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近郊の五天山の紅葉も見頃です。ベニシジミがまだ元気でした。
市内のベニシジミの「終見日」は? と思って過去の記録を調べると
11月3日が最も遅かった。越冬した幼虫は春に蛹になって、5月中旬
から羽化し始める。6月中旬に春型のピークがあり、7月中旬には姿を
消す。7月下旬から夏型が姿を現し、8月下旬にピークがくる。その後
10月中旬まで生き残りが見られるが、これは2回目の「夏型」かもしれ
ない。今年の「終見日」はどうなるだろうか?今のところ平地での雪は
なさそう。ひょっとすると今年は記録更新となるかもしれない。
赤トンボの姿はまだ多いが、元気がない。ひたすら日向ぼっこ。
食欲も性欲もないよう・・・もう役目を終えたのか?このあたりが
人とは違うところ。生殖能力をなくした後の人生は長くなったし、
それなりの役割もあるはず・・・かつての「ババァ発言」は当たら
ない。子や孫などに人生経験を伝えることもそのひとつだろう。
戦争を体験した世代が減っていくのは避けられない。その記憶を
とどめているのは、せいぜい当時の小学生だとしても、今は80歳
を超える。83歳になる叔母が、ホップ畑での勤労奉仕、校庭での
防空壕掘り、戦後の食糧難などなどを鮮明に記憶しているという
のは、子どもにとっての辛い体験だったからに違いない。そんな
思いを二度とさせたくないという、戦争を体験した世代の多くの声
・・・今のままの政治が続けば、その思いが無になりかねない。
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自然観察
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カツラにヤマブドウが絡んで、黄色と赤が同時に楽しめます。
おそらくハサミツノカメムシの♂だろう。この「ツノ」の役割は?
♂だけに発達していることを見れば、やはり生殖のための器官
なのだろう。昆虫は多くの場合、食欲・性欲、個体維持・種存続
のために何が有利かで想像すると分かりやすい。
ハチ類の多くは♂が♀の上にマウントする。そして大顎で首の
あたりに噛み付き、しばらく放さない。他の♂から♀を独占する
行動だろう。カメムシ類に大顎はないから、このような行動はで
きない。もし♀を独占したいと思えば・・・どんな姿勢が有利なの
か? あの「ツノ」の発達は、♀をがっちり挟んで放さないことを
くり返してきた結果なのかもしれない。ほかの昆虫の交尾姿勢を
比較することで、何か見えてくるものがあるような気がする。
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ススキもだいぶ色づき、秋が深まってきました。
調べて見ると、コウスベリケンモンという蛾の幼虫(上は終齢・下は
亜終齢)のようだ。ススキのみに依存する狭食性の蛾だという。この
後、蛹で越冬し初夏に羽化するはずだが、成虫は見たことがない。
アブラムシなどもいないようだから。やはり「蜜」を出しているの
かもしれない。ススキの花外蜜腺に集まるアリは初めて見たが、
多くの植物が花以外に蜜腺を持って、アリをボディガードとして
雇っているのだろうか? この日は蛾の幼虫がアリに攻撃され
る場面は見られなかったが、きっとどこかでススキ、幼虫、アリ
の攻防が起きているのだろう。それに寄生昆虫が参加すると、
さらに複雑な「食物連鎖」が組み立てられていることになる。
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手稲山では初冠雪、円山では雪虫が飛びました。冬間近・・・?
円山公園のヤチダモの大木が黄葉して、「雪虫」が集まっていた。
雪が降る前に飛ぶ「雪虫」には何種かいるが、ヤチダモに集まる
のはトドノネオオワタムシ。夏にトドマツで過ごしていたが、この
時期に寄主転換するために翅を持ってヤチダモに移動する。
雪虫が飛んでしばらくすると、初雪になる・・・古くから言われてきたことだが、
その「しばらく」には年によって「誤差」がある。雪虫も1回だけではなく、何波
かに分けて飛ぶようだ。いずれにしても初雪は近い。昨年の札幌の初雪は
10月20日だったが、今年はどうなるだろうか・・・?
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台風一過の秋晴れを期待して出かけたのですが・・・
ヌルデやツリバナ、エゾヤマザクラなどの紅葉が始まる中、
蛾の幼虫が紅葉を食べていました。まだ緑の葉が残って
いるのに・・・紅葉しても成分には違いはないのだろうか?
スコールのような雨が降ったかと思ったら、青空も・・・めまぐるしい天気でした。
そして夜には雷雨。まるでこの日が台風直撃かと思う一日でした。
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