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シータテハ Polygonia c-album hamigera
名前は後翅裏面の「Cに見える紋」に由来する。成虫で越冬するタテハチョウの仲間で
今頃はどこか雪の被らない場所で休眠しているはずだ。山沿いの住宅地に下りて来た
個体は、暖を求めて屋内のどこかで眠っているかもしれない。記録を見ると早い年には
4月下旬に目覚め、5月に入ってピークとなり、6月いっぱいまで生き延びるものもいる。
課題は他の越冬タテハ同様、いつ交尾するかということ。市内では秋に結構個体数が
多い割に交尾場面を見たことがない。越冬前か、越冬後か・・・秋の花に雌雄が同時に
訪れる場面をよく見るが、吸蜜に夢中で相手には無関心・・・ひょっとすると性的の未熟
なのかもしれない。秋型♂の縄張り行動が弱いのも、そのことを類推させる。
9月になって羽化した秋型は、初雪が降るギリギリまで花や腐果、獣糞などに
来るのが見られる。夏型に比べると、翅の切れ込みがより深くなり、裏面は閉
じるとさらに枯葉のように見える。鳥などへの天敵対策の結果かもしれない。
市内ではハルニレとオヒョウが幼虫の食べ物のようだ。カラハナソウ(クワ科)も
食べるという。このトゲを持った幼虫と成虫のギャップには、いつもながら驚く。
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