藤間瑠依の和に魅せられて

三味線、日本舞踊、五行歌、着物、小説などなど和事のお話 更新中々進みませんが、お許しください。

幸田 文さん

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下町の女

「下町の女には貴賤さまざまに、さらさら流れるものがある。
 それは人物の厚さや知識の深さとは全く別のもので、
 ゆく水の何にとどまる海苔の味と言うべき香ばしいものであった。
 さらりと受けさらりと流す、
 鋭利な思考と敏活な才知は底深く隠されて、
 流れをはばむことは万(ばん)ない。
 流れることは澄むことであり、透明には安全感があった。
 下町女のとどこおりなき心を人が蓮葉とも見、冷酷とも見るのは自由だが、
 流れ去るを見送るほど哀愁深きはない。
 山の手にくらべて下町が侮り難い面積をもっているのは、彼女等の浅く澄む心、
 ゆく水にとどまる味に負うとさえ私は感じ入った。」

「勲章」の一部分。下町での暮らしの思い出が書かれています。

これをよんで、「へえ、、。」となんとなく素敵な下町女のイメージをした気がします。
私は、下町の女といってもあまりぴんとはきません。
どんな人がそうであるのかは、あまり出会いも無くよくわからないのです。
「これが下町の女」なんてエピソードや、お話は聞いてみたいし、お友達になってみたいものです。

幸田文さんは水にたとえたりとか、なんとなく目に映る自然などの表現を良く使う気がします。
身近な自然や、見慣れた景色などを使い表現することで、なんとなく知らない時代や人もうっすらと浮かんできたりします。

お亡くなりになる前には、日本の大木など、木を見て回ったようで、文さんの文章にはなんだかぴったりな気もします。

閉じる コメント(6)

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この文章の書かれた頃の下町と、今言われている東京の下町じゃ大分違いますよ・・・・。

2006/1/22(日) 午後 5:34 勢の字

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なるほど。今の下町と昔の下町。ご存知であれば教えてください。

2006/1/23(月) 午後 3:25 瑠依

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神田明神・赤坂山王・芝神明、その他、鉄砲州稲荷などの氏子の住む地域が下町。隅田川の東は、川向こう。浅草は田舎って思ってる下町子は日本橋辺りにはたんといますぜ・・・・。

2006/1/24(火) 午後 11:21 勢の字

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赤坂は今は私の庭。事務所は赤坂。粋な着物姿も最近はめっきり。コンパニオンばかり見かけます。おいおい、そんなに裾短くて、お座敷に行けるのかい、、、なんて姿ばかり目にします。悲しいな、、、。

2006/1/25(水) 午前 2:16 瑠依

まるで「旅姿」ですね。誰か教えてあげればいいのに。

2006/1/29(日) 午前 0:29 [ - ]

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そうなんです!教えてあげようにも本人たちは「いい女」といわんばかりにさっそうと(?)歩いています。

2006/1/29(日) 午後 9:24 瑠依


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