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パシッという音がしたので、その方を見ると、アワダチソウにぶら下がり
スズメバチが何かを捕まえて解体作業中でした。その獲物は・・・?
犠牲になったのはマルハナバチ(エゾオオマルハナバチ♂)でした。
持ち帰るのではなく、その場で「調理」。その時の姿勢は必ず後脚
一本で爪をひっかけてぶら下がる。他の大きなスズメバチ(コガタ
スズメバチやキイロスズメバチなどのVespa)の場合も同じ姿勢だ。
なぜ2本ではないのか・・・解体に後脚は使わないのに。見ていると
音がしてから1分も経たないうちに筋肉の詰まった胸の部分だけに
して運んでいった。今年はスズメバチの姿が目立つ。ひょっとすると
8月の天候が関係しているかもしれない。彼女たちは多少の雨でも
狩りに出る。気温の高低と餌の量が巣の大きさに関係するのだろう。
ここに来て、虫の姿が多くなってきた。温暖化の影響だろうか?
この時期、アワダチソウの仲間(外来種)はハエなど多くの虫に人気。
当然スズメバチも集まる。獲物は花に夢中で無警戒。目がよく素早い
スズメバチにとって狩りは容易。大顎でひと噛みすれば針を使う必要
もないようだ。見ている限りでは、ほとんど成功していた。
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札幌のハチ・アリ
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足早に過ぎていく台風。札幌は直撃をまぬがれたせいか雨は降っている
ものの風はほとんどありません。今後も注意が必要ですね。
大家に無断で借家していたのが・・・ついに見つかってしまったようだ。
長年の住居を閉め出された。問答無用の強制終了・・・?
と思いきや・・・・・もう一方ではまだ営巣が続いていた。大家の情け?
ただし混雑は避けられず争いが起きる。都会での住宅事情は厳しい。
一方、こちらの住居はまだ許容されている。ただもう営巣活動は
終わりに近いようで、腹に花粉は付けているものの動きは鈍い。
ただ空きスペースを利用しているだけだ。人を刺すことはまずない
温厚なハナバチ。集団で営巣すると、多少うっとうしいのを我慢す
れば何の害もない。来夏、封鎖された暗闇で羽化した娘・息子たち
は戸惑いながら窒息する・・・「お母さん、何でこんなに頑丈に蓋をし
たの・・・」 人とハチが共存できる環境は素晴らしいはず。小さな命
に不寛容なようでは、大きな命とうまくやっていけるはずがない。
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続けて台風がやって来て断続的に大雨になっています。札幌ではまだ
そうでもないですが、これから被害が大きくならないことを願います。
例年お盆の頃が開花のピークだというが、今年は少しずれたのかも
しれない。しばらく鑑賞していたら、マルハナバチがやって来た。
短時間の観察ではあったが、来るのはセイヨウばかりで在来の
マルハナバチの姿はない。ほかの虫も来ない。この花の姿では
もぐりこむことができる虫でなければ無理なのかもしれない。
花をえり好みせず、時には盗蜜する。また春いち早く目覚め秋遅く
まで活動する。このあたりの「たくましさ」が、北海道に適応し拡散
したひとつの要因かもしれない。このハチを野外で初めて見たのは
2002年の夏。定山渓の山奥に♂がいた。こんな所に・・・・・・・・・・・
と思ったが、あまり離れていない山の向こうにハウストマトを栽培し
ている農家があることを知った。当時は管理が徹底されていなかっ
たのだろう。それから十数年・・・
逃げ出した今では、確かにあちこちで確実に姿を見るようになった。
増えているのは間違いない。しかし・・・在来種を圧迫し駆逐しつつ
あるのか?というとちょっと疑問だ。定量的なカウントではないが、
市内の在来種はどれも元気だ。おそらく・・・札幌市内などでの生息
キャパはセイヨウを受け入れるだけの「空き」があったということでは
ないか? ただし今後はどうか分からない。生息環境が悪化・破壊
されると、「強いセイヨウ」がより生き残る可能性は高くなるかもしれ
ない。今後の動向をきちんと見ていかなければならない。
(2016年8月・西区の寺院で撮影) |
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7月下旬のアズマヤの天井で・・・2匹のスズメバチが協力して
何かをしていました。よく見ると・・・・巣作りをしているようです。
この時期に新たに巣を作り始めるということは・・・・・この日は
時間がなく、後日様子を見ることにしました。
初期の巣ができていたが・・・ハチの姿はなかった。産卵もされて
いない様子。この時期、ケブカスズメバチ(キイロスズメバチ)は
前の巣が手狭になって「引越し」することがある。この巣の場合は
2匹の働き蜂が頑張って新居を作ったものの・・・女王蜂に引越す
る気がなかったのかもしれない。あるいはこれからか・・・?
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右から5番目、左から4番目・5番目に穴が開いたように見える。
これらはもちろん中で羽化したハチが齧って開けたものだ。
しばらく見ていると・・・何匹かのハチが巣穴周辺を飛んでいるのが
分かった。ここで羽化したハチだろう。今年もオオハキリバチの活動
が始まった。数年ここで世代交代をくり返しているが、ほぼ例年通り。
巣穴の入り口付近でホバリングしたり、ハチどうしが追いかけ合った
りしている。見た範囲ではすべて♂。あとで羽化してくる♀との交尾を
めぐって♂どうしのバトルが始まっていた。
民家の軒下なので巣の中を見ることはできない。しかし、ひとつの
筒の中にいくつかの仕切られた部屋があることは想像できる。そこ
には花粉と蜜で作られた団子があって、それを食べて育ったハチが
今羽化している。先に出てくるのは♂。少し遅れて♀が羽化する・・・
つまり奥で育ったのが♀と考えるのが自然だろう。もし逆であっても
それはそれで興味深い。
ハチは雌雄を産み分けている・・・受精卵は♀となり、無精卵は♂に
・・・・これをコントロールしているというのだ。盛夏には奥に受精卵を
産みつけ、晩夏には手前に無精卵を産んでいることになる。貯めた
精子が「たまたま」尽きたとも考えられるが・・・・・おそらく本能でそう
しているのだろう。♂が「偶然の産物」では、ここまで生き延びてこら
れないはず。では・・・・なぜ♂が先に羽化するのだろうか?
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