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震災発生で東北地方の太平洋側を中心に多くの方々が犠牲となり、 首都圏でも交通機関が麻痺して職場で一夜を明かすことを余儀なく された方々も大勢いらしたと思います。 そんな状況下で家庭菜園検定・東京会場は検定が決行されました。 震災直後の検定決行にいろいろな疑問を感じつつも結局は受験し、
=== 常日頃取り組んでいる野菜作りでは、「業」としてではなく「趣味」 であるがゆえに農薬や化学肥料を使用しないことにこだわっています。 作物の生命力や土壌微生物や小動物のありのままの働きを生かしながら、 できるだけ電力や燃料などのエネルギーを使わず、肥料分についても 食品残渣(いわゆる生ごみ)の100%利用をポリシーとしています。 「業」であればそんなことは言ってはいられませんが、「趣味」である がゆえに害虫と言えども安易に命を奪いたくはないし、余計な化学物質を できる限り自然界にまき散らしたくありません。 そのような立場からすると、震災で大勢の方が亡くなられたことは大変痛ましい 出来事であり、
抜かしている場合ではないのでは?という自分自身への疑問もありました。 しかし、震災で命も財産も奪われることもなく受験ができることはたいへんに ありがたく幸運なのであり、自分自身も身内も被害にもあっていない中で、 その幸運を放棄することは私自身の中である種の怯懦のようにも感じられました。 それに、自分自身が密かに夢見ている
なるように思われたので、心の中で喪に服すこととして追い込みの勉強を行い そして検定会場に向かいました。 結果、おそらく間違いなく前回に引き続き不合格ですが、受験を契機とした 知識の整理はできたので、受験した当初の目的は果たせたように思います。 ただ、検定(1級)そのものの内容については、前回受験で感じたのと ほぼ同様の疑問を感じました。 その疑問とセットになるのが
もっと言えば、前回初めて1級が実施されてから今回が2回目にもかかわらず、 問題点(私が勝手にそう思っているだけですが)について改善が感じられなかったこと を踏まえれば、この1級検定に果たして存在意義があるのか?たとえ1級に合格した としても胸を張ることができるのか?・・・ まあ、合格してもいない自分にはそこまで述べる資格は無いとして、 個人の立場として5500円を支払ってまで受験する価値があるのか? そのように考えると次回どうするか悩ましいです。 なぜ悩む必要があるのか? というのは、もうひとつの別な感触として、前回自分なりに気がついた
つまり、実際に野菜栽培ができなくても、あるいは、2級とはレベルの異なる高度な 専門知識などが無くても適切な受験対策で合格可能であるということ。 さらに、今回は設問の中に『ボーナス問題か?』とも思えるようなものがちらほら見られ
このあたりはおそらくは「オトナの事情」というやつで、
ひょっとすると、このあたりは主催者に迷走のような状態が若干あるのかもしれません。 世間一般には1級がどのような内容のものかはわからない人が多いであろうし、 むしろ合格率の低さからすると、もしも合格を果たしたならば、たとえ受験テクニック で合格したとしても、実際に高度な知識とスキルを背景にした合格者の方々と 区別はつかないのであって
として、何らかの発言力が増すかもしれません。 そうなれば、私自身が密かに画策しているところの
についても、良い影響があるかもしれません。 というわけで「悩ましい」ということなのでした。 |
参考情報の記録
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前回の第二回の検定で1級を受験して見事に落ちたのですが、 出題の仕方?考え方?に少々納得いかない点があったので もう受験するのはやめようかと思ったのですが、 ここでただ引き下がるのも面白くないので、迷いつつも 今年も1級を申し込みました。 ただ、このところ仕事が忙しく休みの日は仕事とはかけ離れた ストレス解消がしたい気分が続いており、受験勉強などは する気がしませんでした。 しかし、今週末に検定試験が迫ってくると何の勉強もしない のでは受験料をドブに捨てるようなものなので、やはり 多少は勉強しようと思い始めました。 東北地方では大震災で大変なときに、趣味にかかわる検定の 勉強をするのは何だか違うような気もするのですが。 === 本来は検定試験の勉強をきっかけに自分の知識が整理されることに 意義があると思われるため、合格に二の次ではあります。 正確には「予想問題」というのとは趣が多少異なりますが、 勉強の一環として「野菜作り虎の巻」から覚えにくい用語を 拾ってみました。
