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その代わり、朝は冷え込みました。雨に濡れた幼虫はどうなったかな?
アワダチソウは黄色の花をつけていますがエゾヤマハギの花は
ほぼ終了。オオイタドリの葉も枯れ始めました。雨に濡れた葉を
観察していたら、独特の姿をした幼虫がいました。これは・・・・?
コミスジ・・・札幌には同じ仲間(Neptis属)は他にフタスジチョウ、
ミスジチョウ、オオミスジがいるが、ホシミスジはいない。幼虫は
マメ科のハリエンジュ、エゾヤマハギなどを食べる。五天山には
植栽されたと思われるエゾヤマハギが多くコミスジのほかトラフ
シジミ、ツバメシジミ、ルリシジミなどにとって好都合な環境にな
っている。これらのチョウを戻すことを意識しての環境再生では
ないだろうが、採石後のチョウ相の重要なメンバーだろう。
他のNeptis属が夏に年1回の発生なのに対して、コミスジは札幌
では春と夏の年2回の発生なのは、食樹の違いだろうか・・・・?
終齢幼虫は、このまま食樹を降りて、地面の落ち葉の中で越冬
するという。それにしても、雨に濡れていて大丈夫なのだろうか?
余計なお世話だが、葉の裏に避難するか、早く降りたほうがいい。
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札幌のチョウ
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チョウの姿が少なくなる中、ベニシジミはまだ頑張っていました。
どちらが♂で、どちらが♀だろうか?ある図鑑では「♂の前翅外縁は
直線状で翅頂はとがり、♀は大型で翅形はまる味を帯びる。夏型の
♂の前翅表は黒褐色で、赤橙色斑がほとんどまたはまったく消失し、
♀は赤橙色斑が多く散在する」とある。この区別にあてはめると・・・・
左が♀、右が♂? 翅の傷み具合でも判断が可能かもしれない。
ベニシジミ・・・もっとも身近に見られるチョウのひとつだろう。
その要因のひとつは食草(スイバ・エゾノギシギシなど)・・・・
雑草扱いされるこれらの植物は空地などあちこちに見られる。
札幌ではもっとも遅い時期(11月上旬)まで活動しているチョウ
だが、年に何回発生するのかなどは詳しくは調べられていない。
珍しいものを追いかけ、普通種には目が向かないのは常だが、
個人的には美しいチョウのひとつだと思っている。
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台風直撃ということで身構えていました。予報どおりに昼頃に札幌を
通過しましたが、今のところ市内では大きな被害はないよう。ただ、
交通の乱れ、イベントの中止などの影響が出ました。近郊の山では
ハギの花が満開になっていましたが、この風でどうなったでしょうか。
ハギ(エゾヤマハギかと)の花が満開になっています。「秋の七草」の
ひとつだそう。確かに今の時期が見頃です。ただ「春の七草」のように
食べることはないでしょうね。ハギは草? 草=植物のことかな・・・・・
観察していると、何かの幼虫がいることに気づきました。これは何?
この姿はシジミチョウの仲間の幼虫であることには違いない!
ハギを食べるシジミチョウと言えば・・・ルリシジミ・ツバメシジミ・
トラフシジミくらいしか思いつきませんが、消去法でいくと、トラフ
シジミ?齢や食べ物によって色や姿が変わるようなので自信は
ありませんが・・・今年多かった夏型の子孫かもしれません。
クロスズメバチが狩っていたのは、多分同じ種類の幼虫だろう。
擬態したり、夜に活動したり・・・工夫はしても、一旦見つかれば
逃げる術はない。ひたすら見つからないことを願う?だけ。そう
考えると、先のトラフシジミのように、順調に成長して親になるの
はどれほどの確率か・・・奇跡に近い数字なのかもしれない。
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成虫で越冬するタテハチョウの姿が目立つ時期になりましたが・・・
昨年に続きクジャクチョウが「大発生」し、シータテハやアカタテハも
そこそこ姿が見られる一方、エルタテハがいません。異変・・・?
チョウたちの楽園の庭は、名前は分からないが確実に秋の花に
なっていて、越冬するタテハチョウたちで賑わっていた。なじみの
メンバーの中に、エルタテハの姿がない。山地の蝶であることは
間違いないが、寒くなって山に花や樹液がなくなると、平地に下り
てくるはずだが・・・そう言えば夏の山でもほとんど姿を見なかった。
この光景は特別だったのか? エルタテハに何が起きているのだろう・・・
台風が来ています。全国で影響が出そうです。札幌も予報円の中心に!
雲行きが怪しくなってきました。大きな被害が出なければいいのですが。
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全体に蝶の姿が多かったこの夏ですが、ゼフの仲間はほとんど見かけ
ませんでした。そんな中でもオナガシジミは遅くまで見られるので探して
みたのですが・・・ちょっとした残念な「事件」がありました。
オナガシジミ・・・・ゼフィルス(ゼフ)と呼ばれるシジミチョウの仲間
ですが、ミドリシジミのような美しい光沢はなく地味な印象の蝶です。
早い年には7月中旬から姿を現し、遅い年には9月下旬まで見かけ
ることがあります。幼虫が食べるのはオニグルミの葉。成虫はその
周辺で見られ、クルミがあれば山沿いの住宅地でも発生します。
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2013年夏、山沿いの一軒の住宅が取り壊されました。
重機が入れない場所なので解体には難儀したようです。
ずっと更地になっていましたが・・・
ハリエンジュ、ヌルデ、オニグルミの実生のほかオオハンゴンソウ、
セイタカアワダチソウ、ノラゴボウなどが繁茂しています。人手が
加わらないとどういうことになるのか?ひとつの実験場のようです。
このような環境でも命をつないでいましたが・・・
オニグルミの成長速度は分からないが、ここまで成長するのに
2ケタ年は必要だったことだろう。その命が絶たれるのは一瞬。
同時に、オナガシジミの産卵も無駄になった。どんな不都合が
あったのかは分からない。が・・・人の生活に隣接する環境では
こんなリスクもある。またひとつオナガシジミの発生地が消えた。
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