そのニュースが流れる前、本当にたまたまですが、
久しぶりに現在放映中のシリーズの第1話を見ました。
私の中の古い記憶では、シリーズ第1話は旅が始まる直前の
エピソードであり、悪に追われながら水戸の西山荘を尋ねる
どこかの藩の姫と、追いすがる悪人との対決で爆発炎上シーン。
そして滅多に登場しない家老役?の人をうまく煙に巻いて
姫ともに旅に出発する一行。
それがパターンなのだと思っていましたが、久しぶりに見た
第1話はそのパターンから大きく外れていました。
しかも、黄門様はいつになく悪人を杖で打ちふせ、
人格者ぶりを発揮していたように思えました。
そしたらしばらくして終了のニュースが。
ここ何年かは放送を見るのは年に数えるほどですが、
それでも水戸黄門は私にとって特別な時代劇です。
それは、幼い頃ほぼ毎日昼間の再放送を祖母と一緒に見た
大切な思い出があるからです。
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当時祖母は毎日水戸黄門を楽しみにしていました。
そのときだけは針仕事の手を休め、テレビの前で正座して
放送に見入っていました。
私は祖母の横に並んで座り、一緒にお茶を飲み、漬物などを食べ、
黄門様(当時は東野英治郎さん)の高笑いにつられて一緒に笑う。
雨が降って外出ができない夏休みであるとか、あるいは、
その何年か後の浪人時代にも。
それは祖母と一緒にゆったりと過ごす貴重な時間でした。
自分はまだまだその頃の祖母の年齢には達していませんが、
今にして思えば、孫と一緒に見る水戸黄門は祖母にとっての
毎日を生きる活力源の一つであったろうと思います。
「あの時は楽しかったね」と良き思い出をなつかしむ相手が
年を追うごとに減っていき、その一方で、思い出せば心が痛むような
記憶はどんどん蓄積されていく。
それでも元気よく毎日を生きていくための心の支えとして、
絶対的な安心感をもって弱きを助け悪を懲らしめる痛快さを味わ合う。
祖母にとってはとても重要な生活習慣だったと思います。
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ところで、見る人によっては違うかもしれませんが、
なぜ水戸黄門が痛快なのか?どういうところがそうなのか。
| 水戸黄門は強い:助さん格さん弥七はもちろんのこと黄門様も結構強い(最近は特に強い) |
そんな水戸黄門が終了するということは、単にテレビ時代劇が
終わるだけでなく、私にとっては思い出が色あせてしまうことであり
そして、我国の「勧善懲悪」という文化の最後の砦が消滅してしまう(?)
などいろいろな点で残念です。
P社なんとかならないの?
もしや視聴率が低迷している?
それでP社が継続に難色を示している?
もしもそうだったら、P社についてちょっと考えなくちゃなりません。
そもそも、個人的には近頃のP社のCMはどうかと思います。
特定のタレントを集中的に起用し、必要以上のアップで画面に映し出し、
あるいは展示会の解説のお姉さんのように登場させたり・・・
私の中だけの問題と思いますがCMについては好感度が低下しています。
でも私が知っているP社の社員の人はきちんとした人が多いから
その点はまだまだ大丈夫ですが。
そんなことを考えていたら、ふと良いことを思いつきました。
| 民放が手を引くのであれば、NHKでできないの?水戸黄門を。 |
あの大河はもう打ち切ってもいいから。
あの大河よりも水戸黄門の方が割り切って見れるし、
お年寄りの楽しみはNHKが引き受けてくれてもいいのでは?
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