GivingTreeの雑記帳

seeking for my another sky─それは、この世界そのものだと気付いた

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10月4日午前8時25分、アフガニスタンの旧国軍の武装解除に貢献した『紛争解決人』(HIKESHI)こと東京外国語大学伊勢崎賢治教授が出演したNHKの番組『課外授業 ようこそ先輩』が放送されました。録画したビデオを見ながらあらすじをまとめると、次のようなものでした。




今回の放送のテーマはずばり「戦争」。伊勢崎さんの母校である立川市立第九小学校で、伊勢崎さん自らが講師になり、「武器を持つ?持たない?」の選択肢を子どもたちに迫る特別課外授業が行われました。

授業では、日本が戦争を放棄した1945年以降、64年間で世界で441もの戦争が行われ、10,187,242人以上の死者が出ている現実(写真1)を示したうえで、子どもたちになぜ戦争はなくならないのか、なぜ戦争を起こしたい人がいるのかを問いかけました。そうして、戦争が人為的に起こされるものだということをあらためて知らしめました。

ロールプレイで戦争を身近なものに

伊勢崎さんはその上で、クラスを立川地域の玉川上水の上流と下流にある二つの国の立場に分けロールプレイを行いました。ロールプレイの中では、玉川上水の上流側を国会のある国『6年2組国』(仮称)とし、下流を伊勢崎大統領の治める武器を持つ国『伊勢崎国』という想定にしました。両国とも『東京国』との交易を通じて栄えており、玉川上水と五日市街道という二つの地域資源を共有しています。(写真2)

『6年2組国』は投票により『平和国』と改められ、クラスの中から大統領が選出されました。

あるとき、平和国に干ばつが訪れ、この対応に平和国大統領は玉川上水の水門を閉める決断を下します。水門を閉めれば、平和国は干ばつの危機を逃れることができますが、水門を閉められた伊勢崎国側は困窮します。

平和国の行動に対し、伊勢崎国大統領は両国を通過する五日市街道の封鎖を実行します。これにより、平和国側は東京国との交易が出来なくなりました。平和国側が対応策を検討しているうちに、さらに伊勢崎国は、大砲と戦車を国境沿いに配備します。

武器を持たない国はどうするのか

平和国国会で対応が審され、対抗策として「武器を持つかどうか」について評決がとられます。国会に提出された「武器所有法案」を可決するには20人以上の票が必要という設定です。

第一回投票結果
賛成(武器を持つ側)5人
反対(武器を持たない側)24人

平和国大統領は賛成側に回っているため、反対のまま成立させることを拒み、審議を続けることにします。その間、干ばつは深刻化し、伊勢崎国では飢餓が心配される事態となります。

そんなある日、何者かにより水門が破壊され、事態究明のために両国が話し合うことになりました。しかし伊勢崎国は平和国の議員団から二人を人質にとり、平和国に決断を迫ります。平和国国会は「武器所有法案」について二回目の評決をとります。

第二回投票結果
賛成(武器を持つ側)16人
反対(武器を持たない側)13人

賛成派が過半数を越えましたが、20人に達していないため可決には至りません。そこで、賛成・反対派に分かれて論戦を行わせます。このとき、伊勢崎さんが講師として指示したのは、相手側を説得するキャッチフレーズを考えることでした。(写真3〜8)

武器賛成派武器反対派
「平和を守るために戦うしかない」「平和を裏切らない」
「みんな死んでしまう」「人を平気で殺せるのか」
「これ以上犠牲を出したくない」「武器を使わないでも人は助けられる」

