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インド。
ジャイプール。
町中をプラプラしていた。
特に目的は無かった。
インドの青年に声をかけられた。
その場でちょっとあいさつ程度の会話をした。
彼は店の店員だった。
「俺の店に来なよ」と言った。
行ってみた。
服屋さんだった。
(Tシャツ、ジーンズなどインドの伝統的な衣装でなくアメリカを意識した店だった。)
店に入り会話した。
30分くらい。
その間その店の商品を買ってくれとか言う話は一切出なかった。
チャイとマスカットの差し入れもあった。
凄い親切にしてくれてた。
そろそろ帰ろうとした。
「ちょっと待って、俺のおじさんはジュウタンの工場を持っているんだ。よかったら見に行かないか?
町で買うよりは安いよ。工場だから。」
っと言った。
間違いなく怪しいと思った。
97パーセントは怪しいと思った。
3パーセントの期待と、要らなかったら、自分が買わないという強い意志表示をすれば行くだけならいいかなと思った。
行った。
ついて行った。
オートリキシャーで行った。
廃屋みたいな所に着いた。
4F建てだった。
「ここが工場だよ。見ていきなよ」
と言われた。
案内された。
どんどん上に行った。
中は薄暗かった。
建物の中に入ってしまったなあと思った。
何かあっても逃げずらいなあ。
ちょっとまずいなあと思った。
薄暗い室内で少年達が手作業で仕事をしていた。
(そのときの写真が上の写真です。)
俺はヒンディー語で話しかけた。
返事が来なかった。
でも笑顔は返してくれた。
ここに連れて来てくれたインド人が言った。
「こいつらはヒンディー語がわからないんだ。カルカッタから来たから。」
と言った。
思った。
安い賃金で少年達をカルカッタから雇ってきたんだなと。
親から離れて学校にも行ってないからヒンディー語がわからないんだなと。
ん〜〜〜。
なんともいえなくなった。
その後、地球の歩き方などのトラブル事例そのままの事が起こった。
あきらかに高い値段でジュウタン、ストール、ターバンなどを買えと言ってきた。
なかなか外に出られなかった。
1時間30分位はその建物からは出してもらえなかった。
建物の中にはヨーロッパ系と思われる中年夫婦の姿もあった。
同じように物を売りつけられていた。
小さなジュウタンを買わされていた。
俺は、自分の意志を何度も何度も何度も貫き通した。
最終的に何も買わなかった。
無事、外に出られた。
結構、大変だった。
なんか、凄い疲れた。
しつこく売りつけられたからだろう。
あと少年達のことを思ったらよけいに・・・。
ん〜〜〜と思った。
*(ついて行った自分が一番悪いと思った。)
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