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外国の歌の場合、歌詞の内容とは関係なく、タイトルと曲から自分なりのイメージを持って好きになるものがあります。
『パセラ』がその一曲です。
イタリア語なので何を歌っているのは分かりませんが、"Passera"が「過ぎていく」という意味らしいことを知ってから、この曲を聴くとちょっと不思議な感覚に捉われます。
今現在抱えているはずの、気にかかっていること、解決したいこと。
いいこともそうでないことも、その大方がすでに過去のものになっている感覚です。
錯覚とも少し違う、想像に近いものですが。
辛い気持ちになったときはよく百年後を思っていました。
百年後わたしはいない。
親兄弟も、娘も、友人も、誰もかれもわたしの知るひとは皆いなくなっている。
ですが、過ぎていく、そう思えば、「事実も記憶も時の彼方へ消える百年後」に安らぎを求めるまでのことはしなくてよい気がしてきました。
日常も非日常も過ぎていく。
お昼から来ていた娘たちが帰ったあと、夕食の準備に立った台所の床に西日が差し込むのを見たとき、何でもない今日のような日も過ぎていくのだなと思ったのでした。
実を言うと、この歌の歌詞を調べてみたことがあるのですが、訳を読んでもよく解りませんでした。
ですので、わたしの勝手なイメージのまま、好きでいます。
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