1)キセニア現象(80) 2)グリーンバーナリ(日本語では?)(124) 3)チップバーン(146) 4)花芽分化(164)(184) 5)連作障害(3級レベル?)(16) 6)風媒(79) 7)休眠(前回出題)(174)(183) 8)栄養成長 9)生殖成長(前回出題) 10)アレロパシー(前回出題) 11)緑体春化(124)(174)
1)メチニオン(86) 2)アントシアン(124)(140) 3)オーキシン(129) 4)サポニン様物質(134) 5)アルミナ(157) 6)ムチン(前回出題)(73) 7)ペクチン(73) 8)葉酸(111) 9)イヌリン(前回出題)(288) 10)アルギニン(288) 11)セルロース(223) 12)グルコシノレート(188) 13)ミロシナーゼ(188) 14) イソチオシナネート(188) 15)モモルデシン(前回出題)(69) 16)チャランチン(前回出題)(69) 15)ナスニン(24) 16)ククルビタシン(38) 17)カプサイシン(35) 18) リコピン(前回出題)(202) 19)ラクチュコピクリン(wikipedia) 20)カロテン(前回出題) 21)葉緑素(前回出題) 22)クロロフィル(前回出題) 23)コルヒチン(55)
1)結束貯蔵(133) 2)かき取り収穫(137) 3)寒締め栽培(前回出題)(155) 4)立茎栽培(179) 5)雨よけ栽培(2級レベル?)(21) 6)抑制栽培(37) 7)地這い栽培(39) 8)散水栽培(28) 9)更新剪定(3級レベル?)(28) 10)葉面散布(前回出題) 11)ボカシ肥(前回出題) 12)点まき(前回出題) 13)溝施肥(前回出題)
1)短日植物(184) 2)好光性種子(前回出題)(162)(185)(207)(231) 3)好カルシウム植物(21) 4)硬実種子(74) 5)救荒作物(224) 6)雌雄異花同株植物(前回出題)(79) 7)低温感応性(96)(99) 8)単子葉植物(171) 9)単為結実性(前回出題) 10)抽台(184)(137) 11)花芽分化(184)(137) 12)株立ちタイプ(前回出題)(161) 13)株張りタイプ(前回登場)(161)
1)はじかみ(232) 2)唐芋(222) 3)甘藍(116) 4)ローマ菊(160) 5)千筋菜(150) 6)オランダキジカクシ(178) 7)イヌエ、ヌカエ、ノラエ(182) 8)ガンボ(72) 9)三度豆(90) 10)蚕豆(94) 11)エンサイ(104) 12)ツルレイシ(68)(104) 13)スイゼンジナ(前回出題) 14)萵苣・苣(前回出題)() 15)スイートペッパー(30) 16)玉菜(117) 17)西瓜(55) 18)胡瓜(36) 19)金時草(前回出題)
1)ロゼット(155) 2)おはぐろ(3級レベル?)(98) 3)そう果(108) 4)花托(108) 5)花蕾(3級レベル?) 6)クリスプヘッド(134) 7)根出葉(150) 8)ムラメ、アオメ(184) 9)葉鞘(173) 10)根粒菌(前回出題)(87) 11)地下子葉型/地上子葉型(95) 12)豆苗(102) 13)クラウン(112) 14)鱗茎(173) 15)いぶりがっこ(188) 16)軟白部(164) 17)なり口(213) 18)クリーニング作物(77) 19)塊茎(233) 20)スコヴィル(2級レベル?)(32) 21)ペポ種(前回出題)(50) 22)胚軸(前回出題)(197) 23)ハネムーンサラダ(wikipedia) 24)ブルーム(38) 25)バターヘッド(134)
1)グリーンマッペ(84) 2)ブラックマッペ(84) 3)漬け菜(141)(149) 4)ハブソウ(205) 5)クロタラリア(205) 6)肥料の5要素(前回出題)→ チリカカマ 7)8種類の微量要素(前回出題)→ マホアモドエニテ 8)バンカープランツ(前回出題)() 9)EC(前回出題)() 10)最も窒素分が多い堆肥(前回出題)() 11)BT剤(前回出題) 12)トマトトーン 13)スイカの積算温度(前回出題) 14)品種名の前につく「CR」(198) 15)実生苗(39)
