シチリア脱出計画

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脱出バナシ

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 首を長〜くして待っていた、別居についての聴聞がついに来週に。事件から約7ヶ月、脱出から約6ヶ月。あ〜、何と長いことか!

 前にも書いたように、ユウキの親権についてはパレルモの未成年裁判所が審査し、親の別居についてはシラクーサの裁判所が審査するんで、当日はシラクーサまで出かけないといけないんだな〜。

 で、つい先日知らされたこと。シラクーサはパレルモから遠いんで(クルマで3時間半から4時間)、ベネナーティ弁護士の友人弁護士(在シラクーサ)にバトンタッチなんだとか。

 ベネナーティ弁護士曰く、「詳細は話しておいたから。」なんだけど、この新弁護士とは 事前打ち合わせなしで、当日裁判所で「初めまして。」挨拶をしてスグに聴聞に臨むのかい(―_―)!! って思うと不安よ〜(@_@) それに、この弁護士は男性らしいのよ。女性の気持ちが分かる男性だったらいいんだけど、大丈夫かな〜??

 ってことで、メリッリであったことを整理してメモにしてみたのよ。親権についての聴聞で、緊張したせいか満足できる話し方ができなかったんで。頼りになるのは、最終的には自分だけだもんね〜。

 こうして、当日のことだけでなくメリッリで過ごした1年半あまりのことを振り返ってみると、なんと濃いというか、実の詰まった日々を過ごしていたのかと感慨深いものが。

 脱出のときにクルマを出してくれた男性、それから施設にボランティアで来ていた男性、この2人はパレルモ県の山深い地域に住んでいるんだけど、メリッリの状況を見たり聞いたりして、「そういう場所だと昔気質の人が今でもいるよね。分かる、分かる!外国人だと、そういう所に住むのは大変だったんじゃないかい?」って言っていたっけ。

 っていうのも、彼らの周りにはL家のような人々がいるらしいんで、理解できるらしいのよ。

 そういえば、“事件”の後、5月祭で外出したとき、メリッリ出身でランペドゥーサ島に住んでいる女性に出会ったのよ。彼女、私に「ここでの暮らし、どうよ?」って。社交辞令ながらも「良いわよ。」って答えた私に、「それならいいんだけど。(meno male)」って言ったっけ。

 ランペドゥーサっていうのは、シチリアのずっと南にある島で、アフリカからボートピープルがたくさん流れ着く場所なのよ。経済的に、シチリア本島よりもずっと厳しい場所なんだとか。

 そういう場所に、夫の実家があるっていう理由で住むことになった彼女、外国暮らしをしているわけではないけれど、やっぱりタイヘンなんだろうなって、彼女との短い会話で感じたわ〜。

 実は、メリッリには北イタリアから“嫁に来た”女性たちがいるらしいのよ。

 まだジュゼッペと付き合っていた頃、当時彼が住んでいたヴェネトの寒村フラッタ・ポレジネで、小学生の男の子を連れたメリッリ人に出会ったのよ。フラッタにはメリッリ出身のムラトーレが結構いて、この男性は、現地の女性と結婚していたのね。

 私たちがメリッリに移り住んだ後のこと、村内でこの父子に出会ったわけ。クリスマスなんで帰省したのかなって思ったら、フラッタには仕事が少なくなったんで妻子を連れてメリッリに引き揚げてきたんだとか。

 またあるとき、サニタリアに行ったら、あるお客さんが知り合いの女性にプレゼントする子供服を選んでいたのよ。

 店主との会話で、「ほら、あのトスカーナ出身の彼女に。」って言っていたんで、トスカーナの女性も夫に従ってメリッリに来たみたい。

 どちらのときも、瞬時に、「北イタリア人の奥さん、シチリアの片田舎で夫親族に囲まれて大丈夫かな?」って思ったっけ。

 恐らく、彼女たちは問題なく暮らしているんじゃないかなって思う。なぜなら、遠いとはいえイタリア国内に実家があって、“何か”あればイタリア語で援護射撃してくれるでしょ。イタリア国内で“孤立”している外国人妻とは訳が違う のよ。

 以前、在イタリア日本人向けのサイトで、「実家を頼るな。」ってコメントしていた日本人妻がいたけど、これは戦う相手が夫と姑くらいの人だから言えるんじゃないかなって思う。

 メリッリのような田舎だと、無数にいる親族が集団で攻撃してくることがあるのよ〜。これじゃ和田アキコ氏だって負けるわよ〜。

 でも、現地人妻はこんな目にあっていない。もちろん、生活習慣やメンタリティの違いから来るいざこざが起きにくいっていうのもあると思うけど、実家の存在が袋叩きをさせないブレーキになっているんだと思う のよ。なにしろ、夫が妻を殴ると、実家の親兄弟が仕返しに来るようなところだもんね。

