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いつものVn.ソナタを聴いています。
ベートーベン 5番・「春」、8番、9番「クロイツェル」
今日の奏者は素晴らしい組み合わせです。写真の二人。
58年と61年録音です。シェリングの若いこと、若いこと。
40歳とちょっとの頃でしょう。
楽器はストラディヴァリウスで通称「ヘラクレス」と思われます。
楽器の表板の木目に特徴があるのでわかりやすいですね。
詳しくは bvqさんのブログをご参照ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/bqv10353/4794482.html
私は30年ぐらいの間、シェリングはドイツ人だと思い込んでいて
恥ずかしい思いをしました。私の所有するLPで一番古いシェリングは
1970年代のものですが、そのLPにのっている解説でも
ポーランド人でモスクワ生まれ、メキシコに帰化したという話が
ありました。どこかで勘違いしたままなんですね。気づいてよかった。
話は戻りますが、このシェリングを発掘したのがルービンシュタイン。
ポーランド系のユダヤ人です。私が中学生の頃は、現役最後の頃でした。
憧れの巨匠でしたね。私のその頃の友人達も、好きなピアニストを
あげさせると5本の指に必ず入ってました。
アルバムのジャッケトではシェリングと打合せをしているのでしょうか、
二人のにこやかな表情が素敵ですね。演奏も明るく活気があります。
私は最近はソナタの8番が大好きで、色んな人の演奏の聴き比べをして
います。(このコーナーでも前にクライスラーとラフマニノフの1928年の
録音を取り上げています)第1楽章のテーマ部分に、単音で決めの音が
ありまして、高いソ、G線から見れば3オクターブ上のソですが、
この音が皆全員違うんですね。この曲において、このソの音は、
飛翔するようなイメージを与えてくれる部分で、とても軽やかな
感じを演出する音だとおもいます。
この部分のビブラートも然り、音色も然り。個性が出ます。
たった1音なのに。
この部分を真似してみるんですが、何しろ4ポジよりも上ですから
普段まったく関係ないところなんで(苦笑)とても音にならない。
なんでもない2拍程度の単音なんですが、奥が深い。
シェリングのこの部分の音がまたいいんですよね。
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演奏する人によって全然違いますよね。。この巨匠の組み合わせ、私は聴いたことありませんが、聴きたくなりました。1音へのこだわり・・グロリアさんすごい!です。私ももっともっとこだわろう。。
2006/1/14(土) 午後 3:52
まろんママさんは既に充分こだわって演奏および指導をしていらっしゃると思いますので、なんかもったいないお言葉をありがとうございます。もっと演奏家のこだわりを理解できる聴衆になれるよう私も頑張ります。音楽は真剣勝負ですよね。演奏家が命をかけている一音一音を大事に受け止めたいと思います。
2006/1/15(日) 午後 11:43 [ 中世 ]