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トラベラーズノートの限定品、ブルーエディションを買い逃した一件は、ワタクシの妙なスイッチを入れてしまいました。


ヘルツのアウトレットの端革を使って「トラベラーズノート?」を作ったところまでは、まあ、よしとしましょう。

ただただ撫でて愛でるだけだった革の、有効活用にもなりましたしね。
そこで終わっていれば、よかったんですよ。


ところが……………

あれ? 何、これ??
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そもそも、秋は、ワタクシにとって、やばい季節です。

昨年は、金継ぎにトライした後、激しい”チクチク期”を迎えました。着物リメイクのスカートを、計5着も つくりましたよ。


蒸し暑くて、日々を乗り切るのが精いっぱいの夏が終わり、
過ごしやすくて体が動くようになると、
「なにか、やりたい!!」
という衝動が、めらめらと燃え上がる。

そんなこと、あるでしょ?
え? ない?
あるんです。ワタクシは。


秋は、危険な季節なのです。



始まりは、単純な、誤りでした。

パスポートサイズの「トラベラーズノート?」が、できたでしょ?
そしたら、使い続けるには、中身の買い足しが必要だよね?

でもさあ。純正のリフィルって、高いよね? 無地のノートで税込み259円もするんじゃ、遠慮なくガンガン書けないよね?(単に貧乏性なだけじゃないか、という、冷静な心の声はスルー)

んで、ネットをさまよってみたら、あらあら。トラベラーズノートのリフィルを自作している人が、たくさんいるじゃん!
おお。ワタクシにも、できそうじゃん!


そこで、さらにネットをさまよってみたところ。

あの「トモエリバー」が、紙だけで、束で売っているのを発見!
(※トモエリバーは、巴川製紙所が製造する超軽量印刷用紙で、「ほぼ日手帳」など手帳によく使われる紙です)
A4サイズが100枚で800円だって。

10枚を半分に切れば、40枚つづりのA6のノートができるじゃん! これなら、1冊あたりの単価、80円じゃん!!


こりゃ、いい! と、早速、買い求め……


……ここで、いや、その前に。賢い人は、気づくでしょう。

「パスポートサイズ」のトラベラーズノートのカバーに、A6 のノートは、入らないよ。
……と。

愚かなワタクシは、紙が届くまで、気づきませんでした………パスポートサイズのノートは、A6ではなく、一回り小さいB7であることに。

カバーを作ったときに、B7のノートを乗っけた写真まで撮影しておきながら。
3歩あるくと忘れる、恐怖のニワトリ気質。



う〜〜〜〜〜〜む。これでは、せっかくのトモエリバーが、無駄になるではないか。

そうだ! A6=文庫サイズのノートが入る、トラベラーズノートのカバーを、作ればいいんじゃん!

もちろん、我が家には、それを作れる大きさの、ヘルツの端革が、ありました。
端革のLサイズ。A4強の大きさです。これなら、余裕で、文庫サイズのトラベラーズノートのカバーを作れるでしょう。



ところがところが。

ああ。なんと、貧乏性な(てか、せこい)ワタクシ。


……きれいに四角になっている革を、切っちゃうのが、もったいない……………
って、おいっ!!!



ああ、欲しいなあ。
切っちゃっても惜しくない革が。

そうだ! 困ったときには、ヤフオクだ!
……待て。その思考回路、どこか、すっごく、おかしいぞ。


もちろん、ヤフオクには、レザークラフトの材料として「端革」が、た〜〜〜〜〜〜〜くさん、出品されています。

そこで、目に留まったのは、
およそ牛の4分の1サイズと思われる「端革」でした。


「トラ」(しわ)が入りまくって、傷もあるため、ジャンク品として出品されておりました。
でも、フルベジタブルタンニンなめしのヌメ革です。しかも、ワタクシの大好きな色の1つである、チョコブラウン。
厚さ1.9ミリ。パスポートサイズ のトラベラーズノートに使った革と、だいたい同じです。
硬めというのも、トラベラーズノート向きと思われました。


んで、びっくりするほど安い値段で落札でき、
届いたものを見て、びっくり仰天。

………でか!!!