1)スリップス(前回登場)(176) 2)アワノメイガ(82) 3)キスジノミハムシ(194) 4)ハイマダラノメイガ(194) 5)テントウムシダマシ(215) 6)オオタバコガ(22)(34) 7)アザミウマ(前回出題)(176) 8)タネバエ(175) 9)ハスモンヨトウ(35) 10)ダイコンシンクイムシ(194) 11)チャノホコリダニ(28)
1)タデ科で葉枝部分をジャムにするフキににた植物(前回出題) 2)フダンソウの仲間で夏でも育ち葉柄が赤、黄色、オレンジなどの野菜(前回出題) 3)山形県鶴岡市で栽培されている小ナス(前回出題) 2)世界で最もからい唐辛子(前回出題) 3)金沢周辺で栽培される果重1kgのキュウリ(前回出題) 4)京都で栽培されるひょうたん型のかぼちゃ(前回出題) 5)赤み甘みが強く、正月料理に重宝されるニンジン(前回登場) 6)シーザーサラダに使われる白菜のように細長いレタス(前回登場) 7)ダイコンのネグサレセンチュウ被害を防ぐキク科植物(前回出題) 8)プリンスを作るためにネットメロンと交配させたもの(前回出題) 9)新潟市寄居地区で栽培され、扁平で葉カブとしても利用(196) 10)飛騨地方特産で根は地下部まで赤く扁平な球形(196) 11)滋賀県安曇川町西万木地区栽培の秋まき用で寒くなると赤く発色(196) 12)滋賀県日野町で栽培され、根は細長く地上部は紫紅色(196) 13)大阪市天王寺で栽培される扁平の中カブ(196) 14)京都市聖護院地区原産千枚漬けの材料で、大きいモノは4kg(196) 15)島根県松江市津田地区で栽培され、根は赤で先端だけ白く勾玉のような形(196)
1)蔓割病(前回出題)(39)(57) 2)軟腐病(前回出題)(131) 3)ウイルス病(前回出題)() 4)根こぶ病(119)(131) 5)茎枯病(181) 6)そうか病(211) 7)モザイク病(20) 8)黄化えそ病(20) 9)黄化葉巻病(20) 10)べと病(40) 11)うどんこ病(40) === 有機栽培をポリシーにしているので、農薬の知識を問う問題が 多く出題されると今年も厳しいです。 でもよほど暇ならいざ知らず、自分的に不必要な知識を多く 勉強してもムダなのでしません。 あとは、某雑誌を購読でもしていないかぎり見たことも聞いたことも
ないような、一般的に広く流通しているとはいえないマニアックな 野菜が出題された場合は捨てですね。 |
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昨日1級を受けてきました。 結果はわかりにくいタイトルで表現してみました。 つまり、試験開始からものの数秒で
という諦め気分になってしまいました。 合格ラインは60問中50問の正解ということなので 両面ある解答用紙の片側だけで早くもNG。 帰宅してからの自己採点ではようやく半分に届いた程度です。
といいますが、いろいろ考えるところがあって受験 したわけなので、自分自身の今回の結果について 一応の分析を試みます。
5)のケースが10問以上あれば全く問題外ですが、 見たところ9問程度なので、勉強が十分できていれば 合格の可能性はゼロではありませんでした。 しかし、逆の見方をすれば、
ということもでき、そういう意味ではこの検定の1級の 設問の考え方が垣間見れるような気がします。
と言えるような気がしました。 では「クイズ王的知識」を習得するには何が必要かというと それは「アレ」しかないでしょう。つまりそういうこと。 しかしながら、上記は飽くまで私が持った感想に過ぎず、 受験者の方々はそれぞれに持っている知識が異なるため、 全く異なる印象を持っていることと思います。 それを承知した上であらためて疑問に思うことを書いてみます。 理由についての大方の推測はできますが検定委員会(?) の見解を聞いてみたい・・・ということです。 1)日本で最も多く作られている作物であるところの 稲に関する問題はなぜ出題されないのか? 2)キノコはなぜ出題されないのか? 