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ミヤマカラスアゲハなど黒いアゲハの姿が多くなっています。
トドマツにフジが這い上がり、ホオノキの花が満開になっていました。
上ばかり見ていたので、足元にツツジが咲いているのに気づか
なかったのですが・・・黒い影がよぎったので分かりました。
ミヤマカラスアゲハの春型でした。
植栽されたツツジはアゲハチョウの好物です。山沿いの民家の
庭に植えられたツツジは格好の吸蜜源です。山地ではタニウツ
ギによく来ますが、まだつぼみなので里に下りて来ているのでし
ょう。それにしても・・・・・・今年は黒いアゲハの姿が目立ちます。
かつての大発生の再来でしょうか? 夏型に注目です。
一部のツツジ(レンゲツツジ?)には毒があるといいます。このアゲハが
来たツツジに毒があるのかどうかはわかりませんが、もし毒がある花の
蜜を吸ったとすると、アゲハの体には毒が蓄積して捕食者対策になって
いるのかな〜なんて想像したりしています。
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札幌のチョウ
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ここ2日、冷たい雨が降る天気でしたが、そんな状態も今日までのようです。
ツツジの賑やかさは毎年のことですが、ミズキのこの花付きは
初めて見ました。そもそも、この木がミズキだったことは知って
いたような、いなかったような・・・木も花も虫も今年は躍動する
年なのでしょうか? ミズキの葉はキアシドクガの幼虫の、花は
トラフシジミの幼虫の食物となります。ところで円山のトラフシジミ
について次のような観察記録が残されています。
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1930年5月18日、午後1時〜3時、晴れ、無風。
札幌郊外円山南麓にて、次の3種を採集
田中一郎
トラフシジミ・コツバメ・テングチョウこれら3種は暖かい陽光を
好むものらしく、テングチョウは日当りのよい下草の笹や小路の
石、あるいは枯枝の上に時々翅を休ませながら、特有の飛翔を
やっていた。たくさんいるので捕獲にも容易である。テングチョウ
はあまりたくさん採集されていなかったようであるが、これはその
発生時期が早いのと、もうひとつはその場所が知られていなかっ
たためであろう。円山の採集地として採集者の行く所は、円山の
北麓とこれに続く札幌神社境内であって、この所は大体陰地に
なっていて、夏の採集には好適であるようだ。5月半ごろのまだ
うすら寒いこの北麓に見当たらないのは、テングチョウ及び他の
2種のその好陽性にもとづくものらしい。
『ZEPHYRUS』 vol.3.no.1(1931)より引用
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およそ90年前の円山のトラフシジミの記録です。テングチョウは
絶滅しましたが、トラフシジミとコツバメは今も円山で生き延びて
います。消えていくものがいる一方で、何とか命をつないでいく
ものがいる。その違いの要因は何でしょうか?人の活動が主因で
なければいいのですが・・・この日もツツジにトラフシジミがやって
来ていました。おそらくあの90年前の子孫たちでしょう。
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今日明日と寒い日が続きそうですが、何とか運動会はできそうです。
市内各所の公園などで下草刈りが行われています。休憩中の
芝刈り機に来ていたのはコミスジ。近づくと一旦は飛び去るもの
のまた戻ってきます。そのくり返し。よほど気に入ったのでしょう。
よく見るとストローを出しています。ここに何かあるのでしょうか?
水、油、汗、それとも草の汁? 聞いてみないと分かりませんが
人の生活とのつながりを感じさせます。
今年の春の蝶の発生状況は、順調むしろ良好に見えます。4月・
5月の高温少雨が関係しているのかもしれません。エゾヒメシロ
チョウを含む白い蝶たちは「大発生」し、ルリシジミやトラフシジミ、
キアゲハやミヤマカラスアゲハの姿も多く見かけます。雪の害や
春の冷たい雨によるダメージが少なかった・・・・・このままいけば
夏の蝶たちも期待できそうです。
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昨日から雨になっています。週末まで天気が悪く、最高気温が10℃
そこそこの予報も・・・リラ冷え? 順延された運動会はどうなるかな。
昨年はパッとしなかった白い藤。今年は見事に咲きました。
もちろん植栽されたものですが、山沿いに突如現われた
豊富な吸蜜源は、周辺の虫たちには望外かもしれません。
サクラのあとはフジ、そしてこれからはニセアカシア(ハリエ
ンジュ)。少しづつ時期をずらして虫たちに花粉を運んでもら
う工夫?をしているのでしょう。
直射日光を避けるように葉裏に隠れて動かなくなりました。
飛んできたところに出会ったので分かりましたが、葉裏の
この状態では気がつかなかったことでしょう。25℃を超え
た昼下がり。体温上昇を防ぐためにも、天敵の目を逃れる
ためにも、ここがベストだったのかもしれません。そういえば
昆虫にも紫外線は有害なはずですが、何か対策は・・・?
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モンシロチョウが綿毛を訪れる場面はしばしば目にします。蜜がない
のにやって来る理由は何でしょうか? 止まるとしばらく動きません。
休息が目的なのでしょうか? たまたまの綿毛ではなく、何か理由が
ありそう・・・同じ白で天敵の目を逃れているつもりなのかな?
スズメバチの女王様(ケブカスズメバチ・キイロスズメバチ)が
休息していました。これでは丸見え(無防備?)です。
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