 さて、聴聞には、ジュゼッペだけでなくL家の皆さんも傍聴しにやって来るんじゃないかと。睨み付けられたり、怒鳴られたり、くらいは当然はあるでしょうね〜。どんな状況でも、落ち着いて裁判官に自分の思うことを話せますように。

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 私たちが暮らしているcasa famigliaには、もうひとりマンマがいるのよ。シチリア人で、名前はサダコ(仮名)。6歳の息子サダオ、23か月の娘サダミと3人でここに住んでいるのよ。

 私がここに入ったとき、責任者が「もうひとりマンマがいるんですが、ちょっと変わった人でしてね。あれこれとプライベートなことをきいて来るってことで、以前、他のマンマから苦情が出たことがあるんですよ。まぁ、話したいならいいですけど、あんまり信用しないでくださいね。」って話していたのよね。

 さて、この彼女に対面してみると・・・。

 尾藤イサオ似の顔(失敬!)、140センチ台と思われる低い身長、低い腰の位置(要するに、日本人体型)、なんともまぁ、東洋的な外見の女性だったんだな〜。

 でも、内面はシチリア人。要するに、furba(ずる賢くて世渡り上手)なのよね〜。

 この施設では、入所マンマは、施設職員の手伝い、掃除・洗濯・皿洗いをやるのが決まりなんだけど、あるとき、私に仕事を押し付けてどっかに行っちゃったことがあったわけ。ちょうど、私が体調を崩してぶっ倒れた直後だったんだけどね。

 で、これを見た施設職員が、彼女に注意したのよ。そうしたら、「だって、彼女が『大丈夫、大丈夫。全然問題ないから、平気。』って言っていたから、頼んだだけ。」って言ってのけたのよね〜。実際には、「手伝おうか。一緒に皿洗いしましょう。」って言ったんだけどね(--;)

 そう、こんなこともあったな〜。彼女が、入所理由とかジュゼッペが何をしでかしたかとか、そういうことをいつもきいてくるんで、「いい加減にしろ〜!!」って一喝したことがあったわけ。

 で、これまた施設職員が仲裁に入ったんだけど、「ここは友情を育む場所ではないんですから、プライベートなことを他の入所者に質問しないでください。」って注意する職員に、「そうよ、そのとおり!ここは友達を作る場所じゃないんだから、プライベートなことをきくもんじゃないわね。」etcって、まるで別人のような言い方をしたんだな〜。なんか、私が勘違いして独りで怒っているかのような口調でよ〜。おいおい!

 なんともお見事なもんでしょ。シチリア人と接していて常々思うんだけど、ここでは“言ったもん勝ち”なんだな〜。「イタリアで生きていくには、furbo/furbaでないとダメ。」なんて言われるけど、日本人な私にはここまでのこと言えないわねぇ。やっぱり、良心の呵責があるでしょ〜。はぁ〜。。。

 ちなみに、彼女がここに入っている理由は、家庭の問題じゃないのよ。

 彼女が勝手に話したところによると、家が古くて倒壊しちゃったんだけど、お金がないもんで、買うことも借りることもできない。さらに、実家も夫の実家も手狭で、親子4人が居候するスペースなし。それで、子供たちと一緒に入所したんだとか。

 でも、ここに住むからにはここの規則に従うのが筋だってことで、彼女の子供たちは自由に外出できないのよね。週に1回、夫や実母が面会に来るときに会えるだけ。彼女自身も、私同様にケータイ使用不可。まぁ、気の毒といえば気の毒ね〜。

 このストレスのせいなのか、やたらに他の入所者の“事情”を知りたがるのよね〜。でもね〜、夫と上手く行っている人に、ここに入った理由なんて話したくないわい(―_―)!!

 しかも、たちの悪いことに、職員同士の会話に聞き耳を立てて、“事情”だとか“動向”だとかを知ると、それを自分の子供たちや面会に来た家族に話しているらしいんだな〜(--;)よほど暇なのね〜。

 暇と言えば、どこかで服や靴、バッグなんかを買ってくると、それを女性職員たちに見せまわって、戦利品を勝ち取るまでのいきさつを語りまくるのよね〜。そう、これってシチリア女性の特徴なんだな〜。ロゼッタお義母さん宅にも、よく女友達が訪ねてきて、そういうことしていたし、シチリア親族を持つ人たちのハナシでも、女性親族が戦利品を見せにやって来るらしいんで。

