藤間瑠依の和に魅せられて

三味線、日本舞踊、五行歌、着物、小説などなど和事のお話 更新中々進みませんが、お許しください。

中村喜春さん

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きぬぎぬの別れ

「古い歌にはよく出てくる言葉で、
 恋人と過ごした楽しい夜が明けた朝の別れのことを言います。
 いつの場合も「後朝の別れ」はとても悲しく、そして甘く辛いものなのです。
 これは、どなたもご経験済みのことでしょう。
 「きぬぎぬ」は「衣々」とも書きますから、私は「きぬぎぬの別れ」と聞くとすぐに
 「衣々の別れ」を思い浮かべます。
 男女が互いに着ていた物を重ねて共寝をして、次の朝別々にそれを身にまとうとき、
 とても辛くて悲しいのだという解釈です。
 「後朝の別れ」という字を見ると、なるほど、
 楽しい夜を過ごした後の朝の別れということなのだナとわかりますね。
 「こうちょうの別れ」とも言うそうですが、なんだか後朝(こうちょう)なんて言うと
 色っぽくありませんネ。」
                   {中村喜春・粋な言葉野暮な言葉 より}

先日の師匠の会のとき、師匠が学者さんに教えてもらったそうです。
きぬぎぬというと衣々を思い浮かべますが、
この言葉の由来は、遥か昔にさかのぼり、
十二単衣を着ていた頃の言葉だとか。
互いに、互いの香の香りがついたものを重ね共寝をし、
翌日はその残り香を切なく想いながら別れたんですね。

今は携帯に車に何でもありな時代。
「逢えない時間をじっと過ごし、やっとの想いで逢えたのもつかの間、
 無常にも朝はすぐに来て、、」
なんて女心はなかなか。
 
 現代は
「何で電話に出ない!」「なぜ連絡よこさない」「今どこ!?後何分待たせるの!!」
そんな言葉ばかり、、なんて言ってる私はどうやら、、、、。

逢えない時間も、別れの寂しさも、どこかで楽しめたらいいのですけどね。


                    

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ひとはつがいの生き物なのだなあと思う時があります。逢えない不幸も心に余裕を持たせて楽しめるようになるには、時間がかかるでしょう。わたしは、不幸が歌の肥やしとなることに気がつくまで、随分時間がかかりました。

2006/2/4(土) 午前 4:03 [ - ]


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