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板原村のだんじり会館
安土桃山時代以前から栄える泉州板原村。その中心に位置する中小路から発信しています。

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みなさんご無沙汰してます。

今日は、先日拝見させていただきました飯之山地車をご紹介させていただきます。
我が穴師地区祭礼の自慢でもあります「飯之山神事」に登場する他に類を見ない貴重な地車、それが飯之山(いのやま)で、地元では親しみを込めて「御膳だんじり」とも呼ばれたりします。。。


その昔。
毎年八月十五日、泉井上神社(和泉五社総社)にて行われた飯山渡御の古例に従って穴師でも行われたのが始まりとされています。
この渡御は、天正年間に廃止されたようですが、なぜか我が穴師地区にだけは残ったようです。
えらい歴史のある行事で、賑やかで荒々しいだんじり曳行としての「祭」とは異なる、神々しい雰囲気の、神聖な慣わしでもあります。。



では、そんな貴重な1台をぜひご覧ください。
どうぞ。。。




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まずは前後の姿見です。
1枚の大きな「四ツ屋根(四方に唐破風)」があります。
鳥衾、ハネ勾欄、半松良、土呂幕、屋根の金具ナシなど、基本は下だんじりの要素が多いです。
正面には、穴師の古来の祭りを思わせる連子から垂直に伸びた前梃子があります。




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続いて平方向から。
1枚屋根ゆえにどっしりとした雰囲気。
平方向にも破風がありそのうえには獅噛、これこそ飯之山地車の最大の特徴。




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古い写真を交えてご覧いただきましょう。
左は新調当時の鬼板(左ヱ門作事と思われます)で、右は近年彫りかえられたもの。
懸魚の鳳凰は、新調当時のままです。




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続いて後面から。
正面と後面とで、鳳凰の向きが異なります☆




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平の獅噛(泉大津では「鬼熊」と呼びます)と、懸魚。




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新調当時を思わせるなめらかなラインの破風。
ムクリ、テリがいいですね。さすが左ヱ門さん!!




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組物の様子です。
二手先四段、少しの尾垂木が入るだけというごくシンプルなもの。
組物にはほとんど彫刻などの細工がなされておりません。




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屋根の棟木には墨書きがあります♪
明治26年8月1日彫刻「櫻井芳國(義國)之作」と書かれてます。




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縁隅木には穴師神社のご紋。
その下には小振りな半松良。雰囲気ありますね〜♪




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さぁ、土呂幕四方を見てみましょう。
まずは正面です。
正面からの穴師神社境内ですね。




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後面には観音開きの扉がありまして・・・
そこにはウサギの細工があります。




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扉を開けるとこんな感じです。。。




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お次は右の平です。
鶴が舞い、太鼓橋や手水舎など忠実に再現されてます。




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さらに左の平です。
こちらは着物姿の村人が細工されてますね。。。




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続いて半松良です。
まずは正面から見た左右一対。
左は猿田彦でしょうか、右はアメノウズメと長鳴鳥ですね。




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続いて右の平から見た左右一対。
右端は獅子舞かな。




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そして左の平から見た左右一対。
左は猿が踊ってますね♪




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連子四方もなかなか趣のある細工です。




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桝合い四方です。
先日、大修復された本殿が正面に♪
かの有名な「楠木正成が奉納したと伝わる石灯籠」忠実に再現。
左右は合祀殿でしょうか。背面は獅子が彫られてます。




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古い写真を交えて・・・。
古来より、馬場先の南端に渡御所を設けて、御輿と供に飯之山を渡御させていたようです。この「飯之山」とは、白米一斗八升に餅米五升を混ぜて蒸飯としたものを、盤に盛ったもののことで、これを乗せた地車を「飯之山地車」(通称:御膳だんじり)呼ばれます。
現在では、祭礼終了後にこのご膳から甘酒をつくり村人に配られるそうです。




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鳴物は大太鼓のみ。横向きです。
子供が叩くのでこのスペースでも大丈夫ですが、大人なら背中を丸めても狭いので息がつまりそう。。。(汗)




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神社拝殿正面比較。




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境内の浜手風景比較。




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太鼓橋や手水舎の風景比較。




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歴史ある行事、大切にしたいですね。。。




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お旅所・穴師小学校にて、神事の様子。
後方には、わが町・板原町の先代地車(新調当時の姿)が見えますね☆





◆泉穴師神社 飯之山だんじり◆


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製作:明治26年8月1日彫刻
※屋根裏に墨書きあり
大工・墨引き・彫物:櫻井義國
(櫻井芳國の銘)


主な彫刻
土呂幕
・正面「泉穴師神社社殿正面風景」
・平右「泉穴師神社境内南側風景」
・平左「泉穴師神社境内西側風景」
・背面「唐獅子」





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今回、見学する機会を設けていただきました豊中町のみなさまはじめ、泉大津市や穴師神社関係者の皆様にこの場を借りまして御礼申し上げます。

穴師神社の氏子としまして、これほどの素晴らしい希少な行事ごとは、将来、末代、永遠に継承していきたいものですね。。。

飯之山だんじり、万歳!!





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    こちらのブログで何度も見させてもらってますが、実際に見れたのはこの日が初めてでした。
    他に類を見ない貴重なだんじりですので神事と同様にいつまでも守って頂きたいものです。

    氏子の誇りですね♪

    國津社

    2017/5/13(土) 午後 11:50

    返信する
  • お久しぶりです。(^_^)
    子供の頃から見ていますので、当たり前の感がありますが、穴師神社を忠実に彫られた彫刻は、ホンマ素晴らしいですね。
    神事を行う豊中町、そして穴師の宝です。
    これからも大切にして欲しいです。(^_^)

    あびきち

    2017/5/14(日) 午前 10:53

    返信する
  • > 國津社さん

    ご自宅からはスゴイ近いのに、祭礼日が重なるとほんまに見る機会がないですよね。。。
    氏子の誇り・・・末永く継承していきたいものです☆

    板原村の館長

    2017/5/15(月) 午後 10:22

    返信する
  • > あびきちさん

    大阪・泉州に数あるだんじりなれど・・・
    この飯之山神事を継承してるのは、我が穴師地区のみ。
    お世話されてます豊中の講のみなさまに感謝しつつ、未来永劫、継承していきたいですね。。。

    板原村の館長

    2017/5/15(月) 午後 10:25

    返信する

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