 まぁ、最後のこれはちょっとカワイイか〜(^^ゞ

 こんな彼女も、先月末、casa famigliaから追い払われて、いなくなっちゃったのよね。

 好奇心が強すぎるのが問題になっていたのと、彼女の子供たちに問題行動があるんで、母親から切り離して矯正することが目的みたい。

 夫婦間に問題があるわけでもないのに入所させれられて、しまいには子供と引き離されて、怒ったらしい彼女、1週間くらいは夫や実母と一緒に押しかけてきたり、電話をかけまくったり、えらい騒ぎだったわ〜。夫は責任者のダヴィデをぶん殴って、カラビニエーリに通報されたし(@_@)

 ヨシズミ弁護士とcasa famigliaにたてつくとこんなことになるのよ。いやはや、恐ろし〜(@_@)

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 ヨシズミ弁護士をムカつくヤツだって思い始めていた頃、彼の中にオルネッラを感じていたのよね〜。なんて言うの、相手を支配しようとするかのような、有無を言わせぬ高圧的な態度 がそっくり。(ちなみに、オルネッラは、妊娠中の私にドアを開けたり、道を譲ったり、“ヨシズミ流エスコート”してたっけ。)

 で、ふと気付いたのが、オルネッラはマスキリスタなんじゃないか ってこと。「女性がマスキリスタ?!」って思うでしょ?

 でもね〜、彼女って、男っぽいムラトーレ一家で男兄弟に囲まれて育ったでしょ。そういう環境なら、男性的な考え方を持つ女性になる可能性もあるんじゃな〜い?

 日本いた頃、父親が大工の棟梁だっていう女性と一緒に仕事をしたことあるのよ。彼女、そういうタイプの人で、いま思うに、オルネッラに雰囲気が似ていたなぁ〜。

 あ、念のために言っておきますと、シチリア田舎人とマスキリスタはイコールじゃないのよ〜。別の原理で成り立っているのよね。だから、ヨシズミ弁護士がマスキリスタでもおかしくはないわけよ。

 さて、このヨシズミ弁護士、オルネッラとよほど気が合うのか、彼女から来たSMSを見せたら、嫌味な内容には目もくれず、「完璧なイタリア語だっ!!」と大絶賛よ。

 んで、「ユウキ君のことを心配しているようだから、返事してあげなさい。」だとさ(―_―)!! こんなこと言ったのは、彼だけよ。他の人たちも、担当弁護士も、「裁判所の決定が出るまでは、返事する必要なし。面倒なことになるので、返事しない方がベター。」って言っているわよ。

 そういうわけで、オルネッラからのSMSは無視。気合入れて書いただろうにねぇ。

 で、ふと思ったわけ。そんなに上手なイタリア語なら、イタリア語を勉強中の人の良い教材になるんじゃない??

 そこで、「イタリア語の表現を増やしたいわ〜。」っていう中級レベルのみなさんに役立ちそうな、選りすぐりのSMSを大公開!!

 SMSは跡が残るんで、さすがのオルネッラも「脳の病気だ。」とか「精神病院に連れて行ってやる。」とかいうことは書いていないけど、嫌味たっぷりなのよね。だから、ムカつくイタリア人に出会ったら、単語を入れ替えて使ってみるといいかも〜(^^ゞ

 文法的に??なところは、(→ )で補足してますー。それと、今回は邦訳ナシ。だって、私、イタリア語下手なもんで〜(^^ゞ どうしてもって方は、個別にきいてくださいな。
・Lo so CHE SEI A PALERMO.Ma dimmi che intenzione hai con il bambino.


・Perche’ lo vuoi fare dichiarando il falso e dicendo tutte queste bugie?


・Hai la minima idea di quanto stai facendo soffrire Giuseppe e Yuki.
Ti ricordi che il bambino ha bisogno anche del suo papa’(→di suo papa’の誤り)Hai una coscienza?

・Non ho mai conosciuto una persona col cuore di pietra come il tuo!
E mai lo avrei potuto immaginare.

・Sarai contenta (cheが抜け落ち)Giuseppe e’(接続法siaでは?) partito! E senza neanche vedere suo figlio.
Ti faccio i miei migliori complimenti.
 このSMSだけ読むと、送られた私ってすご〜く悪い人間にみえるわね〜。

 その後、ヨシズミ弁護士以外の人たちにも見せたら、「あ〜、妹なら兄貴に味方してこのくらいは書くだろうね。」って。そ〜なんだ〜。

 シチリアってところは、血族同士の結びつきがとっても強いんで、妻が夫を叱ったりすると、義母や義姉妹が文句つけに来るらしいのよ。例えば、ミレッラ姉も、働かずに釣りばかりしている夫に注意すると、義母&義姉妹に文句を言われるんだとか。へ〜。

 さて、オルネッラの名セリフいかがでしょうかね?もちろん、みなさんに使う機会が来ないことを祈っていますが〜。

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 さて、今回の脱出劇をオーガナイズしてくれたのは、パレルモ出身の友人ミレッラなのよ。ただ、彼女はボローニャに住んでいるんで、彼女がパレルモの友人たちに頼んで動いてもらったってわけよ。

