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最判平15年(行ヒ)353号<原審:東高平14年(行ケ)370号>
無効審決の審決取消訴訟の上告審。

〜概要〜
本件商標「RUDOLPH VALENTINO」旧17類(設定登録日:平成3年11月29日)
(1)15号違反で無効審判(審判請求日:平成8年11月28日)
 ※その際、請求の理由に、「本件商標登録は、商標法4条1項15号の規定に違反してされたものであるから、同法46条1項の規定により無効とされるべきものである、詳細な理由は追って補充する。」と記載。
(2)その後、補正指令に従い、請求の理由を補正。
(3)無効審決。


除斥期間等の解釈の誤りを根拠に提起した、審決取消訴訟による攻防。


<原告の主張(原審)>
 47条は、瑕疵ある商標登録を無効とする必要性と、商標使用の安定化,権利関係の安定化の必要性とを比較衡量した結果、5年という期間を定めたのであるから、その期間を根拠なく延長することは許されない。これを審決のように,補正指令期間内に補正がされれば、補正の行われた日が除斥期間の経過後であったとしても,無効審判請求は適法であると解釈することは、結果として,除斥期間を商標登録後5年に補正指令期間を加えた期間に延長するに等しく、上記のような商標法47条の趣旨に反することは明らかである。


<裁判所の判断>
 47条の趣旨は、15号の規定に違反する商標登録は無効とされるべきものであるが,商標登録の無効の審判が請求されることなく除斥期間が経過したときは,商標登録がされたことにより生じた既存の継続的な状態を保護するために、商標登録の有効性を争い得ないものとしたことにあると解される。
 このような規定の趣旨からすると、そのような商標は,本来は商標登録を受けられなかったものであるから,その有効性を早期に確定させて商標権者を保護すべき強い要請があるわけではないのであって,除斥期間内に商標登録の無効の審判が請求され,審判請求書に当該商標登録が15号の規定に違反する旨の記載がありさえすれば,既存の継続的な状態は覆されたとみることができる。
 そうすると、15号違反を理由とする商標登録の無効の審判請求が除斥期間を遵守したものであるというためには、除斥期間内に提出された審判請求書に,請求の理由として,当該商標登録が15号の規定に違反するものである旨の主張の記載がされていることをもって足り、15号の規定に該当すべき具体的な事実関係等に関する主張が記載されていることまでは要しないと解するのが相当である。



・・・逆に言えば、条文を記載せずに、単に「追って補充」のみでは、ダメってこと?。。だね。

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