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ラミーを中心に、筆記具紹介。
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ラミー2000バカ その参

事のついでに、少しマニアックな話をしてもいいかな。ダメと言われても、もうしちゃうけどね。

ラミー 2000に採用されているプラスチック素材を見てみよう。カタログやネットショップの説明に、

素材:マクロロン

て書いてあるよね。「マクロロン」っていうのは、ドイツの総合化学品メーカー、バイエル(Bayer)社の商品名なんだ。バイエル社は、日本でも知られているベイヤー製薬の親会社ね。バイエルとかベイヤーとか、ドイツ語発音か英語発音かの違い。
 
で、「マクロロン」 って何?だよね。これ、ガラス繊維強化ポリカーボネートっていう、プラスチックの一つなんだ。日本にもポリカーボネートを生産している会社はあるけど、やっぱりドイツのLAMYはドイツのバイエルのポリカーボネートを採用するよね。
 
このポリカーボネート、ペンの胴軸に採用されている事例は、実はあまりないんだよね。21世紀初頭の今現在、ペンの胴軸に採用されているプラスチックで多いのは、PMMAとASかな。

余談だけど、ポリカーボネートはPCて表記もする。日本だとポリカて言ってたりもする。

PMMAは一般的にアクリルと呼ばれているやつ。30cm定規によく使われてるよね。15cm定規にもね。ASは100円ライターの燃料が入っているタンクの部分に使われ
てるね。(まだ100円ライター売ってるかな?)

だから、ポリカーボネートを採用したLAMYという企業、またはラミー2000をデザインしたミューラーという人は、結構チャレンジャーなわけよ。しかも50年くらい前の話だから、かなりの冒険だったんじゃない?
 
じゃどうして、そのPMMAやASがペンの胴軸に多く使われて、ポリカーボネートはあまり使われないの?って疑問が湧いてくるよね。(湧いてこなくても湧いてくる事にしてね。) 多分、コストとプラスチックの性質が理由かな。あ、これは筆者の勝手な推測って断っとくよ。
 
一般的に、ポリカーボネートは、PMMAやASより高価なんだ。

それと、ポリカーボネートって、表面が柔らかくて傷が付きやすいんだ。お気に入りのペンが、筆箱やカバンの中でこすれるだけでキズついたら、気分悪くなっちゃうよね。キズを目立たせないようにヘアラインの模様になってるのかなあ?なんて勘ぐっちゃう。実際、ラミー2000を手に取ると、何となく柔らかい感触しない? サファリなんかと比べると、違いがよくわかると思うよ。ああ、サファリに使われてるプラスチックは、ABSっていうまた別の種類のものね。
 
そうすると、ポリカーボネートっていうプラスチックって全然ダメじゃん、って思うよね。でもね、ポリカーボネートは弾力あるんだよ。だから、ラミー2000を落とした場合、キズつくことはあっても、
バキーっとひび割れたり、粉々に砕けることはないんじゃないかな。他のパーツが壊れたら終わりだけどね。

最後に重要事を書いとくね。
ラミー2000愛用者の多くが、経年変化で艶が出てくるって、喜んでるみたい。でもそれ、経年変化じゃないよ。ただの脂や汚れだから。試しにウェットティッシュで拭いてみたら?艶が消えるからね。

どのような素材でできてるか、何となく分かった?

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キャップをしてるとサインペンのような安っぽさ。ラミー2000万年筆。

イメージ 2

ところがキャップを開けると、シャキーン。ラミー2000万年筆。このギャップがいいね!

