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様相。それ以前に通過する地域の皆さま、お気をつけください。
この歩行から「尺取虫」と呼ばれる幼虫の多くはシャクガ(尺蛾)の
仲間です。今年は条件がいいのか、あちこちで目につきます。
葉の裏に隠れていたのは、エダシャク(枝尺)と呼ばれる蛾の
仲間の幼虫でした。「枝」と呼ばれる理由は?それを明らかに
するために、ちょっと刺激を与えてみました。
葉の上なので、枝には見えませんが・・・それでも本人はなりきって
いるつもりなのでしょうか? 危険を感じたりすると、この硬直姿勢。
天敵対策に何がしかの役に立つということなのでしょうね。果たして
継続時間はどうか? 試しに計ってみました・・・約3分後には・・・・
何かのスィッチが入って切れるまで、この場合は3分。時と場合、
種類、あるいは個体の成熟度合い(筋トレ?)によって異なるの
だろう。危険が去ったと「判断」しての行動か?それとも体内の
「麻酔物質」が切れての行動か? いずれにしても・・・ある種の
「死んだふり」だろうが、その時間を計測することは無意味か?
それとも、イグノーベル賞級? 面白いテーマはたくさんある。
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札幌の蛾
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フクラスズメという蛾の幼虫(毛虫)が、あちこちで目立ちます。
定期的に下草刈りが行われる中、ここまで生き残っていたのは
墓の敷地内にあったためです。よく見ると何やら毛虫が・・・
(2017年8月上旬・円山墓地)
草を揺らしたり、息を吹きかけたりして刺激を与えると・・・・体を
反らして激しく左右に振れる行動をとります。嫌がっているのは
明らかですが、果たして天敵にはどれほどの効果があるのか?
フクラスズメ・・・翅を開くと約8cmといいますから、蛾の仲間では
中型でしょうか。成虫を見たことがありませんので、図鑑の標本の
写真を引用させてもらいました。後翅のブルーの模様が印象的。
本州では成虫で越冬するようですが、北海道ではどうでしょうか?
もしそうなら、今年の大発生で目にするチャンスがあるかも・・・・・
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この夏は蝶や蛾の幼虫の姿が目立ちました。特に狙って探している
わけではないので、生存の条件がよかったのかもしれません。
ムチムチのボディの上、尻尾?がある奇抜な姿・・・この存在感
あふれるイモムシは・・・・・モクメシャチホコの終齢幼虫でした。
せっかくの出会いなので、移動してもらって詳しく観察。
「シャチホコ」の名前は、幼虫のこの姿からでしょう。カメのように、
頭を引っ込める(全部は隠れませんが)と同時に、トゲがある尻尾
(尾状突起?)を立てて威嚇するかのようなポーズ。私には面白い
だけですが、天敵には一定の効果があるのでしょう。でなければ、
こんな奇抜な姿で生き延びてきた意味が理解できない・・・
残念ながら成虫を見たことがないので、図鑑より引用させて
もらいました。幼虫からは想像できない姿です。他の蝶や蛾
もそうですが、なぜ、幼虫のステージで繁殖(性成熟)しない
のか・・・・・・わざわざ蛹を経て成虫になる必要があるのか?
どうも翅を持つこと=移動と関係がありそうなのですが・・・・・
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時に大発生するマイマイガ、札幌では今年も大発生しませんでした。
2013年夏、市内ではマイマイガの仲間が大発生しましたが、
その後、2014年〜16年には、ほとんど沈黙。そして2017年も
探すのが難しいくらいに姿が見られませんでした。
やっと見つけたのは郊外の山の中でした。絶滅したわけではなく
人の目につきにくい所で命をつないでいました。このままおとなしく
していてくれればいいのですが・・・・・・札幌では2003年、2013年と
大発生。このサイクルからすると今度は2023年?いずれにしても
大発生のメカニズムはよく分かっていないようです。
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スカシバガと呼ばれる蛾の仲間は、どれもハチに擬態しているようです。
スカシバガと呼ばれる蛾の仲間は、どれも「透羽」を持ち、羽の
形状や全体の姿が、ある種のハチに似ています。飛んでいると
どちらか分かりませんが、止まった姿をよく見るとやはり蛾です。
これも蛾。後脚が毛深いのはマルハナバチがつける花粉に似せて
いるといわれています。いずれにしても他者(天敵)との関係で生き
延びるのに有利な姿だったからこそ、今こうして見ることができるの
でしょう。子孫を残すという面では何が有利なのか・・?人の場合は
もう少し複雑な事情があるでしょうが、姿形が異性に好まれるかどう
かは少なくともひとつの重要な要素であることは確かでしょう。古今
東西、適齢期の若者のこだわりを見れば明らかです。
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