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紅葉・黄葉のピークは過ぎて、落ち葉が目立つようになりました。
地下鉄通り沿いに植えられたイチョウが盛大に葉を落として
風で舞い上がる。アスファルトの上では積もりようもない・・・・
落ち葉の行き着く先はどこだろうか? 近くのマンションでは
管理人が落ち葉集めに忙しい。戸建ての住人からは木を切
れとの声が上がる。何のための街路樹なのだろうか?
イチョウに責任はない。置かれた場所で、排気ガスを浴びながらも精一杯・・・
命をつなごうとしているだけ。人が樹種を間違えたか?常緑樹ならいいのか?
そもそも街路樹の役割は何だろう・・・色々と余計なことを考えてしまう。
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札幌の樹木
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あちこちでツタ(ナツヅタ)が紅葉しています。
円山墓地・無縁墓?(10月中旬)
ツタ・・・物に伝って伸びることから「ツタ」なのだという。市内で
見られるツタの多くはナツヅタ。ほかにアメリカヅタというのも
あるようだが、じっくり見たことはない。樹木はもちろん建物や
フェンスなど何にでも這い上がって伸びる。壁一面等に広がる
ツタが一本の根から伸びたものであるというのは驚き!ツタの
からまる〜♪ と歌われる建物はどことなく歴史を感じさせる。
北大旧理学部(現在の総合博物館)の壁のツタは見事だった
が・・・耐震化工事の際に、除去されて丸裸になってしまった。
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先日の爆弾低気圧の強風で、案の定、落葉が進んでいました。
ブナ・・・北海道の自生地(北限)は黒松内低地帯とされています。
円山にブナがあるのは明治時代の名残り。開拓使が「養樹園」を
設置した際に、試験的に植えられたものが生き残っているのです。
100年余りを経て、何本かは大木に育っていて、周りには実生も
見られます。花粉化石の分析によると、札幌周辺の森林の一員
だった時代もあったようです。長い目で見ると、北進と南下をくり
返してきた事実・・・そこには文書には残らない歴史があります。
エゾリスが忙しく動き回っています。なかなかじっとしていないので、この時期の
過去の様子を紹介しておきます。冬に備えて、脂肪を蓄えなければなりません。
また貯食も必要・・・エゾリスにとって忙しい時期。目にする機会も多くなります。
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これから寒気が入って、札幌の平地でも雪になる予報です。
市内の紅葉・黄葉がピークになる中、ハマナスも色鮮やかに・・・
黄色の中の赤が印象的ですが、今年は特に色づきがいいかも。
ハマナス・・・海岸の砂地に自生しているのが本来の姿だろう。
「北海道の花」に指定されているせいだろうか、あちこちに植栽
されている。幹線道路沿いなど、一見うまく育たないのでは?と
思われる場所でも成長できるのは、荒れ地に耐性がある証拠
だろうか?バラの仲間なので枝に短毛と刺がある。「ナス」とは
無関係で、「浜梨」が訛ったものと言うが、梨にも見えない・・・?
(2017年5月中旬・石狩浜)
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新琴似神社のキミノオンコ、たくさんの実をつけていました。
新琴似に屯田兵とその家族が入ったのは1887年(明治20年)の
ことでした。その220名の多く(85%)は西日本(福岡・熊本など)
出身。あまりに違う気候・風土に戸惑い、苦労も多かったよう・・・
この日は開館日で、当時の様子が分かる資料を見ることもでき
ました。外回りを見ていたら、なぜかキミノオンコが植えられてい
ました。何度か訪れたときには気がつきませんでしたが、たくさん
の黄色の実でそれと分かりました。なぜここに・・・?
キミノオンコ・・・オンコ(イチイ)の実は普通赤いが、中には稀に
黄色の実をつけるものがある。人の手によって作られたものでは
なく、元々自生していたという。その自生地が札幌周辺だというの
だが、植栽されたもの以外に見たことがないし、植栽されたものを
見る機会も稀で、市内では数箇所だろう。この神社のオンコも植え
られたものだが、その由来は興味深い。
兵屋を管理している人の話では、山で事故(遭難?)に遭った人が
このオンコに助けられ、感謝して持ち帰ったものだという。以来毎年
訪れていたが、最近は姿を見ない・・・どんな事故だったのか、木が
どう助けたのか、何をどう持ち帰ったのか?想像が膨らむが詳細は
分からない。少なくとも15年前からあるというキミノオンコ・・・積雪に
耐えた樹形はいかにも窮屈そう。由来も含めて貴重な木だと思う。
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