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さて、メリッリ脱出から2か月半。この間、何をしていたかっていうと、遊んでいたわけじゃないのよ。 脱出して間もなく、ヨシズミ弁護士の紹介で、この手の訴訟が得意だっている女性弁護士に法定別居と親権を請求する手続きを依頼したのよ。 さて、イタリアのこの手の話題に詳しくない人のためにちょっと説明しましょうか。 日本なら、どちらも家庭裁判所で扱われるけれど、ここイタリアでは、法定別居請求はフツーの裁判所で、親権請求は未成年裁判所で扱うんだとか。 でもって、法定別居請求は、私たちの住民登録があるメリッリを管轄するシラクーサの裁判所で、親権請求は、ユウキが処置入所しているcasa famigliaがあるパレルモの未成年裁判所で、ってわけよ。ややこしいわね〜。 ともかく、どちらの手続きも、ベネナーティ法律事務所の若手女性弁護士デボラが申請してくれて、それぞれの請求についての審問を待っていたのよ。 ところが、法定別居請求についての審問通知は弁護士事務所に、親権請求についての審問通知はcasa famigliaに来ることになっていたうえに、未成年裁判所がcasa famigliaのファックス番号を間違えて、通知が来なかったのよ(@_@) Casa famigliaの責任者が審問日時を確認する電話をしたときには、すでにこの日が過ぎ去っていて、間の悪いことに、判事がバカンスに入るとかで1ヶ月先に延期よっ(―_―)!! ちなみに、法定別居請求の審問は、デボラの予測だと、バカンス開けの9月になるだろうと。イタリアの公務員って、働かないよね〜。 そうこうしているうちに、L家が撃って出たっ!! 何回電話しても、SMSを送っても返事しない私にしびれを切らしたL家(恐らく、ロゼッタ&オルネッラ連合軍)、メリッリのケースワーカーに頼んで、「子供に会わせろ!」請求をしてきたのよ。 ジュゼッペのぶん殴り事件の後、こちらが相談したときは無反応だったのに、L家の相談にはのるのね〜。やっぱり、顔見知りかどうかで違ってくるもんなのねぇ。 さらに、弁護士を通じて、別居請求を協議別居(separezione consensuale)の申請に切り替えるように請求してきたのよ。 いま私が申請している別居は、「夫が酔っ払って暴力を振るった。こういう環境は子供のためにも良くない。だから、別居を請求する。」っていうもの、つまり裁判に基づく別居(separazione legale)の請求なのよ。 この方法だと、彼が繰り返した好ましくない行動に適切な裁定を下してもらうことができるし、親権を持つことも出来る可能性が大なのよ。っていうのも、未成年裁判所が重要視するのは、「親として立派な行動をしているかどうか」なんで、ピアッツァで飲んで酔っ払って帰宅する、挙句の果てに暴力は、かなりのマイナス点。下手すると、親権どころか面会権さえ与えられないんだとか。 ところが、協議別居になると、「お互いに気が合わないので別居したい。ふたりで話し合ってこう決めました。」ってことになるんで、ジュゼッペがこれまでに繰り返した行動については裁判所で判断されない、要するに帳消しのようなもので、確実にあちらに面会権が発生するのよ。 しかも、面会日時も、例えば週に1回とか、裁判所は大まかなことを決める程度で、細かいことは当事者同士で決めるなんてことも。メリッリには協議別居中のカップルがあちこちにいたけど、こんな感じでやっていたっけ。 さらに、面会できるのも、父親だけでなくて祖父母や伯父伯母もOKになったりするんで、オルネッラがアポの電話をかけてきて、L家みんなで会いに来ることも考えられなくはないでしょ。 さらに、さらに、父親の面会権確保のために日本に帰れなくなる可能性が高いのよっ!!もしかしたら、シチリアからさえ出られないかもよっ(@_@)!! シチリアで、シチリア人に囲まれて、ディープなシチリア生活をしていない人には、ちょっと想像が難しいと思うんだけど、シチリアは先進国人が住むところじゃないんだな〜。まぁ、シラクーサのNさんみたいに、性格的に合う人もいるけどね。 仕事がない、マフィアがいる、シチリア人の困った性格について行けないetcの理由で、非シチリア人だけでなく、シチリア人(特に、高等教育を受けた若者)の中にもシチリアから出たい人はいっぱいいるのよね。これが、シチリアの現実・・・。 実際、いまいるcasa famigliaでも、シチリア人の困った性格でタイヘンなことになっているのよ。そのハナシは、次回に。 |
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お疲れ様です。昨日ものすごく暑かったみたいですね。
先日こちらのTVで勝手に母親に連れさられ保護されたイタリア人ハーフの子供を正式な手続きを経たにもかかわらず養護施設から引き取ることが出来ない・・・とアメリカ人のお父さんが涙目で訴えていました。問題は面倒なことには目をそむけるイタリアの行政のようで・・・L家だけでなく行政とのやりとりも大変だと思いますが元地方公務員のジャコさんはがんばってください。
2009/8/15(土) 午後 10:14 [ ばじる ]
ばじるさんへ
報道されたケース、具体的には分からないんですけど、そのお父さん
に“コネ”(南だったら、さらに“袖の下”も)があったら動いてい
るかもしれませんね・・・。あ〜、イタリア!
2009/8/17(月) 午後 9:07
今どちらにいらっしゃるのでしょうか?ちゃんと生きていらっしゃいますか?とても心配です。このブログを拝見したときはびっくりいたしました・・・。いかにイタリアの現状が正確に日本に伝わっていないかがよく分かります。イタリアのことを調べれば調べるほど、原始的な社会だな・・・と。近年イタリア人男性と結婚する日本人女性が増えているそうですが、上手くいっている例はほんのわずかのようですね。それにしても文章だけ拝読していると、シチリアって「八つ墓村」のようですね・・・(−−;)。
2014/10/15(水) 午後 9:54 [ ren*e*10b*n ]