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最近までありましたが、撤去されて更地になっていました。
アカナラ(赤楢)・・・北米原産の落葉樹。高さ20m以上まで成長して
目立ちます。「赤楢」は英名「レッドオーク」の直訳でしょうか。生長が
早く萌芽力があり樹形も美しいことから、市内では公園樹・街路樹とし
て植えられています。ただし、ナナカマドやハリエンジュ、イチョウなど
ほどは多くありません。アカナラの由来を少し調べてみると・・・・・・・・
「明治24年に北アメリカのアーノルド植物園から北大植物園に送られて
きたどんぐりが元祖となっている」 (『札幌の樹々』さっぽろ文庫38)と
ありました。ここでも当時の開拓使が、いかにアメリカとのつながりが
大きかったかを示しています。その後、よく似たヨーロッパナラというの
も入ってきて多様化したようです。先日見た謎の物体の正体は・・・・・・
ドングリで描かれた地図
集められたドングリで北海道の地図ができていました。青森県も
できていますが・・・スペースの関係?からこれ以南は無理かも。
観光客が多く通る場所です。なくならないところを見ると神宮関係
者の製作でしょうか。島々もあってかなり正確です。
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札幌の樹木
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寒い一日でした。時折り小雪が舞います。だれも歩いていません。
落葉に埋もれつつあるイワミツバの緑が印象的でした。このまま
の状態で冬を越すのだったかな・・・?キアゲハの幼虫の姿はもう
ありません。きっとどこかで蛹になっているはずです。その一方で
フユシャクは活動しているはず・・・・・・・しかし見つけられません。
こんなに難しかったかなぁ〜今年は異変かもしれません。
雪が降っているのかと思いましたが、キタコブシのたくさんの冬芽。
絹のような毛が輝いて見えました。年によって芽のつき方が違うの
かな・・・この分だと来春はたくさんの花が咲くかもしれません。
こんな姿が見られるのは・・・まだまだ半年後ですが、必ずやってくる。
それが分かっているから長い冬を頑張れるのかもしれません。
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あちこちでカラマツが黄葉しています。この時期の風物詩のひとつです。
送電線下に沿って植えられているように見えます。工事の際に
伐採された自然林の代わりに植林されたのでしょうか? また
農家の裏に植えられたカラマツは、かつての薪炭林の名残りな
のかもしれません。元々北海道にはなかったカラマツ・・・いつ
どのような経緯で入ってきたのでしょうか? 少し調べてみると
そのことが分かる場所が円山のふもとにありました。
カラマツ(落葉松)・・・北海道ではエゾマツ・トドマツ・イチイなどは常緑
針葉樹。その中での黄葉は目立ちます。元々はなかった樹木。調べて
みるとやはり明治以降になって入ってきていました。これらのカラマツの
生まれ故郷は信州(長野県)。円山養樹園での試験的な播種に始まり、
信州出身で円山に移住した藤森武左右衛門が、1884年(明治17年)に
苗木を取り寄せ植えたところ良好であったために本格化したようです。
また日露戦争戦勝記念として、1906年(明治39年)に当時の小学生が
今の動物園近くの山麓に何と1万本!ものカラマツを植樹したとの記録
もあります。円山ふもとで見た大きなカラマツは、この時の名残りかも
しれません。その後注目されることなく樹齢100年超・・・相当老化して
いるように見えます。開拓期の遺産として大切にされるべきでしょう。
自然林が広がりアイヌの人々の土地であったところを明治政府
(開拓使)が「国有地」(官林)として取り上げました。その後道外
資本に払い下げられると、製紙業や酪農業などで森林伐採が
進み代わりに多く植えられたのがカラマツで、元々は林業経営
が目的ではありませんでした。当然のように今見ている初冬の
景色は高々100年の間に出来上がったもの・・・・「郷土樹」への
回帰が進んだり林業が衰退する中、今後カラマツはどうなるの
でしょう。100年後にはどんな景色が広がっているのでしょうか?
ひとつの樹木からでも色々なことが見えてきて勉強になります。
(参考)『カラマツの来た道』(坂東忠明・エコ・ネットワーク・2013年)
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2本のハルニレの大木が御神木となっていました。樹齢200年以上
とのこと。ということは・・・・・・この地が開拓される前から立っていて
人々の暮らしを見ていたことになります。多くの神社には「御神木」と
呼ばれる樹木が残されているのには理由があるのでしょう。説明板
にあるように木には「地の神」が宿っていると信じられて大切にされ
てきたものと思います。 健康回復・頭脳明晰・夫婦円満・不老長寿
・・・これらの効果は???ですが、樹木が残る要因になりました。
(2016年11月上旬・豊平区中の島で撮影)
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大雪になった翌日は雨・・・どんどん融けていきます。市街地の雪は
水となり精進川も増水。頭上注意のはずが、ぶつけてしまいました。
とにかく種類・数とも多い印象。雪の上だけに目立ちます。
ほかにもオニグルミ、シンジュ、ヤナギやポプラの仲間に
カラマツの針葉も・・・いずれ雪に埋もれてしまうので絶好
の観察日和。そして、勉強にもなりました。豊かな植生が
残されていればこそ・・・鳥たちも集まってきます。
それでも護岸工事を中止させ自然林を残している価値は大きいでしょう。
イチョウが黄葉することなく落ちていた。しかも大量に・・・これは
明らかに降雪のせいだろう。こんなに簡単に? 落ちていいのだ
ろうか・・・実もできて用済みだから想定内かな?もし生まれ故郷
とは違う環境での不都合なら、イチョウには札幌は試練の地だ。
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