3)事前の想定問題として「トマトの花房の間の葉の枚数」 が提示されていたが、そのレベルの知識が要求される ことを暗に提示していながら、キュウリ、カボチャ、 スイカなどの整枝方法などについて出題しなかった のはなぜか? 4)栄養成分についての問題が複数出題されている一方で 事前に予告のあった「食べ方の知識」に関する出題 がないのはなぜか? 5)一部の地方でしか栽培されておらず、今後普及するか? 重要作物になるかどうか?も不明と思われる作物について、 出題されているのはなぜか? そのあたりの疑問の答えは自分自身、今後じっくりと 見定めていこうと思います。 いろいろ撮ってきた写真を以下に並べます。 デジカメのバッテリー切れで、
最後の一枚だけ携帯です。 |
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さて続きです。 なぜ今回の1級を受験する気になったのか?というと・・・
昨年2・3級を受ける際には、なぜか根拠は無いけれども 自信のようなものがあって、「公式テキスト」とされている 「畑と野菜のしくみ」しか入手しませんでした。 ※前回入手したもの。前回はこれを2回ほど通読して臨みました↑ しかし、「参考テキスト」とされている「野菜作り虎の巻」を 書店で読んでみたところちょっと意外だったのですが、 植物としての野菜の本来の性質にかかわるような学術的な 内容や歴史的な記述がところどころにあって 「結構タメになるなあ〜」と思いました。 つまり、本のタイトルの「虎の巻」というところからの印象だと 「この野菜はこうして育てれば良い」という結論的なコツの ような部分が中心かな?と想像していたのですが、それらのコツを 自分なりに見出すために重要な基礎知識がこの種の書籍としては 結構多めに含まれているように感じました。 併せて、「野菜作り名人の知恵袋」も入手しました。 これも「虎の巻」と似たようなところがあり、 書籍のタイトルから受ける印象の内容はちょっと違っていて 内容は前回2・3級の問題の解説がメインです。 これも読む価値あり、判断できました。 ※今回入手した「虎の巻」と「野菜作り名人の知恵袋」↑ 元来「凝り性」なもので、「自分で見出す」というこが したいのであって、少しでも疑問があることは他人のいうことを 「ハイわかりました」と鵜呑みにするのはイヤなのです。 だから時々遠回りをしてしまうのですが、自分で苦労して 辿りつく方が楽しいのです。そのための基礎知識は 「結構タメになる」と感じたのでした。 その発想の延長線上で
と思えたのであって、例え自分のやり方や考え方とズレて いたとしても、自分の中で知識の幅を広げるうえでは十分役立つ かもしれない・・・と思いました。 === そんなことをあれこれ考えているうちに、全く別の新たな 疑問のようなものが出てきました。 以下全く勝手な想像ですが・・・
ところが、いろいろなしがらみがあって思うにまかせない。 協賛企業は指導学生の有望な就職先でもあり、スポンサー でもあることから、そのあたりにも配慮しなければならないかも しれません。 スポンサーも何のために協賛しているのかがわかりにくくなって しまっては、いまのご時世ですからお金は出しにくい・・・ 世の中、ビジネスとして成り立つことはより発展しやすい のですが、そうでないことはなかなか遅々として進まない ことが多いと思います。 だとすれば、ビジネスではなくて、「趣味」でやっている 人がどれだけ損得抜きで価値あることができるか?にかかっている ということになります。 つまり、私のような立場の人間の出番(?)となるわけです。 そんな勝手な考えもあって
という気持ちになったのでした。 === 本当は、私自身が「勉強してみたいなあ〜」と思っているのは たとえば植物としての野菜の本来の生命力をより引きだすための 環境と品種と季節の適合性とか、土壌微生物や天敵の活用 のためのもっと基本的で専門的な知識などです。 それは野菜作りの「コツのようなもの」とはだいぶ 離れたものとなり、それらを知っていたとしても実際に 美味しい野菜が作れるかどうか?とは別・・のような情報 になります。 しかし、植物の種としての変わりようのないような 各野菜の基本的な性質はともかく、畑とコンテナの違い のように、どのような環境条件下で育てるかにより 「コツのようなもの」は微妙に異なるように思われ、 それを自ら導き出すには基礎的な知識をある程度習得して、 自分なりの仮説を検証しながら取り組む作業のほうが 楽しいと思うのでした。 というわけで、そんな自分の勝手な考えをこうして 書いているうちにお昼になってしまいました。 午後から頑張って勉強します。