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ラミー2000バカ その弐

前回に引き続き、ラミー2000バカです。今回は、ボールペン(BP)とタクサス&ブラックウッド(どちらもボールペン)の違いを見てみましょう。

1.胴軸の素材
2.重さ
3.リフィル
4.継ぎ目、ネジ
5.尻軸

ノーマル、レギュラー、普通の、基本形の2000ボールペン(BP)は、ポリカーボネートという合成樹脂が胴軸に使われている。そう、プラスチック。うーん、なんとも現代的。遠目には備長炭に見えなくはない。

一方、タクサスとブラックウッドの胴軸は木だ。タクサスは、西洋一位(または櫟)。ブラックウッドはグラナディラ。黒檀とは違いますよ。うーん、自然の肌触り。これ大切。
無機質な職場に、ささやかな安らぎをもたらしてくれる(ことにしておこう)。タクサスは、柔らかさや円やかさが感じられます。ブラックウッドは硬いです。

重量はBPが軽く(17g)、タクサスとブラックウッドが重い(35g)。なんと、倍以上の重さ。木だと軽いはずなんだけど。多分、胴軸の内側に真鍮の管を入れてあると思います。このずっしり感は、うまい具合に高級感を醸し出す重要な要素となっています。このボールペンに限らず、小さいけれどずっしりしていたり、密度が高かったりすると、なぜか高価な代物と思ってしまうでしょ?これは、庶民感覚?富裕層の人たちも同じ感覚ですよね?

リフィル(替芯)は、ラミーのM16。黒、青、赤と3色ある。私は、BPに青、タクサスに赤、そしてブラックウッドに黒を入れている。正直なところ、4色ペン要らないくらい。しかし、4色ペンも有するところが、ラミー2000バカのラミー2000バカたる所以。

同じ単色ボールペンでも、継ぎ目の位置は少し違う。BPは胴軸の真ん中に継ぎ目があり、その胴軸にネジが切ってある。胴軸とネジが一体なんです。タクサスとブラックウッドは、先っちょの金属部と胴軸とにハッキリわかれる(写真参照)。胴軸の内側には真鍮のネジがねじ込まれている。締まりは金属に分があるかな。

デザイン的に違いが分かるのが尻軸です。BPは胴軸と同じプラスチック。タクサスとブラックウッドは、先っちょと同じパラジウムコーティングを施したステンレス(だよね)。でLAMYて彫ってあります。(写真参照)。ラミーにしては主張し過ぎのような気がしします。この尻軸も胴軸と同じ木で出来なかったのかなあ。

3者3様、いずれも魅力的なボールペンです。ズバリお薦めは? Well, let me think for a while.

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ラミー 2000 バカ その壱

最近アマゾンから、私宛に連絡が入った。「森林伐採が生態系に悪影響を及ぼしている。」とか言う類のものではないです。数年前にレビューした商品についての問い合わせです。そう、そっちのアマゾン。

ラミー 2000 タクサス
LAMY 2000 Taxus

と言うボールペンについてです。

質問: ラミー2000の4色ペンは、継ぎ目のネジが壊れやすいようだが、タクサスは大丈夫か?

回答: 大丈夫!

質問くださった方が仰る通り、ラミー2000タクサスの情報は、ほとんどネットに上がっていないのですよ。4色ボールペンの情報は、「もうええ」と言うくらい氾濫しているのに。

ラミー2000シリーズのペンを所有し、なおかつ使用している身としては、少しでも皆様のお役に立てればと思いましたので、ラミー2000について、今後数回にわたり書いてみます。

本日はその壱。

私の所有するラミー2000ボールペンは、以下の通り。万年筆も使ってるけど、比較対象外。

ボールペン (BP)
4色ボールペン (4C)
ブラックウッド
タクサス

今回は、ボールペンと4色ボールペンの違いを見ます。

1. 胴軸の太さ
2. リフィルの品番
3. ノックの感触
4. 継ぎ目のネジ

1. 軸径はBP、4C、どちらも約11mmと紹介されている。ただBPは細っそりしていて、4Cの方が全体的に太い。先っちょの丸味を見るとお分かりになると思います。4Cの方も、4色ペンとはしては細い部類ですよ。

2.BPのリフィルはM16。書き味はヌラヌラ。大容量で、なかなか減らない。4Cのリフィルは悪名高きM21。書き出しはほぼ100%の確率でかすれる。このリフィルのサイズは、所謂4c規格で、他社のものも使えるので、日本人では日本のメーカーのリフィルを使う人が多いと思います。
(M16やM21というのは、リフィルの 品番。)

