一期一会

札幌の昆虫の生態や自然を写真と合わせて紹介します!

札幌のハチ・アリ

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索
         札幌市内に初雪をもたらした台風一過。よく晴れました。   
     泥で作られた「作品」がありました。「作家」はだれなのでしょうか?

イメージ 1

イメージ 2
                                           (2017年10月中旬・五天山公園)

      比較的新しく、作りかけのようにも見える。ひょっとすると作者が
      戻ってくるのではないか・・・と思ってしばらく待ったが、現われな
      かった。ドロバチの仲間であることは間違いないが種まで特定
      するとなると、次のハチが候補に挙がるかもしれない。

イメージ 3
                         有力候補① スズバチ 8月上旬

イメージ 4
                    候補② トックリバチ(ムモントックリバチ) 8月上旬

      巣の形状、営巣場所などを総合すると、スズバチかもしれない。
      スズバチなら、この後いくつかの壷を作って泥で覆いをするはず。
      そうだとしても、雪が降るようになる時期では、厳しい。作っては
      みたものの途中で力尽きたのかもしれない。次回訪れたときに
      確かめてみることにしよう。駆除されていなければの話だが・・・

イメージ 5
                ドロバチ(potter wasp) のものと思われる別の巣もありましたが・・・

イメージ 6

イメージ 7
                         残念! 抜け殻だった・・・  (2017年9月中旬・五天山)

        いずれにしても、このような壷を作る労力は大変だろう。ある観察では、ひとつの壷を
        作るのに30個の泥玉が必要だったという。下から積み上げていって徳利に仕上げる
        方法は、人の陶芸のよう。完成した穴は狭く母親は入ることができないので、その前
        に卵を産んでおかなければならない。寄生者対策の入口だろうが、外出時には蓋を
        しておく入念さはない。セイボウ類などの寄生者は、十分に侵入可能な体の大きさだ。
        幼虫の餌は蛾の幼虫だが、あまり大きすぎると入らず難儀するという。ドロバチたちの
        様々な苦労がうかがわれるが、それでも「家」を作ることは一定の効果があるはずだ。

      
       知り合いが飼っているミツバチの巣箱を見せてもらいました。

イメージ 1
                 まだ元気に働いていますが、そろそろ越冬準備とのこと。

イメージ 2
                  久しぶりに首の後ろを刺されましたが・・・問題なし。

イメージ 3
                            これは・・・ひょっとして・・・

イメージ 4
                   ○のモンスズメバチ以外は、オオスズメバチのワーカー

イメージ 5
             オオスズメバチの襲撃もピークを過ぎました。    (2017年10月・藻岩山ふもとで撮影)

      ミツバチとオオスズメバチの攻防はよく知られている。養蜂家
      にとってオオスズメバチは迷惑な存在。次々やって来て、巣箱の
      幼虫などを狙う。この侵略者に対するミツバチは、個別に対決す
      るものの力の差は歴然だ。外来種であるセイヨウ(ヨウシュ)ミツ
      バチは、天敵となったオオスズメバチに対応する知恵がない・・・
      
      一方、在来種のニホンミツバチは集団でオオスズメバチに対応し、
      蒸し殺しにする技を身につけた。長年の攻防から生まれたものな
      のだろう。日本の野山に「セイヨウ」が導入されて、どのくらい経つ
      だろうか・・・そう簡単に技を身につけるわけにもいかないかもしれ
      ない。しばらくはオオスズメバチ天国が続くのだろうか?

イメージ 6

イメージ 7
                    越冬場所を探すオオスズメバチ(新女王)    (2017年10月中旬・藻岩山)

      オオスズメバチにとって、ミツバチの巣箱は魅力的な餌場だが
      それが人の手によるものとは分からない。巣箱を襲うことが続
      けば、昆虫界最強とされるオオスズメバチも、人が最大の天敵
      となるかもしれない。生態系撹乱のおもな原因は人にある。
            今日、明日は秋晴れになりそうです。近郊の山は
         色づき始め、秋の虫の姿が目につくようになりました。

イメージ 1
                            カツラの黄葉、ヤマブドウの紅葉・・・鳥も忙しそうです。

イメージ 2
                   ヤマブドウ・・・今年の円山でのは実りはいいようです。

イメージ 3
                    オンコ(イチイ)も豊作のよう・・・ヤマガラが来ています。

イメージ 4

イメージ 5
                             ハルニレ?

       ハルニレだと思うのだが、紅葉している。普通は黄葉するはず
       なのだが・・・ひょっとするとアキニレなのかな?その葉を観察
       していたら、何やらたくさんの幼虫が食事中だった。これは?