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明日の日曜日は家庭菜園検定です。 今年は1級にチャレンジします。 昨年も年度末であまり勉強する時間がとれなかったのですが、 今年は近年の社会情勢を反映して(?)仕事が極めて忙しく ゆっくり試験対策をする時間が殆どとれません。 通勤途上で少し参考書籍を読む程度です。 こんな状態のまま受験しては受験料を支払ったことも 生かせないような気がするので、今日は一日集中して 勉強してみようかな?と思っています。 なので、こうしてブログに時間を費やすのは本来は 適切でないと思うのですが、受験して不合格になってから では言いにくいこともあるので、今のうちに書いておきたい と思います。 今回1級を受験するかどうかについては当初かなり迷いました。 というのは、昨年2・3級を併願で受験し合格はしたものの 実際の試験問題を見た時に、
というような疑問を強く感じたからです。 まず、私が野菜を育てているのはいわゆる「趣味」として やっているのであって、
をしているわけではありません。。 つまり、「農業経営」では収量・収益や経済的効率を最大化 することが最優先である場合が多いと思われるのに対して 私の場合は「趣味」なので、必ずしもそれらを最優先には していません。 ゆえに、我家では化学肥料も農薬も使うことが必須ではありません。 そのかわり、もっと手間のかかる方法をとっていますが スーパーで買うよりも、もっと新鮮で美味しくしかも環境 にも配慮した野菜を収穫することが十分に可能です。 ところが、野菜作りのノウハウを示した本の中で、 「有機栽培」に特化した書籍を除けば、 ・化学肥料や農薬を使うやり方 ・エネルギーや資源を使うやり方 ・残渣の処分や連作障害への注意 などが「必要不可欠」であって「当然のセオリー」である かのように書かれているものが多いように思われます。 とはいえ、
そういう言い分も一般的にはアリだと思います。 自分で育てた野菜を収穫して食べる喜びを「手軽に」 「失敗を最小限にして体験できる」という部分では 一定の効果は期待できると思います。 しかし、そこには入門者として個人のレベルでは意義が あるとはいえ、入門者として習得したやり方は、次のステップ として「脱入門者」的な段階に進むことを前提としているのか? むしろそうではなくて、化学肥料や農薬を使うことを当然の 手法として定着させるケースの方が多いのではないのか? また、食品としての美味しさや安全性でいうと、入門者 よりもスーパーなどで売っているプロ農家が作ったもの の方がよほど安くておいしくてしかも安全といえるケース があると思います。 一流のプロ農家は過剰な施肥もしないし、農薬も適切な 濃度で最低限度だけ使い、しかも、収穫までの日数を 考慮して使っているハズであり、野菜作りの入門者が 量とタイミングを間違えて育てた野菜の方がよほど リスキーな場合がありえると思います。 ついでに言うと、いわゆる「農薬」がリスクが高いかというと 必ずしもそうとは言い切れない面もあると思います。 「農薬を使うのがなんとなく嫌だから」 という理由で、原料が不明な「木酢液」などを使うこと のほうがリスクが高い場合があるかもしれません。 防虫剤をはじめとするさまざまな化学物質が混入する 建築廃材が混じるような、ズサンな生産現場で作られた ものなのか?あるいは、そうでなくて山奥の炭焼き小屋 で作られたものなのか?それらを見分ける術は一般消費者 である我々にはありません。 === ここで、もう一度「プロ農家」の「農業経営」についての 話に戻ります。 一部の「こだわりのプロ農家としての成功例」を除けば、 農業経営の中では安心とか安全の探究や環境問題への配慮 などは、それはやれるに越したことはないけれども、生活の 糧を稼ぐために「業」として「農」に取り組んでいる のであるから、厳しいものがある。 