巻いた状態で、長さが1メートルくらいあります。

……いや、出品時の説明に、ちゃんと、書いてあっただろ。
気づけよ。買うときに。


でも。
やや長期在庫品っぽいですが。トラが目立ちまくって、ぼこぼこした質感ですが。確かに、これはお店に並ぶ商品にはならないわ、という感じではありますが。

やっぱり、タンニンなめしの、いい香り。
トラがたくさんあるのは、むしろ、きわめてワタクシ好みです。なんたって、訳アリ大好きです。
触ったり曲げたりしてみると、撫で心地は上等で、硬い中にもしなやかさがあり、ああ、なんて素敵な感触なんでしょう………


はじっこが盛大に不定形なので、かえって裁断への抵抗感はありません。だって、飛び出たところは、切っちゃうしか、ないじゃないですか。

こういうのが、切っちゃっても惜しくない革ですよ。
……とことん貧乏性ですね。



そこで。
大きなカッターと金属定規で、A6サイズが収まる大きさに、
すぱぱぱぱ〜っと、裁断。
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革って、意外に、すぱぱぱぱ〜っと、カッターで切れるもんですねぇ……


あ、カッターの刃は、新しいものを使いました。
切るときにはカッティングマットの上で(当たり前ですね)
ぐっと力を入れて、切りました。


隅っこも、カッターで円く落とします。切れ味がいいカッターで、ちょっとずつ斜めに切っていくと、わりとうまくいくものですね。
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裏側の「床面」と、切り口の「コバ」を、すでに買った「トコノール」と「ウッドスリッカー」で磨きます。
革を染めるものは持っていないので、切り口の色が茶色くないのは、まあ、気にしない。

で、端っこから5ミリと2センチのところに、直径2.1ミリのハトメ抜きで、でんでんでんでんでん! と、穴を開けて(今回は、木槌を導入)、前回買った残りのゴムを通したら、
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ほら。もう、でけた!
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お次は、リフィルです。

いよいよ、トモエリバーですよ。
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ちょっと多めに、13枚取りまして、半分に切りました。これくらいが、ホチキスの限界かと思いまして。

表紙は、どうせ見えないことですし、買い物でもらった紙袋を裁断して作ります。
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わりと、いい感じなんじゃないでしょうか!(自画自賛)


これを重ねて、90度回転するホチキスで2カ所止めれば、
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ほら。もう、でけたでけた!
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カバーに装着すれば。
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文庫サイズのノートを入れる、トラベラーズノートが、完成です!!



……え?
最初の写真に、もう1つ、トラベラーズノートがあっただろうって?

…………はい。あります。
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実は、他にも、革を買いました。

いろいろなヌメ革の切れっぱじを集めた、端切れセット。
一山いくらの不定形の革の中に、ちょうど、パスポートサイズの表紙がとれるのが、あったんです。
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中身は、無印良品の、「再生紙パスポートメモ」。1冊税込み120円。純正リフィルの半額以下。
ゴムは、やっぱり100円です。


これで、一気に、トラベラーズノートが、3冊もできてしまいました。


トモエリバー、すばらしいです。
万年筆で書きやすいし、裏抜けしないし。
52枚つづりのノートで、1冊の単価は104円(手間と労働時間のコストは無視)。
ああ、なんて心置きなく書けるんでしょう!!
まあ、大きさの割には高いですが。そこは、トモエリバーってことで。
……………いったい、どこまで、せこいんでしょうか……………


というわけで、最も使用頻度が高いのは、トモエリバーのトラベラーズノートです。


で、ここで、疑問が。

表紙も自作。中身も自作。サイズも違う。

それ、「トラベラーズノート」か?

い〜や。絶対、違う。それは、トラベラーズノートでは、あり得ない。


トラベラーズノートをパクっ……もとい、リスペクトして作った、
トラベラーズノートのパチも……もとい、オマージュです!


ご、ご、ごめんなさい。



………そして。

後には、膨大な、
不定形の訳アリの革が、
残ったのです。


さあ。

革が、ある。
トコノールと、ウッドスリッカーと、木槌がある。
カッターと、マットと、金属定規がある。

こうなったら、始めるしかないではありませんか。


え? 何を?
もちろん、
レザークラフトですよ。



ふつふつふつふつ………

秋は、危険な季節です。
なんだかよくわからないけど、何か、野望が、煮えたぎる。


この、膨大な革を、果たしてワタクシは、使い切れるのでしょうか?



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