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三角山でも紅葉が進み、雪虫が多数飛んでいました。
ここでも雪虫の吹雪。ほとんどがケヤキフシアブラムシでした。
林縁部で群れているので林の中に入って観察。帰り際、電柱
に着いている雪虫を見ていたら、赤い虫が登ってきました。
どこまで登っていくのか・・・ゆっくりとだが滑ることなく上へと向かう。
ヒラタムシの仲間のエゾベニヒラタムシだろう。こんな遅い時期には
初めて見たが、成虫越冬だったか?名前の通りの「平たい虫」。こ
の体のつくりは、おそらく樹皮などのすき間に入り込むための適応
だろう。多くはそんな場所で見つかる。
それにしても、テントウムシなどの甲虫やカメムシ類は飛ぶときは、
なるべく高い所を目指すようだ。チョウやトンボ、ハチなどと違って、
飛翔力が弱いので風をつかまなければならない。しかも、風向は
一定ではないのでどこに飛ばされるかは風次第。そんな「自然体」
の生き方もアリなのかなと思う。
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札幌の甲虫類
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この時期、メノコツチハンミョウの姿が目立ちます。
何らかの事情で触角を失ったのだろう。体のバランスが取れない
ようだ。葉に上るもののすぐに落下してしまう。これではうまく配偶
者を見つけられないかもしれない。メノコツチハンミョウ・・・なぜか
この時期に地上を歩く姿が目立ち、札幌の秋を代表する虫のひと
つで初雪が近いことを感じさせるが、雪虫ほどにはなじみはない。
美しい音色を響かせるわけでもなく決して好まれそうな姿でもない。
その上、危険を感じると「擬死」の姿勢になり脚の関節から黄色の
液体を出して「威嚇」する。カンタリジンという成分を含んでいて肌に
ふれると水ぶくれができるという。だが、この仲間を扱う研究者の
話では、一度も被害に遭った事がない・・・!と不思議がっていた。
よほど肌が強いのか、虫が手加減しているのか・・・いずれにしても
手づかみしないようにしている。
この虫の生態は面白いことが多いようだが、未解明の部分もまだ
まだあり、分類も確定していないという。この時期に成虫になるの
はなぜか、越冬はどうしているのか、「過変態」というステージがあ
るというが本当か、どうやってハナバチの巣にたどりつくのか・・・
などなど、まだ知らない驚異の世界?が広がっていそうだ。
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大きなカミキリムシがイタドリの花に来ていました。
オオアオカミキリが、オオイタドリの花(雄花)に執着していた。
しばらく観察した後、2時間後に再び寄ってみると、同じ場所
でまだ食事中だった。よほどここの花が気に入ったのだろう。
食べていたのはオオイタドリの雄花の花粉。近くには雌花もあるが
それには関心がないようだ。時々飛んで移動するものの雌花には
行かない。カミキリムシなどの甲虫には餌とならないのだろうか?
だとするとオオイタドリの受粉には役に立たない虫ということになる
のだが・・・オオイタドリの雄花と雌花の区別は意外と簡単だという
ことを最近知った。雄花が「直立」するのに対し、雌花は垂れる。
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熊本など台風の被害が出ているようですね。じゅうぶんにお気をつけください。
伐採木にハナムグリが飛んできました。
ハナムグリとよく似たアオハナムグリもいるので、どちらだろうと
思って捕まえて確認してみることにしたら・・・
捕まえると固まって動かない。いわゆる「擬死」だろう。一定時間
「死んだふり」をして、敵の目を逃れようとする本能が備わってい
るようだ。このときはおよそ1分間固まって動かなかった。この時
間で大丈夫なのかどうか、時と場合によって時間が変わるのか
どうか、実験してみると面白いかもしれない。
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センチコガネが頑張っていました。
側溝に落ちるセンチコガネが目立つ。わずか30cmの壁でも
彼らにとってはちょっとした岩壁を登るような感覚だろうか・・・
垂直の滑る壁から落下すると、いくら外骨格で武装していても
衝撃は相当のものだろうと想像できる。飛んで脱出すればいい
のにとずっと思っていた。つい最近知ったのだが北海道のセンチ
コガネは飛べないのだという。試練の壁を乗り越えるしかない。
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