3.ノックの深さは、同じようなものでしょう。(計測はいっさいしていません。)BPと4Cはまったく構造が別もので、手先、指先に伝わる感覚もまったく別です。BPはカチッ。4Cはジャギー。個人的には、BPの方が良い。数値には現れない、この違い。大切です。

4.継ぎ目のネジ。ネジを語る前に、言及すべきは継ぎ目。こんなところに継ぎ目があるとは、最初は驚いた。継ぎ目が分からないくらい精巧に作ってあるのです。(下の写真参照ください。)

はい、ネジの話です。形状が違います。BPは、開閉に3回転必要。BPの方がノック時の圧力が、先っちょの(継ぎ目のネジ)にかかるため、しっかりと継ぎ目を締める必要があるからでしょう。

一方の4Cはどうか。開閉のための回転は1回転と4分の1です。意外とゆるい感じがします。じつは、私の勝手な思い込みで、ノック時の圧力は4Cの方が高いと思っていました。何しろ、ノックの音がジャギー!ですから。しかも、少々重たい。がしかし、4Cはノック時の圧力が、先っちょにまったくかからないのです。つまり、先っちょのパーツをはずしても、ノックは機能するのです。BPだとそうはいきません。

そこで湧いて出た疑問があるのです。ノック時の圧力が一切かからない4Cの継ぎ目のネジが壊れやすいのはどうして。私はてっきり、この圧力のせいだと思っていたのに。

ネジの壊れやすさには、恐らく個体差があると思います。または、製造ロットによってばらつきがあるか。あくまで私は個人の推測ですが、

1.先っちょのパーツの成形不良。ウェルトラインがある可能性がある。これは、プラスチック成形の専門的な話なので、読み飛ばして下さい。
2.ネジを切る製造工程で、ネジを深く切りすぎている。

と考えられます。

それでは、ユーザーとして、4Cの継ぎ目のネジが壊れないようにするにはどうすれば良いか?

1.開閉の回数を減らす。
2.きつく締め付けない。
3.優しく愛情を持って扱う。

3.は、お好みでどうぞ、という程度ですが、1.と2.は、真剣に検討すべき対策ではないでしょうか。先述の通り、ラミーの純正リフィルM21は書き味が今ひとつ。だから、日本のメーカーのリフィルを取っ替え引っ替えしてしまうのですね。あの三菱ジェットストリームのリフィルまで登場しましたから、交換したくなるのは止むを得ませんが、出来るだけ開閉しない方が良いと思います。

次回は、タクサスとブラックウッドについてのお話です。

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ノックとクリップ周辺の絵

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先っちょと継ぎ目の絵

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パイロット カスタムのクリップは玉になっている。これがカスタムのシンボルとなっている。アイデンティティだ。わたしの好みではない。もう少し処理の仕方がないのかなあ、と思ってしまう。でもこのクリップに目を瞑ってでも手に入れたかったのが、このカスタム823だ。

1. インク吸入方法が独特。
2. インクタンクが大容量。
3. ボディバランスはややリアヘビー。
4. 何色にするか結構迷った。
5.  飛行機にも持ち込める。これが購入動機。

万年筆のインク補充方式は、カートリッジ式かピストン式かが定番。カスタム823のインク補充方式は、定番ではない。パイロットの能書きでは、P式となっている。プランジャーなる方式だ。

カートリッジ式は、インクカートリッジをグッと押し込む。ピストン式は尻軸をクルクル回してインクを吸い上げる。プランジャー式は、胴軸に組み込まれた棒を引っ張り出して押し戻して、シュワーとインクを吸い上げる。分かる?分からなくても大丈夫。ベッキーの不倫騒動と同じくらい重要じゃないから。

胴軸すべてがインクタンクになっている。大容量タンクだ。パイロットの公式発表では1.1mg。大容量と言っても所詮筆記具だから1.1mg。それでもなかなかインクが減らないよ。