論戦を行わせた末、最終審議と投票が行われました。

第三回投票結果(最終審議)
賛成(武器を持つ側)15人
反対(武器を持たない側)14人

こうして「武器所有法案」は賛成票が20票に届かないため否決されました。

伊勢崎さんはここで、子どもたちにお願いをしました。
「多数決の結果だけに囚われてほしくない」

そして、こう語りました。
「もし武器を持ちたい人が三分の二以上になったら、平和国は武器を持つことになります。武器を持ちたくない人は、少数派になっても、多数決は少数派(反対派)の正義に応えていないので、多数決は正義を代表するものではない。単に数が多いだけです。多数派の意見に反対する少数派は裏切り者などど、排除してほしくない。そういう風にならないでほしい」(写真9)

相手の立場で考える

伊勢崎大統領の弁明
五日市街道封鎖「水路が狭まり国民の間で大変な不安が拡がった。食糧がなくなることは死を意味するからです。そこでやむを得ず五日市街道を封鎖しました」
人質誘拐「人質の誘拐については、我が国の惨状を見て頂くために招待したのであって、誘拐ではありません」

伊勢崎国にも「国民の生活を守る」という正義があった。これは平和国も同じ。
この正義同士がぶつかって争いになる。

争いをどう避けるか

子どもたちからは、こんな意見が出ます。
「水門を閉める前に話し合えばよかった」
「道路を封鎖する前に水門を閉めた理由を話し合えばよかった」

この意見を聞いて、伊勢崎さんはこう結びました。

「お互いのことを知らなければ知らないほど、恐怖心が高まってきます。相手を知るということは本当に大切なことです。それがちょっと気にくわないやつでも、です」

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転載させていただきました。

2009/10/6(火) 午前 5:58 [ yfq**494 ] 返信する

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コメントありがとうございました。今日、BS2でも放送されるようです。予約して観たいと思います。本当にありがとうございました。

2009/10/6(火) 午前 7:43 [ ono1128 ] 返信する

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転載させてください。

2009/10/6(火) 午前 9:02 [ チャオです。 ] 返信する

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皆さん、ありがとうございます。
転載歓迎いたします^^

2009/10/6(火) 午後 7:53 GivingTree 返信する

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GivingTreeさん、こんばんははじめまして♪Shintaroと申します。

伊勢崎さんの回、素晴らしい内容でしたよね。
爆笑問題の日本の教養にも過去、ご出演されたそうですが、その回は残念ながら見逃しました。

戦争を回避する智恵や、コミュニケーション、平和を願う想いは、日常生活で起こりうるあらゆる答えのない答えを解決する力を養う良いきっかけになりそうですね。

それと、オバマさんの受賞には、望ましき大きな変化を感じました。
この崖っぷちに世界は、大きなチャンスなのではと。

ご訪問・コメントありがとうございました。(喜)

2009/10/9(金) 午後 11:34 [ Shintaro ] 返信する

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GTでいいですよ^^

爆笑問題の番組もありましたね。ビデオは記録していますが記事は書いていないですね。いつか書きましょうか。

オバマ大統領の受賞、個人的にも時期尚早かと思えても、(ノーベル賞委員会にとって)戦略的に必要な判断だったとも思えます。いまの流れを平和定着のために活用しない手はないですからね。早速、オバマ大統領の受賞声明の訳文(朝日)とビデオ(英)をアップしましたので、是非ご覧ください。

声明の記事はこの記事にトラックバックしておきますね^^

2009/10/10(土) 午前 11:29 GivingTree 返信する

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転載させてください。

2009/10/13(火) 午前 9:12 よこ八 返信する

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はじめまして!
よこ八さんのブログで拝見して伺いました。転載させていただきます。

2009/10/13(火) 午後 1:32 [ 琵琶 ] 返信する

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琵琶様より経由させていただきました。転載希望いたします。

2009/10/14(水) 午後 1:17 [ ARABO ] 返信する

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また、転載させていただきにまいりました。
このページは、時々、転載して、出来るだけ多くの人に、出来るだけ深く知らせたいと思っていますので、よろしく、

2010/2/6(土) 午前 9:27 よこ八 返信する

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よこ八さん経由できました。転載させていただきます。

2010/2/6(土) 午前 9:43 - 返信する

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