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路上で何かのハチが狩りをしていました。
路上に何かのハチが降りている。よく見る場面だが、何をして
いるのか・・・水を飲んでいるのか、泥を採取しているのか・・・
確認しようと、そっと横から近づいてみると・・・
腹の下にハエの仲間を抱えていた! 上から見ると分からな
かったが、狩りの最中だった。なかなか見られない瞬間・・・・
もう少しよく観察したかったが、ハチは人の都合に合わせては
くれない。間もなく獲物を抱えて飛び去ってしまった。
ハエが抵抗したのだろう、2度ほど麻酔するような行動が見られた。
体の特徴から、スズキギングチかハクサンギングチのどちらかで
間違いないが、腹部や脚、大顎の白い部分からハクサンギングチ
だと思う。「ハクサン」は発見地の「白山」に由来する。全国各地に
分布するようだが、個体数が少ないのと注目される「容姿」でもない
のでよく分かっていない。その習性は面白いのだが・・・
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札幌のハチ・アリ
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カシワのドングリが落ちる中、クロスズメバチが狩りをしていました。
はっきりと分かる翅音がする場所をよく見ると、赤トンボが・・・
クロスズメバチが赤トンボに襲いかかっていた。しばらくは翅を
ばたつかせて抵抗していたが、ほどなく静かになった。麻酔が
効いたのかもしれない。そうなるともうハチの思うがまま。胸に
かじりつく。これは彼女のルーティン。胸に筋肉が詰まっている
ことを知っている。何回か運搬をくり返すうちに頭は切り離され、
腹もそのまま残された。動きが鈍くなった赤トンボは、この時期
の格好の獲物なのかもしれない。
ごちそうの臭いをかぎつけアリが来る。接触しそうになるとハチ
は威嚇するが、アリを襲うことはしない。アリもそれほど警戒す
る様子はない。アリよりも目の前の肉のほうがいいのか、アリの
抵抗を恐れたか・・・スズメバチがアリを狩る場面を見たことが
ない。「親戚」のよしみの情けではないだろう。多分餌には不適
なのだ。翅はどうなったか確かめられなかった。
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台風から変わった低気圧の影響は今朝も続いていますが、ピークは越えた
ようです。先日の秋晴れの日、ハエトリバチが狩りをしていました。
獲物の口吻をくわえてひきずっていました。このあと飛び去り
ましたが、ハエの仲間が日向ぼっこで集まっているので、また
狩りにやってくるのでは・・・と思い待ってみました。
狩りの瞬間は見られませんでしたが、また獲物をゲット。すごい
早業です。ベニシジミはわれ関せず・・・隣は何をする虫ぞ状態。
キンバエでしょうか、よく見るハエです。やはり口吻をくわえています。
晴れているとはいっても10月。風は冷たいです。看板が暖められて
いて気持ちがいいのでしょう。ひと休み・・・とそこへ!
クロスズメバチ(多分)の不気味な影が・・・まさに注意!です。
何とか逃れることができました。狩り蜂を狩る蜂もいます。
ハエトリバチが休んでいた森の入り口の看板です。このような
朽木の穴は小さな狩り蜂の巣に利用されるので観察に好都合
です。ただしハエトリバチは地中営巣です。
このときはドロバチとそれに寄生するセイボウの仲間が駆け引きを
繰り返していました。
ハエトリバチ科。日本にはハエトリバチの1種のみがほぼ全国に
分布し大陸の亜種とされる。その名の通りハエの仲間を狩って
地中に貯え幼虫の餌とする。他の狩り蜂と違い10月の遅い時期
になっても活発に活動している(北海道だけかもしれないが・・・)
のは、他の狩り蜂との餌をめぐっての競合を避けるためかもしれ
ない。またこの時期、ハエも活動が鈍くなり狩りやすいこともある
だろう。だとするとなかなか「賢い戦略」だと言える。
彼女はどんなハエを狩っているのか・・・? せっかくの獲物で
気の毒だったが横取りしてみた。あれっハエ?だと思うが・・・
見たことがない。翅の模様や腹端がかなり特徴的なのですぐ
に判明すると思ったのだが。人の目には珍しくても彼らには
普通という例はほかにもある。めったに採れないゾウムシが
ツチスガリの仲間の巣からたくさん出てきたという。その種を
専門に狩るハチだった。どうやって見つけてくるのか・・・・・?
その能力には本当に驚かざるをえない。
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ヤマトフタスジスズバチがせっせと巣に葉を運び入れていました。
初めは青虫を運んできたのかと思ったが、よく見ると細長い葉だった。
そういえばヤマトフタスジスズバチは葉を巣室の仕切りに使うユニーク
なドロバチの仲間だったことを思い出していた。葉を切るのはハキリバ
チの専売特許とはならず、こんな「例外」も出てくるのが「進化」。ご先祖
が泥をやめたのにはどんな事情があったのか? 泥ならどこにでもあり
そうだが・・・それとも初めから泥ではなく葉に目をつけていたか。
ハチから横取りしたわけではなく、巣の近くに落ちていたもの。
何かの理由で落としたものの見つけられなかったのかもしれない。
彼女が切ったときの歯型?(顎型?)がはっきり分かる。見ている
と数分巣に留まって飛び立ち、数分で葉を持って戻ってくる。
彼女が飛んでいく方にはハリエンジュの林がある。あるいはこの葉を
切ってきたのか?追いかけてみるものの速いのと小さいのとで見失う。
葉を切り取る現場の確認は次回のテーマとなった。かつては「フタスジ
スズバチ」と呼ばれていたが、山根・幾留・寺山(1999年)の「検索図説」
で「ヤマトフタスジスズバチ」と改称された。大陸に分布する亜種とする
説もある。虫の和名が変わる例はよくある。記載した研究者の意図が
はっきりしなかったり、虫の特徴をうまく反映していなかったり、時代の
流れで「差別用語」扱いになったり(虫に差別用語もないものだが)・・・
要は多くの人が認めて流通・定着するかどうかの問題。自分で好きに
名づけていいわけだが、それでは会話の入り口で面倒なことになる。
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郊外でハチの営巣を観察していたら、美しいセイボウが体に・・・
伐採木の上をウロウロしているのは見ていたが、まさか足に来る
とは思っていなかった。リンネセイボウ(群)だろう。多くは単独性
のハチの巣に寄生すると言われているが、寄主不明も多い。
近くでヤマトフタスジスズバチが営巣している。あるいはその巣を
狙っていたか? でも付近をウロウロするだけで巣穴に進入する
のは見られなかった。セイボウ(青蜂)の仲間には美しいものが
多く「飛ぶ宝石」などとも呼ばれるが、神出鬼没の上に小さいので
なかなか観察・撮影する機会にめぐり合えないでいる。
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