イメージ 6

イメージ 7
                        葉脈を残して仲良く食事・・・       (2017年9月下旬・円山墓地)

      調べてみると、ハバチの中齢幼虫だった。ニレチュウレンジ
      ハルニレやオヒョウなどにつく。時に大発生するようだ。円山に
      はハルニレが多いが、今までは目立たなかった。しかし今年は
      天候のせいだろうか、あちこちで発生している。木を丸裸にする
      ほどではないが、それでも迷惑な存在だろう。ハルニレを食樹と
      するカラスシジミやシータテハなどにも影響するかもしれない。

イメージ 8
                      オヒョウを食べる終齢幼虫  (2017年10月上旬・円山)

         「チュウレンジ」の名前の由来は調べていないが、何だかピンとこない。「葉蜂」の
         仲間だから、「ニレハバチ」くらいでいいのでは?という気がする。
     
      
       
    早くも10月になりました。平地でも紅葉が見られるようになってきました。

イメージ 1
                              ヌルデの紅葉

イメージ 2
                             トリカブトが満開に

イメージ 3
                              このハチは・・・?

イメージ 4

イメージ 5
                    ガガンボギングチでした。ここで何をしているのか?


      ガガンボギングチ・・・ギングチバチ(銀口蜂)と呼ばれる単独性の
      狩蜂の一種。虫孔や土中などに獲物を運び幼虫の餌とする。その
      獲物が多様で、アブやハエ、カゲロウ、ササキリ、チャタテムシのほ
      か蛾を狩る者もいる。ガガンボを狩るのを観察されたことから、名づ
      けられた蜂だが、実際に確認された例は少ない。この蜂の巣を調べ
      た常木勝次の報告(1960年)を引用しておく。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
        獲物は原則としてガガンボ類である。大部分の脚が根本から
        切り離されている。私は巣を7つばかり調べたが、たいてい
        甲虫の脱出孔が利用され、その木くずのつまった所に、短い
        枝で主孔と連なった7〜8育房を作る。1個の育房に入れる
        獲物の数は、その大小で当然差があり、4〜5頭が普通で、
        10頭以上に達することがある。Preyの例外的なものに定山
        渓で調べたハマキガ科の蛾、ツルギアブ科、シギアブ科の蝿
        がある。将来まだいろいろな例外がみつかるかもしれぬ。外国
        の記録は原種についてたくさんあるが、みなガガンボである。 
             (原文のまま)  『生物研究(福井)、Ⅳ、1』より引用
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

イメージ 6
                                            (2017年9月下旬・藻岩山ふもと)

      なぜかこの隙間にこだわっていて、見ていると中に消えていった。
      ひょっとして営巣?獲物を運んでくる場面が見られるかもしれない
      と待ったが、出てこない・・・時間切れ。ガガンボが通常で、ほかは
      例外なのか・・・ガガンボ類が少ない?日本列島で生き延びるため
      に他の獲物に手を出して適応したのか? 興味深い。

イメージ 7

イメージ 8
               東本願寺から電車事業所へ降りる階段・・・150段。ちょっと怖い・・・
 
             シラカバに可愛い顔をした幼虫がいました。

イメージ 1
             マムシグサ(コウライテンナンショウ)の実・・・じきに真っ赤になるはず・・・

イメージ 2
                        キタコブシの実・・・拳に見える?

イメージ 3
                              この幼虫は・・・?

イメージ 4
                      カラフトモモブトハバチの幼虫でした。

イメージ 5
                              透けて見えます!

      ハバチ(葉蜂)・・・・名前のように幼虫は葉を食べる。蜂とはいう
      ものの、「蜂腰」ではないし針もない。スズメバチやハナバチなど
      とは明らかに食性・習性が違う。昆虫の進化の面では、原始的な
      グループだろう。彼らの祖先から花蜂や狩蜂さらに蟻へと「進化」
      した。食物連鎖の観点からは第一次消費者で、針という武器を持
      たない「平和主義者」のように見える。ただ生産者から見れば時に
      大発生して食い荒らす迷惑者。しかし、それも限度がある。天敵や
      寄生者などがブレーキをかけているのが本来の生態系の機能だ。
      そのバランスを崩している原因は何か?明らかだと思うのだが・・・

イメージ 6
                意外に可愛い顔をしていると思いますが・・・  (2017年9月下旬・藻岩山)

.
ginguchi
ginguchi
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(5)
  • ガラパゴス
  • aka12aya70
  • ポーチュラカ
  • 出水の秀ちゃん
  • いきともじいさん
友だち一覧

過去の記事一覧

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事