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オリジナルシューズ

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今回は、長い間の念願かなって完成した、「天神山オリジナル・シューズ」の紹介です。

ちょっと話が長くなりますが、
昨年の8月に紹介した、私の敬愛する師匠「白井さん」が23年前に作った靴の木型をお借りして「念願のオーダーシューズ」「オオツカM−5」で作った頃に、偶然のように昔のアメリカ靴を見せていただく機会が増えて、私が求めているフォルムの靴に久し振りに数多く出会い、変なモデルと価格高騰で興味が薄れかけていた靴への意識がムラムラと高まり、今年の2月に以前より名品の靴を何回かお借りしている方に、とっておきの古いアメリカ靴「FLORSHEIM」(フローシャイム)のキャップトウをお借りして紹介して、5月に私が以前より持っていたイギリス製「Poulsen Skone」(ポールセンスコーン)の、バランスの良いトウシェイプとブローギング&パーフォレーションのフルブローグを参考にして作製して紹介した客様のオーダーシューズに出会い、靴職人を紹介していただいて、細かい打ち合わせを経て完成した次第です。

構想及び作製依頼から約2ヶ月という短期間でここまで完成度が高い靴が出来上がった理由としては、他の製品でも言えることですが各作業ごとに分業で作り上げるのが当たり前になっている中で、この靴職人が一人でパターン作製から、製甲、釣り込み、ハンドソーンウエルト、出し縫い、ソールの仕上げまで殆んどの部分を手作業で行っているのと、紹介してくださった方が約2年間にわたって細かい指示で良いものを作り上げてきた結果だと思います。

先週の日曜日に作業場を見てきましたが、以前は大手の下請けをしていたこともあって製甲から底付けの設備や木型の種類の多さ等々、また、自分で全ての作業に携わっている強みで、しつこく細かい質問に対しての的確な受け答えに感心させられ、あっという間の2時間が過ぎてしまいました。

天神山オリジナルシューズの特徴は、私の好きな昔のアメリカ靴の良い部分を参考に履き込み口を狭くして、6アイレットのレースの位置からキャップまでの微妙なバランスと程よい丸さのトウシェイプ、今回の作製に当って一番のポイントにした外側と内側の張り出したコバから角度のある削りからのべべルトウエストの絞りを強くしたソールと、今ではお目にかかれないエレガントでクラシックなモデルを復刻させました。

前にも書きましたが、「エスカイヤ版20世紀メンズ・ファッション百科事典」の本にも出てくる、スーツスタイルがほぼ完成し紳士服飾も一気に華開いた時代の1930年代〜1950年代にかけてのアメリカンスタイルには欠かせないアイテムの靴は、欧州移民から伝わった職人技とセンスが際立っていて、私が提案している着こなし全般に対して基本にしている憧れのスタイルです。

今回使っている甲革は、今後のオーダー対応の事も考え余分に仕入れた、フランスの名門タンナー「アノネイ」社の中茶を使いましたが、同時にイギリス「チャールス・F・ステッド」社のスーパーバックスエードを使ったフルブローグも見本で作っています。

今後、サイズサンプルを作製しパターン・オーダーとしてスタートする予定ですのでご期待下さい。
(1点ずつ手作業でパターンを起こしながら作っていくのでちょっと時間が掛かりますが、出来上がった時点でお知らせいたします)




今週、関東以外の地域で平年より大幅に遅い梅雨明けになりましたが、今年は記録的な日照不足が各地でおこり東京地区も安定した夏空がなかなか続きませんが、暑いのは苦手な私でも、やっぱり夏はギラギラと強い日差しが続いてくれないと、スッキリ爽やかな秋が迎えられないような気がしますね。

来週、8月9日(日)から16日(日)まで夏期休暇で銀座店はお休みいたします。
休み明けより本格的に秋冬物コレクションをスタートさせ、弊店「TENJINYAMA」ならではの拘りの品々を紹介できればと思っています。

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