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ゴイシシジミ Taraka hamada
名前は裏のユニークな模様(碁石状)に由来するが、その生態も他に例を見ない。
多くのチョウの幼虫が「草食」なのに対して、この幼虫はまったくの「肉食」!・・・・
ササに付くアブラムシ(ササコナフキツノアブラムシ)を捕食する。アブラムシを捕食
するチョウの幼虫は他にもいる(例えばムモンアカシジミ)が・・・・・幼虫期を通して
肉食なのはゴイシシジミだけ。蝶の長い進化の歴史の中で、何が起きたのか?
独特の生態から、いつでもどこでも見られるチョウではない。出会いはむしろ偶然だ。
ただし発生地では多数が弱々しく飛び回るから、翌年もいるはずと思って出かけると
姿がない・・・まさに神出鬼没。それでもどこかで命をつないでいるはず。どうやって
アブラムシを追いかけているのだろうか? 競争相手がいない食性は生存に有利に
はたらく反面、極端な特化は危うい面もある。アリとの関係はどうだろうか・・・?
アブラムシと仲良しのアリにとって、ゴイシシジミの幼虫は憎き敵!のはずだが・・・
その関係についての具体的な観察例はない。ひょっとすると、甘露を与えてアリを
騙し手なづけているのかもしれない。アブラムシを食べてくれる点では、人にとって
ありがたい存在かもしれないが、ササは人にとって利用価値は少ない。
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2017年12月29日
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