟻を放つというものです。

砂は結構硬くセットされておりますが、
生きている蟻は自らの営みを日々遂行し、
やがて美しい国旗は、蟻が砂を運び出すことによって、
もろくも崩れ去ってゆくのです。う〜む?

国旗という、国家の権威を象徴するものが、
蟻(=小さな存在である、一国民)たちの
日々の営みによってその姿を変えてゆく…それが何を意味するのか?

きっと個々人によって受け取り方は変わるんでしょうね…

今回出品の「日の丸」、
表はまだ形をとどめておりますが裏から見れば…第3画像!
(これ、絶妙です!!:下名コメント)

ではでは、この作品は、現在の日本をどう見ているのか?…
貴方自身の考え方によって、
その見え方も変わってくるかと…
(画廊主コメント抜粋)


――・――・――・――


私が書くことは、ありません。
このシリーズ大体がこのパターン…。

柳幸典氏のHPは次のURLです。

http://www.yanagistudio.net/

下記の記事も大変分かりやすく参考になります。

http://www.sannichi.co.jp/SHIRYOKAN/20030805.html

以前ご紹介した柳氏作品の記事です。
見て頂けましたならば、嬉しいことです。

http://blogs.yahoo.co.jp/gigei10/27285295.html

http://blogs.yahoo.co.jp/gigei10/28739746.html

http://blogs.yahoo.co.jp/gigei10/37840126.html

http://blogs.yahoo.co.jp/gigei10/37840487.html

開く トラックバック(1)


.
gigei10
gigei10
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

過去の記事一覧

友だち(17)
  • やまさん
  • 山半
  • すなべしょう
  • センポ
  • らべんだー ^^☆
  • sna愛per
友だち一覧

標準グループ

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事