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昨日の札幌の天候は大荒れ。雨がみぞれになり、ついに雪に変わった。
風が強く、雷のおまけもついた。観測史上2番目に遅い初雪だそうだが、
この頃の天候は、ふれ幅が大きい気がする。今日になって荒天は終息
し、積もっていた雪も消えつつあった。エゾシロチョウはどうしているのか?
(2012年11月19日・西区で撮影)
葉をつむいで作った幼虫の巣は、大丈夫のようだった、多少は濡れてはいたが。
葉を糸でつむいで固定し飛ばされないようにしているのだろう。これを作ったのは
6月から7月にかけて。ずっとこのままの状態で冬越ししなければならない。見た
目以上に丈夫で防寒対策がなされているのかもしれない。中には、小さな幼虫の
集団がいるはずだ。中を覗いてみたいが、巣を壊すのは気が咎める。
6月中旬のエゾシロチョウの卵塊。
越冬後、4月中旬のエゾシロチョウの2齢幼虫。
エゾシロチョウ、日本では北海道限定だから、それ以外の地域ではなじみが薄いかも
しれないが、やや大型で純白がきれいなシロチョウの仲間だ。他のシロチョウたちの
多くが年に何回か発生をくり返すのに、エゾシロチョウは年1回だけ(6月)の発生を
頑固に守っている。その理由は何だろう・・・?
卵→幼虫→蛹→成虫を1年かけてくり返す。そのうち、幼虫でいる期間は、実に10か月
にも及ぶ。しかも、そのほとんどは「飲まず食わず動かず」の休眠状態だ。これも環境
に対応した生活様式なのだろうか・・・氷河期・北海道限定がヒントになるのかもしれない。
雪の中、何だろう・・・深紅の花が目立っていた。 |
エゾシロチョウ
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近くの空き地で発生していたエゾシロチョウ、あれほど群がっていたのに
ほとんど姿を消していましたが、一部では命をつなぐ場面が見られました。
抜け殻が風に揺れる中、産卵する♀がいた。
数秒おきに腹端を葉裏に押しつけて卵を産む。
そんな中、邪魔する奴がやって来た・・・
あぶれ♂だろうか、交尾を迫るが、♀は翅を拡げて拒否。
♀は、何度も♂のアタックを受け、翅や腹がツルツルになってしまう。
(2012年6月19日・西区の住宅街で撮影)
卵はふつう葉の裏に産み付けられるが、このように表に産み付けられたものも結構見られた。
これでは、雨や陽射しなどで、孵化まで持たないのではないか・・・母親が間違えたのか? |
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エゾシロチョウの羽化がピークへと向かっています。少し遊ばせてもらいました。
まだ♂が多いようです。羽化してくる♀を待っているのでしょうか・・・食樹を離れません。
中には、すでにペアになっているものも・・・下が♂でしょうね。
(2012年6月5日・西区の住宅街で撮影)
羽化はピークへと向かっていますが、予備軍(蛹)が、ざっと数えてまだ200くらいいます。
あと1週間くらいは羽化が続くのでしょう。この1週間のずれは意味があるものと思いますが。 |
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今年もエゾシロチョウの羽化が始まりました。好天で成長は順調のようです。
(2012年6月2日・西区の住宅街で撮影)
最初に羽化してくるのは、ほとんどが♂です。食樹のまわりを離れずに、遅れて羽化してくる♀を
待っています。それらの♂は、♀が羽化している最中でも交尾をしようと競争になります。♂が
いないうちに♀が先に羽化してしまうと、交尾できないうちに鳥などの天敵に襲われてしまって
子孫を残せないリスクが大きくなる可能性があります。他のチョウ類でも同じようです。 |
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ずっと寒い日が続いていたが、今日は晴れて気温も上がった。エゾシロチョウは
どうしているだろう。毎年発生している近くのボケに様子を見に行った。
終齢の幼虫のようだ。もっと若齢のときは「群れ」ているが、だいぶばらけてきた。
蛹化場所を探しているのだろうか、食樹を離れて移動しているものも・・・仲が良さそうに見えた。
中にはすでに蛹になっているものも。でも周りの幼虫は発育不全に見える。
(2012年5月14日・西区の住宅街で撮影)
エゾシロチョウは、国内では北海道だけに分布するやや大型のシロチョウ
の仲間。毎年1回、6月に羽化する。市街地のバラ科の植物にもつき多数
発生するので嫌がれることもある。この場所で見る限り、今年の成長は
順調のようだ。ただ数百と思われる幼虫の中には発育不全のものがいた
り、アオムシサムライコマユバチ(寄生蜂)の攻撃を受けたりしているもの
も見られる。すべての幼虫が順調に育つわけではない。このあたりの微妙
なバランスが「自然」なのだろう。
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