一期一会

札幌の昆虫の生態や自然を写真と合わせて紹介します!

札幌のカメムシ

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    昨夜の雷雨が雪に変わりました。初雪、というか粒状なので「初霰」かも
    しれません。市街地では積もるまでにはなっていません。

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                                        (2015年10月25日・西区の住宅街で撮影)

     雪が積もる前に、ヤチダモに集まる雪虫を確認しに行ってきました。

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                   ヤチダモの大木。なぜかもう裸になっていました。

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           樹皮の割れ目に白っぽく見えるのが雪虫です。下には死骸も・・・(円山ふもとで)

      やはり少し遅かったようです。多くはすでに交尾・産卵を終えて
      いました。この時期にトドマツからヤチダモに移動して冬を越し
      ます。この雪虫の名前は「トドネノネオオワムシ」です。生きてい
      る雪虫が見られないものかと、別の場所で少し探してみました。

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       黄葉?したギボウシの葉に、なぜか集まっていました。ここは
       繁殖場所ではないはずですが・・・旅の途中の休憩かな?

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            白い綿状物質(ロウ=ワックス)が目立ちます。何の意味があるのかなぁ・・・?

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                            交尾行動?      (2015年10月24日・西区の住宅街で撮影)

      「雪虫が飛んでしばらくすると雪が降る」というのは、「しばらく」が
      どのくらいの期間かは、その年によって多少の違いがあるにして
      も当たっているようです。ケヤキフシアブラムシの大発生があった
      のが10月17日前後でしたから、約1週間後の初雪となりました。
      昨日見たトドノネオオワタムシは、どうなったかなぁ・・・
     
    中島公園でも紅葉が見頃になっていて、「雪虫」が大発生していました。

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     カエデ類・エゾヤマザクラ・イチョウ・カツラなどが色づいていました。
     秋晴れの下、テニスを楽しむ人や護国神社を訪れる人々で賑わっ
     ていました。そんな公園の片隅の樹木では・・・

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     ケヤキの幹に集まっていたのは、すべてアブラムシの有翅虫です。
     何かの寄生蜂が来ているのを確認しましたが、この個体だけ。

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        根元のギボウシの葉には死骸が塊になっていました。   (2015年10月17日・中島公園で撮影)

     この虫の正体はケヤキフシアブラムシ(ケヤキヒトスジワタムシ)だ。
     初夏にケヤキの虫こぶで羽化した有翅胎生虫がササ類に飛んでい
     き世代交代していたのが、この時期になって再びケヤキに戻ってき
     たのだ。ここで有性世代を産み卵の状態で越冬することがわかって
     いる。それにしてもおびただしい数(数え切れない?)・・・これはどう
     したことか? アブラムシの研究者によれば「夏に高温の日が続くと
     大発生することがある」と言うものの、なぜ高温なら?の疑問は残る。

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                    虫こぶ(ケヤキハフクロフシ)が落下していた。

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                       6月下旬の同じケヤキの虫こぶ。

      円山公園ではケヤキに集まる「雪虫」を見つけられなかったが、
      おそらく同じケヤキフシアブラムシだったのだろう。白い綿毛が
      目立つことで広く知られる「雪虫」(トドノネオオワタムシ)とはまた
      別の「雪虫」だ。「トドノネ」が、トドマツ→ヤチダモと寄主転換する
      のに対して、「ケヤキ」は、ササ→ケヤキ→ササを繰り返す。

      北海道新聞(17日夕刊)に真駒内公園での大発生の様子が掲載
      されていたが、おそらく「ケヤキ」ではないだろうか。自転車通学す
      る学生が苦しそうに見える。多数が迷惑に思う(私はむしろ歓迎な
      のだが)この現象、一見「自然がなせる異変?」のように見えるが、
      そうとも言えない、少なくとも札幌市内では。

      トドマツやヤチダモは在来の樹木だが、ケヤキは元々なく本州から
      持ち込まれた「外来種」。おそらく「雪虫」も一緒に付いてきたのだろ
      う。予想しなかった?「付録」が目立ってしまった。その意味では「人
      がなせる異変」と言える。高温で大発生するなら温暖化の影響もあ
      るのかもしれない。


   円山で紅葉を楽しんでいたら、まるで雪が降っているような状況になりました。

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                      エゾヤマザクラの紅葉に「降雪」?

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                         円山がかすむほどの「降雪」?

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                            降雪ではない・・・?

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                 山に近づくほどに多量になったので、アズマヤに避難。

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      降雪のように見えたのは、おびただしい数のアブラムシの有翅虫。
      ここまでのすさまじい数は久しぶりに見た。2012年も大発生だった
      が、ここまでひどくなかったと思う。2005年にも大発生したというが
      記憶にない。この虫の名前は何か・・・・いわゆる「雪虫」なのか?

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                        クモの巣にかかったアブラムシ。

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                       ネットで捕獲して観察してみる。      (2015年10月中旬・円山で撮影)

     特徴的な白い「綿毛(ロウ・ワックス)」がほとんど見られない。どうも
     トドノネオオワタムシ(いわゆる「雪虫」)ではないようだ。別の「雪虫」
     だとすれば、彼らが目指す樹木を確認すれば、よりはっきりするはず
     と思い追跡してみることにした。それにしても、これだけの大発生には
     理由があるはずだし、捕食者が見逃す手はないと思うのだが、それ
     らしき姿が見えない。たまに生き残った赤トンボが横切るが、もう餌を
     採る元気はないようだし、その必要もないのだろう。鯨がアミを丸飲み
     するように「一網打尽」にすれば効率的だと思うのだが・・・・・(つづく)
     たくさんの虫が集まって、水面に不思議な模様をつくっていました。

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       雨も降っていないのにあちこちで波紋が広がる。何だろう?

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                                           (2015年7月下旬・円山ふもとで撮影)

    1か月ほど前の撮影だが、アメンボが大量に発生していた。これだけ
    集まると壮観。それぞれが6本脚だが、中脚と後脚の4本だけを広げ
    てバランスをとって浮いていた。よく見ると、交尾しているペアもいる。
    水面を滑るように動くものも多い。さざ波を立てて求愛するのだという。
        山地ではエゾゼミの仲間の声でにぎやかになっています。

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      山道を歩いていると、背後でバサッ・バサッという音がしたので
      何かと思って見てみると2匹のセミが落ちていました。♂と♀の
      アカエゾゼミで、ひっくり返ってもがいていました。

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                         腹弁がはっきり分かる♂

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                                              (2015年7月下旬・手稲山で撮影)

     セミはひっくり返ると自力では起き上がれないのか? いつまでも
     もがいていたので「救助」して指に乗せると、間もなく元気に飛んで
     いった。なぜ墜落したのか・・・想像でしかないが、交尾を迫る♂が
     ♀を追いかけて体当たりしたのではないだろうか?

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