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彼ら官僚には彼らなりの誇りがある。それは十分に理解できる。 彼らが、日本の今日の安定した繁栄を築き上げた立役者の 一部であることに異論を唱える人は、殆どいないだろう。 作中の成瀬官房副長官は、言霊の言葉を吐く前にこう言う。 政治家は選挙で落選すればそれまでだ。 彼らは、この成瀬官房副長官が言うように、国会議員とは異なる ライフスパンを持つ存在だ。だが、それはわかりきっていることだ。 議会制民主主義とはそういうシステムなのだ。それは何故かといえば 「時の権力」に権力を与えすぎないための保護措置だからだ。 しかしここに重大な錯誤が生じた。 国会議員は選挙により選ばれ、限られた任期を持つ。 それは権力の腐敗を予防するための保護措置に過ぎない。 それでも、国会議員の腐敗は実在し司法により裁かれてきた。 「時の権力」ではなく「恒久の権力」を維持してきたのは、官僚だ。 つまり日本の議会制民主主義における「権力の腐敗」の抑制は、 議会のみに向けられてきた。憲法の定めにより在職中は刑事訴追 を免れるが、失職すれば司法の裁きの対象となる。 だが作中の成瀬官房副長官が言うように、官僚は違う。 官僚には決まった任期がなく、天下りなどにより永久就職など 一般の人間が享受し得ないような完全なる保障権を保持する、 まさに「恒久の権力者」だ。権力者には相応の責任が付随する。 皮肉にも、成瀬官房副長官の自信に満ちた言葉には、こう返せる。 そう、時の権力ではなく、恒久の権力である貴方がたには
自ら「時の権力」を否定し、「恒久の権力」たる責任を持つと、 |
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政治家のひとりとしての発言
政治家は、一度公言したことは、やりぬく勇気を持たなければならない。出来ない約束をしてしまった場合はいさぎよく、職を辞することにある。失敗は常につき物であるが、政治家は、失敗は許されない。官僚には失敗の責任を負う力も無い。
2010/6/12(土) 午後 5:16 [ ひとちゃん ]
このような個人ブログに現役の市議にコメントを頂き恐縮です。
鳩山元総理は、そういう意味では潔かったといえるのでしょうか。
失敗が全く許されないというのも寛容さに欠けると感じてしまいますが、常に全力、常に決死の覚悟が求められる、誰でもなれるものでも、なりたいと思える訳でもない、重責を負う覚悟が求められるたいへんシビアな職業であることはひしひしと感じております。
2010/6/17(木) 午後 5:50