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仕事帰りに携帯に母からの着信。出るとお爺さん今亡くなったから・・・
はい・・・・わかったよ・・・・と言って電話を切りました。
お婆ちゃんに次いで見取ってあげる事が出来ませんでした。お婆ちゃんの時の様な事にはならないように
何かあったら連絡をくれるように言ってあったのですが、急変してそのままだったようです・・・
一ヶ月ほど前に調子が悪いと検査した結果、癌それもイロイロなところに転移していてもうどうにも
ならない状態でした。少し入院してスグに自宅療法に切り替え、母やその姉妹が泊り込みで様子をみて
いました。自分は行ける時はなるべくお見舞いに行っていましたがその度に悪くなっているのが分りまし
た。亡くなる何日か前、調子が悪くなったからと連絡があり、行ってみるとおじいさんが寝ても1,2分で
起きてしまいそれの繰り返しでもう36時間ほど寝ていないとの事です。
先生が親族に違う薬を使って眠らせてあげることも出来ます。でもこの薬だともう話す事が出来なくなり
呼吸も停まってしまう事があります。と言っています。植物人間に近い状態にして痛みを感じさせない
様にしてあげますか?という事です。
看病していた母姉妹は泣きながら、苦しんでいるのは可愛そうだから楽にしてあげてくださいと言ってい
ます。これを聞いた時自分はエッ?って思いました。その薬を使うという事は死んでいないってだけで
もう何も分らなくなってしまうのに・・・・看病の疲れとおじいさんの姿を見ているのが辛かったのか
平常心ではないように感じました。
先生が殆ど喋れないお爺さんに。
もうゴールが近づいてきてると思います。いままで凄く頑張ってきたのでもう休みますか?と聞きました
お爺さんは返事をしません。モウロウとする意識の中でそれがどういう事か分っていたのでしょう。
意識がハッキリしている時はチクショウ(なんでこんな病気になったんだ)と何回も言っていました。
本人の了承が得られなかったからなのか、先生はいったん薬を取りに行くから15分ほどで戻ると言って
そのままナカナカ戻ってきませんでした。その間に寝る向きを変えたらぐっすり眠ったのでそのまま
様子を見る事にしてその日は帰りました。
お婆さんが去年亡くなった後から元気がなくなり、俺もバアサンの所に行くみたいな事を言った事が
あり、その時には何言ってるのおばあちゃんの分までしっかり長生きしなくちゃって言いましたが。
この時は、生きて欲しいけど、おじいちゃんの事を考えると簡単には頑張って生きようなんて言えません
でした。最愛のおばあちゃんを亡くし、病気で苦しいでも病気は治らない。
お爺ちゃんにとってどうなる事が良いのか、生きるって何なんだろう?って考えさせられました。
正直中学生くらいまでは怖くて近寄りがたかったのですが、年をとるにつれてイロイロ話をするように
なり、優しくて可愛らしいお爺さんでした。
写真は形見のタイガーバームです。おじいちゃんのことを思い出しながら。今日も突き指をした指に塗り
ました。
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