つまり、狭義の「農業」とはビジネスであり、ビジネス であれば出荷先の要求に応えなければならず、たとえ 野菜作りに自分の理想があったとしても、おいそれと それを探究するわけにはいかないであろうと思います。 いわば「甘いことは言っていられない」となるでしょう。 極論すれば、農業経営の観点で手法として生き残った やり方が現時点での「プロのセオリー」だとしても、 それは、「趣味の野菜作り」において選択可能な 方法論のひとつに過ぎないと思います。 したがって、1から10までそのまま趣味の世界に 持ち込まなければならない理由は本来は無いはずです。 にもかかわらず、正解/不正解で知識の有無を判断する ような検定をしても、自分自身にとってさほど重要な意義は 無いのではないか?と思うのです。 仮に「農業経営検定」というものがあるとすれば、その ような場で最高(収量・収益・効率において)とされる 知識や技能の習得を問えば良いのであって「家庭菜園検定」 で問うべきことではないように思えます。 === 一方、前回受験した「家庭菜園検定」の2・3級で次のような 傾向がわかりました。
今回から新設された1級において「有機栽培の知識を問う」 という公式案内は今のところ特にありません。 事前に告知されているのは、習得すべき野菜栽培の対象種類が なんと80種類に増やされたことです。 もしも、今回の1級において有機栽培に関連する問題が コンパニオンプランツ程度のごく限られた部分のみであれば 私の「趣味の野菜作り」とはもはや完全に「ズレている」 ということになります。
趣味の野菜作りにおいては、育てる対象を農水省が管理する 制度上の(狭義の)「野菜」に縛られる必要性は全くゼロ であると思います。 たとえば、バケツで米(=穀類)を作ってもいいし、自宅の 庭の畑で大豆を作ってそれで自家製の味噌や醤油や納豆作り をしても良いはずです。 あるいは、都市部のホームセンターでも比較的容易に入手 できるようになったホダ木でキノコ(=菌類)の原木栽培や 菌床栽培をしても良いはずですし、果樹(果物)を栽培しても 良いはずです。 しかし、少なくとも前回の2・3級では、穀類や菌類や果物 に関する問題は対象範囲から意図的にハズされていたように 見えました。 自分が育ててみたいと思う対象には、穀類や菌類や果物は 十分に入っており、一般的にも「家庭菜園」の対象範囲と すべきものであると思います。 つまりは
含まれていない部分が多いということです。 ※追記 「畑と野菜のしくみ」のp.22には次のように記載されています → 農林水産省の「生鮮食品品質基準」では山菜もキノコ類もハーブ類も野菜に含まれています
我家を含め、都市生活をしている方々でも野菜作りに 関心をもっている人は多いと思われ、それに対して公共の 市民農園は限られているし、個人の農家が貸してくださる 土地は遠くて日々の手入れができない。 そういう意味でプランターなどを利用したコンテナ栽培は 大変有望であり、実際によく行われていると思います。 ところが、コンテナ栽培には畑での栽培とは条件が異なる 場合が多々あり、水やりなど注意しなければならないことも 違ってきます。逆に、規模が比較的小さく目の行き届き やすい家庭内でのコンテナ栽培では、たとえば、ニンジン の発芽は一般の書籍に書かれているほど難しくはありません。 また、プロ農家のように広大な作付面積では到底ありえない ことですが、規模の小さいコンテナ栽培であれば、肥料分を 自宅で出る調理クズなどの食物残渣でほぼ100%まかなうことも、 不可能ではありません。 ※我家では調理クズを発酵させるための米糠と石灰資材(貝化石) は購入していますが、それ以外の市販の有機肥料や堆肥など は全く購入していません。 培養土にしても、最初に購入したものを再使用しています。 このように、コンテナ栽培は「家庭菜園」において有益な 方法であり、畑とは異なる知識や技能が必要になると 思われますが、「家庭菜園検定」ではそれらはほんの僅か しか問われてはいません。 ちなみに、家庭とは規模の点では違いますがイチゴの プロ農家などではイチゴの高設栽培など、ある種のコンテナ を使ったやり方も一般的になっています。 === 長々と書いてしまいましたが、ではなぜ今回の1級を受験する気に
なったのか?を書こうとしたら、文字数制限にかかってしまった ので続きは別の記事にします。 |







