一期一会

札幌の昆虫の生態や自然を写真と合わせて紹介します!

札幌の蛾

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      の朝となりました。が、台風の予想進路を見ると、北海道直撃の
     様相。それ以前に通過する地域の皆さま、お気をつけください。

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                              尺取虫・・・  (2017年9月中旬・五天山公園)

      この歩行から「尺取虫」と呼ばれる幼虫の多くはシャクガ(尺蛾)の
      仲間です。今年は条件がいいのか、あちこちで目につきます。

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                       オオイタドリに2匹の蛾の幼虫が・・・

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              ヒメシロモンドクガの中齢幼虫でしょう。これは尺取虫ではありません。

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                             これは尺取虫では・・・?

       葉の裏に隠れていたのは、エダシャク(枝尺)と呼ばれる蛾の
       仲間の幼虫でした。「枝」と呼ばれる理由は?それを明らかに
       するために、ちょっと刺激を与えてみました。

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                             ハイ、ポーズ!

     葉の上なので、枝には見えませんが・・・それでも本人はなりきって
     いるつもりなのでしょうか? 危険を感じたりすると、この硬直姿勢。
     天敵対策に何がしかの役に立つということなのでしょうね。果たして
     継続時間はどうか? 試しに計ってみました・・・約3分後には・・・・

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                        耐え切れず?隣りの葉に移動   (2017年9月中旬・西区平和)

      何かのスィッチが入って切れるまで、この場合は3分。時と場合、
      種類、あるいは個体の成熟度合い(筋トレ?)によって異なるの
      だろう。危険が去ったと「判断」しての行動か?それとも体内の
      「麻酔物質」が切れての行動か? いずれにしても・・・ある種の
      「死んだふり」だろうが、その時間を計測することは無意味か?
      それとも、イグノーベル賞級? 面白いテーマはたくさんある。
     


       久しぶりにまとまった雨の朝となりました。しばらく続く予報です。
      フクラスズメという蛾の幼虫(毛虫)が、あちこちで目立ちます。

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                     円山墓地のイラクサの仲間(アカソ?)

      定期的に下草刈りが行われる中、ここまで生き残っていたのは
      墓の敷地内にあったためです。よく見ると何やら毛虫が・・・

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            多数います。色に変異? 同じ蛾の幼虫だと思いますが・・・食欲旺盛!
                                               (2017年8月上旬・円山墓地)

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               河川沿いのアカソで、防御姿勢をとる。   (2017年8月中旬・西区平和)

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                               (2017年9月中旬・西区平和)

      草を揺らしたり、息を吹きかけたりして刺激を与えると・・・・体を
      反らして激しく左右に振れる行動をとります。嫌がっているのは
      明らかですが、果たして天敵にはどれほどの効果があるのか?

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                                                   (『札幌の昆虫』より)

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                             (『北海道の蝶と蛾』より)

       フクラスズメ・・・翅を開くと約8cmといいますから、蛾の仲間では
       中型でしょうか。成虫を見たことがありませんので、図鑑の標本の
       写真を引用させてもらいました。後翅のブルーの模様が印象的。
       本州では成虫で越冬するようですが、北海道ではどうでしょうか?
       もしそうなら、今年の大発生で目にするチャンスがあるかも・・・・・
       
 
    この夏は蝶や蛾の幼虫の姿が目立ちました。特に狙って探している
     わけではないので、生存の条件がよかったのかもしれません。

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                        ヤナギの若い木に何かの幼虫が・・・

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      ムチムチのボディの上、尻尾?がある奇抜な姿・・・この存在感
      あふれるイモムシは・・・・・モクメシャチホコの終齢幼虫でした。
        せっかくの出会いなので、移動してもらって詳しく観察。

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                                防御姿勢?

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                               怒ってる・・・?     (2017年8月中旬・五天山公園)

      「シャチホコ」の名前は、幼虫のこの姿からでしょう。カメのように、
      頭を引っ込める(全部は隠れませんが)と同時に、トゲがある尻尾
      (尾状突起?)を立てて威嚇するかのようなポーズ。私には面白い
      だけですが、天敵には一定の効果があるのでしょう。でなければ、
      こんな奇抜な姿で生き延びてきた意味が理解できない・・・

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                                           (『北海道の蝶と蛾』・2015年より引用)

       残念ながら成虫を見たことがないので、図鑑より引用させて
       もらいました。幼虫からは想像できない姿です。他の蝶や蛾
       もそうですが、なぜ、幼虫のステージで繁殖(性成熟)しない
       のか・・・・・・わざわざ蛹を経て成虫になる必要があるのか?
       どうも翅を持つこと=移動と関係がありそうなのですが・・・・・

     時に大発生するマイマイガ、札幌では今年も大発生しませんでした。

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       2013年夏、市内ではマイマイガの仲間が大発生しましたが、
       その後、2014年〜16年には、ほとんど沈黙。そして2017年も
       探すのが難しいくらいに姿が見られませんでした。

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                         産卵するマイマイガ       (2017年8月中旬・宮の森で撮影)

      やっと見つけたのは郊外の山の中でした。絶滅したわけではなく
      人の目につきにくい所で命をつないでいました。このままおとなしく
      していてくれればいいのですが・・・・・・札幌では2003年、2013年と
      大発生。このサイクルからすると今度は2023年?いずれにしても
      大発生のメカニズムはよく分かっていないようです。
    スカシバガと呼ばれる蛾の仲間は、どれもハチに擬態しているようです。

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                         ヒメジョオンに来たのは・・・ハチ?

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                          コスカシバでした。     (2017年7月下旬・三角山)

      スカシバガと呼ばれる蛾の仲間は、どれも「透羽」を持ち、羽の
      形状や全体の姿が、ある種のハチに似ています。飛んでいると
      どちらか分かりませんが、止まった姿をよく見るとやはり蛾です。

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                               脚が毛深い!

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                             モモブトスカシバ     (2013年8月上旬・三角山)

      これも蛾。後脚が毛深いのはマルハナバチがつける花粉に似せて
      いるといわれています。いずれにしても他者(天敵)との関係で生き
      延びるのに有利な姿だったからこそ、今こうして見ることができるの
      でしょう。子孫を残すという面では何が有利なのか・・?人の場合は
      もう少し複雑な事情があるでしょうが、姿形が異性に好まれるかどう
      かは少なくともひとつの重要な要素であることは確かでしょう。古今
      東西、適齢期の若者のこだわりを見れば明らかです。
      

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