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生垣に作られたコガタスズメバチの巣。2つは至近距離にあってまだ
筒が付いている。似た姿だが大きさや模様には個性が表れる。働き
蜂は生まれていないようだ。女王蜂が一定間隔で出入りしていた。
外出しようとする女王蜂が何かの拍子で落下した。こんな失態もある
のかと思っていると、さっそくアリが寄って来てもたもたしているハチを
物色。どうなるのか・・・幸い脚に噛みつくアリを振り払って外出できた。
数日後・・・巣がない・・・生垣には剪定された跡が残る。造園業者に
よって除去されたのだ。外出中だったら、戻って家がないのはどんな
思いだろうか、再挑戦するにも気力、そして卵は残っているだろうか?
街と森の境界部分は、ハチにとっては利用しやすい環境がある反面、
人の目も多い。コガタスズメバチは、どちらかというとおとなしい方だ。
ハチの巣なら何でも無条件に駆除するというのは、生態系の中で果た
すスズメバチの役割を考えると無視できない影響がある。自分の都合
だけで行動するのは簡単だが、めぐりめぐって自分の身にはね返って
くるというのは、人の社会でも同じだろう。情けは蜂のためならずだ。
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これは山中の白樺に作られたスズメバチ(キオビホオナガかもしれ
ない)の巣。駆除される可能性は小さいが、その後の成長が見られ
ない。女王蜂が気に入らず放棄したか、事故死したのかもしれない。
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札幌のハチ・アリ
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今年もアシナガバチ類の巣作りが始まった。コアシナガバチは札幌では
数が多いハチで、6月にはまだ娘たち(働き蜂)は生まれていないので、
母(女王蜂)ひとりで産卵・巣作り・餌集めなど一切をしなければならない。
トガリフタモンアシナガバチもまだ女王蜂だけ。娘たちが生まれるまで
頑張らなければならないが、それまでが危険が多い。外出先で事故に
遭えば巣に残された子たちは生きていけないし留守中に巣を狙うもの
には無防備だ。娘たちがいればまだ何とかなるのだが・・・
コアシとトガリの巣を比べると、その向きに大きな違いがあることが分か
る。コアシが下向きなのに対して、トガリは横向き。なぜなのか、どちら
がいいのか悪いのか・・・? 長い進化の歴史の中で獲得した建築様式
だが、種による縛りがあって個体が勝手に変えられないのは凄いことだ。
人も生物種のひとつである以上、種の縛り=本能は避けられない。
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必死に草を上るのは羽アリだった。周囲を見ると・・・
「いってらっしゃい〜元気でね!」 姉妹たちに見送られて・・・・・
女王アリが次々に出てくる。中には小さい雄アリの姿も見られる。
ちょうどクロヤマアリ(クロオオアリかもしれない)の結婚飛行の時
期だったようだ。見ていると・・・・「飛行」とは言ってもハチのように
はいかないよう。草などの高い所に上っての風頼み。大丈夫か?
アリ=「翅のないハチ」とも言われるが唯一この繁殖時期だけ翅を
持つ。ゆえに、飛ぶのに慣れていないのは当たり前かもしれない。
しかも翅があるのは一瞬。交尾して着地すれば自分で翅を落とす
(その現場を見たことはない)。そして、不用になった飛ぶための
筋肉は分解され、生まれてくる子(幼虫)に栄養として与えるという。
まるで母乳のように・・・子育てする進化した昆虫の象徴だろうか?
巣作りを始める前に栄養補給を・・・と思ったのだろうか? 羽アリが
吸蜜するのをほとんど見ないが、この場面ではそうとしか思えない。
寄り道は時に危険だ。夥しい数の羽アリが誕生するものの、きちんと
巣を掘り子育てできるのは、やはりほんのわずかなのだろう。
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ミツバアケビでしょう。桑の枝にからまってたくさんの花を咲かせて
いました。まさに満開! 近寄ると香りがきついです。
オオスズメバチの女王様が飛来!安心してください・・・まず刺しません。
香りに引かれたのだろうか・・・雄花を舐めたように見えたが・・・
しばらくすると花から離れて身づくろいを始めた。何だか不自然
な行動。体についたものを嫌がっているように見えた。あまりに
きつい匂い(成分?)に酔ってしまったのだろうか・・・?
しばらくこのまま休息してフラフラしながら飛び去った。ほかに虫は
来るのか・・・しばらく待ったが何も来ない。近くではズミの花が満開
で多くの虫で賑わっているというのに・・・ミツバアケビは虫媒花では
ないのだろうか? この香りは虫を引き寄せているはずなのだが。
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積もってはいませんが、強い風に雪が舞う朝になりました。円山公園の花見
解禁ですが・・・いくら「花より団子」とは言っても、この嵐ではさすがに無理!
とにかく花数が多いので、ハチも一旦到着してしまえば飛ぶ必要が
ありません。見ていると次から次へと「渡り歩く」感じ。効率がよさそ
うでハチにとっては天国のような場所かもしれません。
毛が雨で濡れる。時々休んでは毛の手入れをする。こんな日は
休みにすればいいのにと思うが、そうもいかない何かの事情が
あるのかもしれない。この日の最高気温は5℃あまり。朝晩は
さらに冷える。濡れた体では低体温症? で動けなくなるのでは
ないか・・・本能のままに突き進んで命を落とすケースは多いの
かもしれない。様子を見ながら行動するということができない。
通勤時になっても起きられない。気温が低くて動けないのだろう。
気づかない人がほとんどなので踏みつけられてしまうぞ〜!
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