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ジョウザンミドリシジミ Favonius taxila
ゼフィルス(ミドリシジミ族)と呼ばれるシジミチョウの仲間で、♂の輝きは
「森の宝石」の例えにふさわしい。市内ではミズナラやカシワがある森や
山沿いの都市公園でも普通に見られる。ただ、小さいことや活動時間が
朝方中心であることから、この美しい「隣人」になかなか目がいかない。
「ジョウザン=定山」は、札幌の奥座敷と呼ばれる定山渓(温泉)に由来
する。明治から大正にかけ、札幌農学校が日本の昆虫分類学を牽引して
いた頃、中心にいた松村松年博士らが頻繁に調査に通っていた関係で、
今も「ジョウザン」の名前がつく昆虫は多い。さらに「定山」とは明治初期に
アイヌの案内で温泉を発見、開発した僧・美泉定山にちなむ。
ミドリシジミ族には、よく似た種がいて野外での判別はなかなか難しい。
慣れると♂の輝きが微妙に違うし、裏面の地色や後翅裏の橙色紋の
違いも判断材料の一つになる。年によって発生数に変動はあるものの
今は絶滅の心配はないようだが・・・宝石が見られない森はつまらない。
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