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ドロノキの実生に赤と黒色が印象的な虫がいました。
ドロノキは綿毛を飛ばし終え、今度は抜け殻を落とし始めました。
すごい量です。踏むたびにジャリジャリと音がします。種は乾燥に
弱いようなので、ほとんどは実生できないそう。それでも運よく・・・
ドロノキハムシ・・・その名の通り、主にドロノキにつくハムシ(葉虫)
です。ちょうど綿毛が飛ぶ時期に目立ちます。この赤と黒の体色は、
やはり「警告色」なのでしょう。鳥などの捕食に対して「不味いぞ!」
のサイン・・・赤黒の虫は他にもいますが、元は何でしょうか?
クズやイタドリにも成虫がいて食痕があります。ひょっとしてこれらも
食べているのでしょうか? それとも単に移動してだけなのか・・・?
ドロノキが大量に種を飛ばして運よく発芽しても、ドロノキハムシが
いることで繁殖を抑制されている面があるのかもしれませんね。
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札幌の甲虫類
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ツルアジサイやヤマブキショウマの花が満開になって、たくさんの虫が・・・
ショウマの花はともかく、ツルアジサイやイワミツバの繁殖力は旺盛な
ものがあります。ツルアジサイは、こんなものにも這い上がります。
イワミツバは外来の植物ですが、最近急激に増えています。
これらの植物の繁殖には、カミキリムシやハナバチ類などが大きな
役割を果たしています。虫たちにはイワミツバを訪れないで!という
わけにはいかないので、やはり人の手で何とかするしかなのでしょう
・・・しかし、これだけ広がってしまっては、もう手遅れなのかな?
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近郊の平和の滝は手稲山の登山口のひとつです。
虫仲間とジンギスカン例会をやった記憶・・・今は火気厳禁でしょう。
若い女性のレリーフの前で立ち止まる人はいても、キノコに関心を
示す人はほとんどいません。食用ではないのでしょうか?もし美味
なら、この状態になるまで残っていなかったかもしれません。おかげ
で集まる虫たちをじっくり観察することができました。
調べてみると、ルリコガシラハネカクシでした。上翅が美しく輝いて
いました。数十はいたでしょうか。なぜこれだけの数が集まるのか?
アリのような「何かの道しるべ」があると思われないので不思議です。
ほかにもキノコムシの仲間が来ていましたが、キノコの中に潜り込ん
で見えません。人通りが多いので、崩すのは断念しました。
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5月下旬の手稲山を歩いていたら、どこからともなく大きな甲虫が
飛んで来て体に止まった。しがみついたまま離れない。無理には
がそうとすると踏ん張って爪を立てる。そのまま一緒に山道を登る
ことになった。何を考えているのか・・・「無賃乗車」ではないのか?
自然界では野生動物に乗る省エネ移動も大いにアリかもしれない。
さすがに気になり始めたので強制下車してもらった。このときは
黒いカナブンだったかも・・・・くらいの感覚だったが、後日名前を
調べてみると・・・どうもミヤマオオハナムグリらしいと分かった。
カナブンとハナムグリ・・・どこがどう違うのだろうか?
「ミヤマ・オオ・ハナムグリ」=「深山・大・花潜」の意味だと勝手に
解釈していた。本当か? 「大」はともかく、「深山」を「みやま」と
読ませるのは、どうも当て字らしい。当初は「美山」だったのか?
また「花潜」にもかかわらず、花には来ない(かもしれない)・・・・・
カナブンもハナムグリも、同じコガネムシ科のハナムグリ亜科に
分類されるという。要するにかなり近い親戚関係にあるということ。
ならばわざわざカナブン君だけに特別の呼称を与える意味はどこ
にあるのか?それほどに・・・日本人の生活とカナブンとの密接な
関係があったことがうかがわれる。こんな文化はほかにはない。
「ミヤマ」がつく昆虫(植物も?)は多い。ミヤマクワガタ・ミヤマ カラスアゲハ・ミヤマセセリ・ミヤマアカネ・・・などなど。これらの
顔ぶれを見ると、やはりどちらかというと「山奥」の住人が多い。
その意味では「深山」なのだろうが、「美山」でなければ生きてい
けないことも確かだ。美しい国、日本? 口先だけではダメだ。
(2014年7月中旬・八剣山ふもとで撮影)
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子どもたちに風邪引きが多く、学級閉鎖も。風邪をもらったようだったが
歳のせいか回復がままならない。寝込んでいるうちに根雪になっていた。
おまけに今朝は大雪・・・・・一気に50cm超ではさすがに交通がマヒして
いる。野外に出られないとストレスがたまるばかりだが、もう少しおとなし
くしていろということか・・・天気に逆らうことはできない。
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この夏に見かけたカミキリムシを紹介します。
カミキリムシ・・・・・日本に約800種がいるといいます。チョウが
約250種ですから3倍以上ですが、チョウほど目立たないのは、
樹木のすき間に隠れていたり庭の花に訪れることが少ないから
かもしれません。大小はあっても体型は似ています。触角も長い
ものが多い。ただ体色は多様で光沢がある美しい種もいるので
人気があります。一方、材をかじるので「害虫」扱いされることも
ありますが、衰弱木の更新を早めていると見ることもできます。
特にカミキリムシにこだわっているわけではありませんが、こんな
場所に出くわすと、何かいないかな〜と探してしまいます。最近は
土場もあまり見なくなりました。カミキリムシが産卵したり、小さな
ハチが巣を作っていることがありますが・・・いずれ薪になる運命
では、ほとんど未来はないでしょう。
ただし・・・どこかに運ばれて、運よくひと冬放置されるようなことが
あると、その地で分布を拡げることは可能です。数年前、市内の
都市公園では考えられないハチが巣を作っているのを見ました。
その公園の歴史を調べてみると、開拓期に貯木場があったことが
分かりました。おそらく山奥から巣ごと運ばれてきた子孫でしょう。
流木とともにカミキリムシの幼虫も移動しているようです。
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