プランジャー式の構造上、鉄の棒が胴軸に組み込まれているため、少し重い。その上、インクを満タン吸い込むと、筆記時のバランスが良くないのでは?と、気になった。杞憂に終わる。私の書き方、持ち方では、ちょうど良い塩梅だ。

このカスタム823のカラーバリエーションは、黒、茶、透明と3色ある。どれにしようか、結構迷った。ここで言う「結構」の長さは、2週間くらい。各色一長一短だ。

透明:インク吸入の瞬間をじっくり観察できる。が、安っぽい。
茶:万年筆界を見渡しても、茶(琥珀)色は少ないので、いちびれる。が、透けて見えるインクが、汚い。
黒:とてもオーソドックス。所謂仏壇カラー。しかし、実は黒ではなくスモークなんだ。かすかに透明感を残している。ここに痺れた。ということで、これに決定。

では、どうして823を購入したか。飛行機に持ち込めるから。出張で定期的に飛行機に乗っていた(過去形)。気圧の関係で、普通の万年筆だとインクが飛び散る危険性が高い。実際のところ、今まで飛び散るほどの惨事は経験がないが、それに近いハプニングはあった。飛行機降りて最初の訪問先で、万年筆で書こうとしたらインクの出が良過ぎて、太字のマーカーで書いたようなデカイ字になったことがある。この気圧の変化の影響を受け難いのが823なのだ。本当に大丈夫。

でもね、飛行機に乗る機会が、最近めっきりなくなちゃった。それでも私の823は、毎日職場で大活躍中。

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尻軸をクルクル回し、棒をシューっと引っ張り出す途中の絵。

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中が透けて見えてるでしょう?この写真を撮るのは難しかった。

イメージ 4
ペン先(ニブ)はこんな感じ。

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もうすぐ春節。旧正月。2016年は2月8日から。正月前の忙しなく楽しいこの時期に、台湾の台南では、死者が出る大きな地震に襲われました。頑張れ台湾。

本日は、ウォーターマンのセレニティブルーを取り上げます。万年筆のインクの事ね。

⒈ 万年筆のインクは、青に始まり青に終わる。
⒉ セレニティブルーはフロリダブルーだった。
⒊ フロリダブルーは、フロリダの海の色?

万年筆のインクは青が基本だ。誰が言ったか知らないが、万年筆のインクは、青に始まり青に終わる。(ひょっとすると、私が言い出しっぺかもしれない。)とにかく、インクメーカー各社、必ず青系インクを揃えている。単にブルーと称するのではなく、ロイヤルブルーや、何々ブルーと名付けている。各社微妙に色味を変えてきているので、色々試したくなる。そして使い切れそうにない量の青系インクが溜まって行く。そう、インク沼というやつだ。

Watermanの青インクはSerenity Blueという。他にも数種Blue系インクがあるが、普通の青に近い青インクはSerenity Blueだ。セレニティって何?穏やかという意味らしい。穏やかな海、湖、または池の青さなのかなあ、と勝手に想像している。

このSerenity Blueは最近まで、Florida Blueだった。最近って、2013年頃まで。成分や色は同じで、名前だけ変更されたようだ。で、このフロリダブルーという名前からしてフロリダの海の色だと、これまた勝手に思い込んでいた。しかし、さに非ず。

フロリダブルーという種のザリガニだった。ザリガニですよ、ザリガニ。

ネットで画像検索すると、真っ青なザリガニの写真が出てくるは、出てくるは。これだけメジャーなザリガニということは、私以外の大勢の人にとっては「フロリダブルー=青ザリガニ」だったのかと不安になる。青ザリガニより、聞きなれないけどセレニティブルーの方が響きが良いね。名前変更して正解。

それで、このセレニティブルーのインクはどのような青かと言うと、青い青である。A5ノート1ページに、このインクで文字を敷き詰めても目が痛くならない、それでいて明るさは維持している、そんな青だ。ラミーの青とペリカンのロイヤルブルーの中間くらいか。わかる人にはわかる。よね。

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リコーGX200で撮影。ペンはアウロラ88。紙はミドリのMDペーパー。

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