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北上してきた梅雨前線の影響で昨夜は雨となりました。連日の雨模様の
合間を縫って、アブラゼミが羽化し始めました。エゾハルゼミの声が消え
て2週間あまり・・・今年の札幌も夏のセミの季節になりました。
目の高さあたりには10数個の抜け殻がありました。朝までに羽化
したのでしょう。残念ながら成虫の姿は見られませんでしたが・・・
近くで鳴き声がします。ここ数年のアブラゼミの「初鳴き」記録を見
ると、2014年7月18日、2015年7月19日、2016年7月22日と、ほぼ
変わりません。本州では、もうクマゼミが鳴いているのかな?
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自然観察
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連日の雨模様になり、20℃そこそこの気温は涼しいくらいでした。北海道
らしい天候ですが、極端です。大雨になったり雹が降ったりと・・・全国的に
「異常」ですね。こんな時、虫たちはどうしているのでしょうか?
低い雲が垂れ込め、霧雨になっていました。 (五天山)
確かに虫は、ほとんど飛ばず。探すのも大変ですが、よく見ると・・・
甲虫類は硬い外骨格があるので、多少の雨は気にならないのかも
しれませんね。「堂々と」濡れていました。では、ほかの虫たちは?
ルリシジミやヒメウラナミジャノメは、不活発ながらチラホラ飛んで
吸蜜(シロバナシナガワハギ?)していました。鱗粉は大丈夫?
綺麗な花(名前は調べていません)に潜り込んでいたのはツメクサガの
ようでした。よく見ると吸蜜しているようです。しばらく見ていましたが・・・
出てくる気配はありません。雨宿りをしながらの食事は一石二鳥?かも
しれません。花も下向きなら雨の被害は少ないでしょう。花と虫の姿の
相関関係・・・やはり持ちつ持たれつで生き延びてきたのでしょうね。
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連日の猛暑、人はもちろんですが、カラスも暑いようです。
オオムラサキが飛ぶのを観察しようと粘っていたら、ハシブトカラスが
近くにやって来て、「何してるの?」という感じで、逆に観察されました。
しばらく傍にいましたが、ずっと口を開けたまま。声は出さず威嚇して
くるわけでもありません。黒ずくめのカラスは、もっと暑いのでしょう。
口を開けての体温調節? 犬のように舌は見えませんでしたが・・・・
止まったところを確認すると、カラスシジミでした。翅表が一様に
黒いことからのネーミングでしょうが、実際のカラスの黒とは明らか
に違います。ハルニレの翼果が豊作だった2014年に大発生しまし
たが、以降ほとんど見られず・・・・・そして2017年、またハルニレが
豊作になってカラスシジミは?と注目していました。ここでは6月中
には見られませんでしたが、ここにきて「大発生」の雰囲気。この
日も多数飛びました。幼虫の食樹であるハルニレの豊作と大発生
の因果関係は分かりませんが、今後も注目して見てみます。
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暑い日が続く中、早くもタチアオイの花が咲きハチが来ています。
タチアオイは真夏の花だと思っていましたが連日の暑さのせいか
あちこちで咲き始めました。住宅街や幹線道路沿いにも、たくさん
咲いていて、こんな所にも・・・逃げ出したものでしょうか?子どもの
頃には「コケコッコ花」と呼んで、鼻の頭にくっつけて遊んだ記憶が
あります。かなり前から市内に入っていたものでしょう。
来ていたのはセイヨウオオマルハナバチでした。食は十分あると
しても、住はどうでしょうか?アスファルトに覆われビルが立ち並ぶ
環境では「優良物件」は少ないはずですが・・・在来種が利用しない
ニッチに入り込むことで生き延びている現実があるように見えます。
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コンフリー(ヒレハリソウ)の花が満開になって、ハチが来ています。
多くはマルハナバチの仲間がやって来ます。よく見ていると
ほとんどのハチは、下から頭を入れるのではなく、花の根元
に直進して来るのが分かります。これは、やはり「盗蜜」?
やはりマルハナバチたちは分かっていて、蜜のあるところには
舌が届かないので、根元に穴を開けて蜜を「盗んで」いました。
セイヨウオオマルハナバチ(特定外来生物)は、「盗蜜」常習犯
ですが、在来のマルハナバチも同様な行動に見えます。しかし
実際に自分で穴を開けているのかどうか・・・? ひょっとすると
セイヨウが穴を開けたのを、ちゃっかり利用しているのかも。
コンフリー。明治時代に日本に入ってきたようです。札幌市内では
空地や道端、河川沿いで繁殖しています。筒状の花の姿からする
とチョウの訪花を期待したものでしょうか? 時期的には、エゾシロ
チョウが来ています。これだけ「盗蜜」されると繁殖に支障が出ると
思うのですが・・・その方がこれ以上広がらない? 外来種どうしが
せめぎあう光景・・・100年前には見られなかった生態系です。
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