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『障害者』との呼称は適切なのか?
あるいは、何をもってそのように判断するのか?
この疑問は、今回ここでは考えないとして…。
何らかの障害を持って生まれてくる確率(出生率)は?
約3.3%!=100人に3.3人≒30人に一人だそうです。
この数が多いか少ないかは、考え方次第ですが、
貴方が健常者として生まれたのなら、
それは「たまたま」3.3%に入らなかっただけ。
すなわち、
「障害者の問題は他人事ではない」と考えるべきです。
社会に、一定の割合で必ず存在する障害者。
社会全体の問題として考えなければならないでしょう。
私は、ある大手家電量販店の顧客満足度向上のための、
コンサルテング業務の一部を請け負っていますが、
そこで考えさせられたことです。
現在、一定規模以上の企業は、
障害者を一定数雇用するよう義務付けられています。
そのための、『障害者雇用促進法』があり、
様々な促進策が用意されています。
具体的には、
民間企業の場合、
全従業員中の1.8%以上を障害者とすることになっています。
そのための助成金や補助金が、企業へ支給されます。
しかし、
これを達成している企業は、全体の半分以下でしかありません。
未達成企業は、「納付金」を支払うことになっています。
それは罰金のようなものですが、
金額が少ない(月額5万円/未達成一人)ので、
むしろ、こちらを選ぶ企業が多いとのこと。
このような中で、この大手家電量販店は、
顧客満足度アップに直接結び付くわけではありませんが、
企業イメージ・アップには必須として、
一昨年から障害者雇用促進を図り、
今年初め達成しました。
それは、本来当たり前のことに過ぎないのですが、
努力は称賛されるべきものと思います。
しかしながら、その中身が重要なんですね…!
頭数だけ揃えても(失礼な表現、お許しを)
一般に嫌がられる仕事を彼らに担当させるなど、
健常者が嫌う仕事は障害者も同じことですから、
今後のさらなる改善課題です。
このように考えて、提言した時のことです。
障害者の雇用率を、初めて達成し、
社長に褒められて気分上々の採用担当部長さん。
「そうは言ってもやね…」
「彼らは普通の仕事はできないんや」
「できても遅いんや」
「ましてや、表に出てお客様の目に触れ、不快感を与えてはイカン」
「相応の仕事はナンボでもあるんや」
などと言った挙句、
「彼らには、分をわきまえてもらわなアカンのんや」などと。
この部長に悪気がないことは分かっていますし、
ある意味で、残念ながら一般的感覚であるかもしれません。
私は黙っていられず言いました。
「それは、差別的発言ですよ」
「彼らを雇う社会的意義を考慮しましょう」
「それに、経営的に考えても、
彼らを雇用することで、納付金(5万円/人)を免れ、
さらには助成金(給与の半額程度)交付されているんですから」
「そもそも、彼らが普通に働けるなら『障害者』じゃないわけやし」
「仕事が遅いとしても、それは当然として見るべき…」
などと。
すると、
「おう、せやな!うっかりしてた」
「ちょっと失礼な言い方やった」
「よう言うてくれはった、ありがとう」って。
でも、彼は本当のところは理解していないだろうと思いつつ。
それ以上は、私は言える立場ではないので、
あとは言葉を飲み込みました。
障害者も健常者もない『心のバリアフリー』
それができた時、
それこそ世界平和も訪れるに違いない!
な〜んて思いつつ、
いろんな色の花をソフトフォーカス(単なるピンボケ)写真を添えて…(^-^;)
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