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三角山の採石場跡に向かう途中、大倉山ジャンプ競技場に寄ってみました。
三角山の採石場跡はどうなっているのか、植生は回復しているのか、
来シーズンへの下見で訪れてみた。落葉が進んで見やすくなっている
はずだ。三角山への登山は、今は宮の森口と山の手口が多く利用さ
れているが、かつては大倉山側から入るのがメインで、こちらが「表玄
関」だったと主張する旧友がいる。果たして登山口はあるのか・・・
目立たない看板があった。今はあまり利用されていないのだろう。
駐車場もない。言われてみないと登山口だと分からない。どこかの
「新しい」登山道に合流するのだろうか・・・
札幌市の意味不明の看板。立ち入り禁止ではないようだが・・・
1958年に採石が始められたが、住民の反対運動などで1965年に
中止されたという。以来半世紀、切り立った安山岩の岩肌に植物
の姿はほとんど見られない。破壊するのは一瞬だが、回復するに
は長い時間を要する「負の遺産」のいい例だろう。
札幌市が冬季五輪(2026年)を招致する動きがある。実現すれば
大倉山でのジャンプ競技も行われるだろう。その際に採石場跡の
無残な姿を見られてはまずいということで「人工緑化」を求める声
がある。市はそれを含めて検討するというのだが、そもそも・・・
採石場跡地周辺ではアワダチソウ(外来種)の群落が輝いていた。一方で在来種の
ヨモギも多い。 友人の話では、このあたりに 池沼があってエゾサンショウウオが
産卵していたという。半世紀前の話。今でも健在なのか来春の調査が楽しみだ。
1972年の札幌五輪で、どれほどの自然が破壊され競技場が作られた
のか・・・その傷跡は今も手稲山などに見ることができる。また同じこと
のくり返しなのか・・・その一方で五輪招致のためにも採石場跡は「恥」
だとする感覚。「緑化」と言えば聞こえはいいが、何でどう「緑化」すると
いうのか、費用はどうするのか・・・もう表面だけを繕うことはしないほう
がいい。アジアの観光客に「自然の姿」をそのまま見てもらい、自国の
植生について考えてもらうことこそ、よほど価値があるだろう。
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札幌自然散歩
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晩秋の宮の森ジャンプ競技場周辺を歩いてみました。
1968年に着工し2年後に完成したジャンプ台。1972年の札幌五輪で
日本勢がメダル独占した場所。それから半世紀近く周辺の植生など
環境はどうなっているのか、来年の観察に向けて下見してみました。
大規模に伐採されたと思われる跡地にはシラカンバなどの白い幹の
樹木が目立ちました。やはり、いち早く進入する「パイオニア植物」と
しての面目躍如という感じでしょうか。根元付近が曲がっているのは、
雪の重みのせいかもしれません。
下草は枯れていて分かりませんでしたが、林床はきっと明るいはず
なので、春の斜面はエゾエンゴサクなどの「スプリング・エフェメラル」
のお花畑になるのかもしれません。これを食草とするヒメウスバシロ
チョウも飛ぶのかどうか・・円山や三角山などでは、ほとんど絶滅して
しまった蝶だけに、来春が少し楽しみになりました。
時期的に虫の姿はほとんどありませんでした。小春日和だったので
越冬タテハくらい飛ぶのかなと思っていましたが・・・残念でした。鳥は
ミヤマカケスを見ましたが、なかなか近づけませんでした。歩いている
と、どこからともなく木が焦げるような匂いがしてきました。
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札幌の南西部にある有明の滝周辺を歩いてみました。
札幌市の南西部にある有明の滝。近くには滝野の国営公園があります。
この地域での観察・調査が手薄なので来年の下見をかねて歩いてみま
した。なかなか雰囲気のいい森が広がっていました。約3万年前の支笏
湖をつくった火山噴火の噴出物で覆われています。カンバ類などの広葉
樹が多く、それにトドマツなどの針葉樹が混じる典型的な「針広混交林」
でしょうか。比較的よい自然環境が残っているひとつの要因は自衛隊の
演習場が隣接していることと無関係ではないでしょう。沖縄の米軍基地も
そうですが、「返還」されたとたんに美しい森や海岸が消えて「リゾート化」
する・・・軍事施設が環境を保全している? 皮肉な現実でしょうか。
帰りに立ち寄った里塚ではシラカバやカエデ・ナナカマドなどの紅葉が
見頃になっていました。また多数の雪虫が舞っていて初雪が近いことを
予感させましたが、予報では休み明けには平地でも雪のようです。
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北上した台風の影響で大荒れの天気になった札幌でしたが、幸い今の
ところ大きな被害はないようです。しばらく晴れていたので、この急変に
はびっくりです。天気のいい日に平和の滝周辺を歩いてみました。
木々の色づきはもうひと息のようです。豆の収穫をしていました。
平和の滝です。
ホオノキの実が落下していました。
謎の秘密基地?
道沿いに白い葉が輝いて目立っていました。調べてみるとギンドロ
(ウラジロハコヤナギ)という欧州原産の樹木のようです。どのよう
に「黄葉」するのか、しないのか興味があります。
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中島公園の池では常連の鳥たちが面白い仕草を見せてくれました。
父親?は何かをくわえて飛び去って行きました。
水底からいくつかの泡が湧いてきて、その後に姿を現したのは、
大きなカメだった。30cmはあったかもしれない。これはあの悪名
高い外来種のカメだろうか。だれかが放したものだろうから、カメ
自身に罪はない。与えられた場所で必死に生きているだけだ。
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