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低山地の沢沿いではカワトンボ(ヒガシカワトンボ)が登場し始めました。
アキアカネなどではよく見る逆立ち(オベリスク)姿勢ですが、
カワトンボも暑いのでしょう。日光の当たる面積を小さくして
「熱中症」を避けているようです。ならば、ずっと日陰にいた
らいいのに・・・と思うのですが、日陰では視界が狭くなって
獲物や配偶者が見つけづらくなるのでしょう。天敵に見つか
るリスクも大きくなりますが、そうも言ってられません。
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札幌のトンボ
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大雪以来まとまった降雪はなく、だいぶ融けました。それでも朝晩は
寒いので暖房は欠かせません。灯油配達は大忙し。配達料込みで
リッター70円くらいかな。皆さんの地域ではいかがですか?
山沿いの日陰では昼になっても朝の状態のまま・・・・鳥の羽の
ような模様もあって面白いです。どうやってできたのかな?
キャベツが残っていました。
オツネントンボ・・・「越年蜻蛉」が名の由来のように成虫で年を
越す数少ないイトトンボの仲間です。環境の変化でしょうか減少
している地域もあるようですが、札幌市内では平地から山地まで
普通に見られ、時には家の中に入って来ていたトンボに真冬に
出会ってびっくりすることもあります。水中でヤゴで冬を越すこと
が多い中で、成虫越冬を選んだ理由は何でしょうか?
チョウでは珍しくはありませんが、トンボの中では異端児。幼虫が
育つ環境や食べ物が違うので、チョウと同じ理由とも言えません。
いつどこでどうなったか・・・本人に聞けたら、そのルーツを話して
くれるかもしれませんが無理な話。それを可能にするのが科学の
はずですが、トンボを調べて何の役に立つの?という声が聞こえ
てきそうです。役に立つかどうかは(今は)分からなくても探求する
ことが大切だという大隅さんたちの声は重いと思います。
無事に冬を越したオツネントンボ・・・レンギョウに止まっていました(再掲)
(2015年4月下旬・円山ふもとで撮影)
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採石場跡を公園にと整備が始まって20年。植生も少しづつ回復
してきたようです。傷つけられ消滅の危機にあった山が・・・人と
自然の協働で、独特の景観を見せています。緑一色だった夏は
区別できなかった樹種も、色づくと何となく分かるような(気だけ
ですが)・・・人工池も作られてトンボの姿が増えました。
まだたくさん赤トンボがいて日向ぼっこ。中にはよく見るアキアカネ
とはちょっと違う雰囲気のトンボも・・・・・・これは何者なのかな?
キトンボ(黄蜻蛉)・・・よく見るアキアカネなどと同じ仲間で翅の基部と
前縁が橙色になる。市内ではそれほど多くないという(『札幌の昆虫』)。
絶滅が心配されている県もあるようだが、やはり・・・水田などの水辺の
環境が減少・悪化しているせいだろうか? 人工池であっても、あれば
戻って(やって)来ることを証明している。
この日はヤンマやイトトンボの仲間はまったく見られず、アカネ類だけ。
アキアカネは♀が生き残っているものの・・・・すでに役目を終えたよう。
キトンボはまだまだ元気な様子だった。もしかすると・・・・一番遅くまで
活動するトンボなのかもしれない。とは言っても今朝は雷雨。午後から
寒気が入って市内でも初雪の予報・・・さすがに耐えられないだろう。
早くしないと雪が降る! 余計なお世話か・・・ (2016年10月中旬・五天山公園で撮影) |
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夏休み真っ最中。山沿いの公園では網を持った子どもたちが目立つ。
「あっ、オニヤンマだ!」「そっちに行った〜」「捕って!」
今の子は虫捕りなどしなくなった・・・は勝手な思い込みのよう。子ども
はいつの時代も虫が好き? 一方で・・・公園の片隅では中学生らしき
男の子たちが流行のスマホゲームに夢中だ。寄ってくるアブに嬌声を
上げながら・・・・・珍しいものを探したり集めたくなる心理は昆虫採集と
同じだが、子どもの成長に与える「効果」は、まったく違う。
彼らが追いかけていたのはオニヤンマではなかったが、子どもに
とって大きなトンボはすべてオニヤンマ。虫を追いかけ始めた頃の
ことを思い出す。オニヤンマで終わるのかルリボシヤンマまで進む
のかは、これからの成長環境による。男の子(女の子も?)は元々
は虫好きだ。しかし思春期に入ると興味は多様化し、多くは虫とは
疎遠になり、嫌悪することも多くなる。大人になっても虫を追いかけ
ていると人づき合いがうまくいかない。子どもの頃の純粋な興味は
次第に社会圧に押し潰されて消えていく。それでも、夏休みに虫を
追いかけた原体験はどこかに残るはず・・・と思いたい。
墓地の上空を何匹かのトンボが旋回していた。遠目には
オニヤンマに見えたのだが、止まったところを確認すると
似ているがちょっと雰囲気が違う。これは・・・?
コオニヤンマ。オニヤンマをひと回り小さくしたような姿だが・・・
黄色の模様が違うし何より頭が小さい印象。「ヤンマ」とあるが
サナエトンボの仲間だという。近くには発生しそうな水辺がない。
減少しているトンボだが、どこかで生き延びているのだろう。
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(2016年7月中旬・手稲山で撮影)
羽化したばかりと思われる個体から、少し色づいてきたものまで
何匹かが確認できた。昨夏に真っ赤になったショウジョウトンボを
見た場所からあまり離れていない川沿いにいた。かつては札幌に
いなかったトンボだが、最近定着したという。ここの場所でも越冬
できたようだ。どれくらいの数が発生するか・・・8月に見てみよう。
飛翔力のあるトンボのことだから、適した生育地があれば一気に
分布を広げる可能性がある。温暖化がその一因かもしれないが、
その一方で寒冷な気候を好む虫が減っている可能性もある。現状
で北海道固有の虫には温暖な冬は不都合だろう。例えばエゾシロ
チョウ。暖冬少雪は人にとっては暮らしやすいかもしれないが・・・
越冬時にいくつかのダメージを受けている可能性が大きい。環境
の変化に敏感だと言われる虫の態度をよく見る必要がある。
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(2016年6月中旬・西区山の手の住宅街で撮影)
瀕死の状態のトンボがいた。あまり見かけないなと思って証拠写真
だけを撮っておいた。トラフトンボに似ているが・・・・札幌にはいない
はず。これも北上して来たのかと思ったが、よく似たオオトラフトンボ
だったかもしれない。「虎斑」が印象的なトンボだった。
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