 で、このパレルモ側の筆頭世話人になっている人、石原良純似の男性 なんだけど、ちょっと困った人でね。何の説明もなしに私とユウキをあっちこっちと植木鉢みたいに移動させるのよ。まぁ、安全上の理由で移動は仕方ないけど、説明くらいは欲しいわよね〜。不安になるでしょ〜っ。

 いまいるcasa famigliaには、数日いるだけで済むようなハナシだったのに、もう1ヶ月以上ここにいるのよ〜。いったい、いつまでいればいいんだい(―_―)!! 裁判所に(追認って形で)措置されて入っているユウキはムリとしても、私は出ても法的に問題ないのにねぇ。

 そもそも、彼が「オレがチェントロに持っている空き家をタダで貸してやるから。」って言ったとかで、ミレッラは今回の潜伏先をパレルモに決めたのよ。もちろん、ほとぼりが冷めたらシチリアから出るって計画で。

 イタリア本土は、なんだかんだ言ってシチリアから遠いでしょ。L家が失踪の届出をすれば(実際にそうしたし)、移動中にケーサツに捕まっちゃう危険性が大!!まずはシチリア内の某所に潜伏する方が安全。そう考えて、私もこの計画に乗ったのよ。なのに、何なのかしらね〜。う〜ん(ーー;)

 このcasa famigliaに戻って来た(脱出して間もない頃、数日間だけいたことがあるのよ。)ときなんて、彼から「修復工事が終わって家の準備が出来た。今から迎えに行く。」って連絡が来たんでクルマに乗り込んだら、到着先がここだったのよっ!!ギャグかと思っちゃったわ〜(^_^;)

 こんなことなら、さやきーなさんがコメントしていたように、危険を冒してでも飛行機に飛び乗っていた方が良かったわい!!

 しかしね〜、この世話人、最悪にも 弁護士 なのよ。でもって、「君ね、裁判所の許可が出るまではイタリアから出られないから。ホーリツがそうなっているんだよ。」だとさ(―_―)!!

 そういうわけで、このヨシズミ弁護士、私の中ではひっじょ〜うに印象の悪い人なわけよ。だけど、他の人たちは、「彼はとても礼儀正しいよ。」とか、「ジェントルマンで良い人よ。」とか言って、ベタ褒めなんだな〜。

 確かにそういう面もあるのよ。女性に席を譲ったり、ドアの開け閉めをしてくれたり。エレベーターに乗ったときなんて、彼だけ階段で上り下りして、先に到着してドアを開けてくれたこともあったわよ〜。なんていうの、「エスコートに命をかけてます!」って感じ?

 でも、でも、でも、会話をしていて分かってしまった〜っ!!彼が“距離を置きたい”タイプの人間だってことがね〜。

 ジュゼッペが私をぶん殴りまくった夜、寝室に鍵をかけていたでしょ。このことを話したら、「家の当主は、すべての部屋に入る権利がある。鍵なんぞかけるもんじゃない。」って、L家の人たちと同じことを言ったのよっ!!彼が弁護士なんで、一瞬イタリアの法律じゃそうなっているのかって思ったけど、必ずしもそうではないのよ。場合によりけり、ね。

 いかにも男性的な発言、女性のエスコートに気合が入っていることetcから想像するに、もしや彼はマスキリスタなんじゃないかって感じたのよ。

 で、このことをミレッラ姉に話したら、「あ〜、間違いなくマスキリスタよ。っていうか、ジャコミーナ、あんたそんなヤツの世話になってて大丈夫なの?!」って心配されたわ〜。

 そう、以前このブログでマスキリズモのハナシを書いたら、「マスキリズモは、か弱い存在の女性を“保護”しようっていう考えから来ているから、男尊女卑ではないはず。」ってコメントを頂いたことがあったような。確か、日本だったか北イタリアだったかに在住の方からだったような・・・。

 思うに、北イタリアでマスキリズモって言えば、 なんでしょう。

 しか〜し、ここシチリアでは、“保護”が“拘束”なのよ。

 この“拘束”、その昔、女性が奴隷のように考えられていた頃は、自由に外出できないとか、家の中にいる姿を外から見られないように扉や鎧戸を厳重に閉められていたとか、まぁ要するに 家の中に閉じ込められていた わけで、身体的なものもあったのよ。

 まぁ、今はね、身体的拘束は緩くなってきたけど、精神的な拘束は健在でね。これって、自分の勢力圏に入った人間を管理しようとすること なのよ。例えば、外出中に、夫や彼が「今どこにいるんだ?何しているんだ?」って、何回もしつこく電話をかけてくるとか。「うるさ〜い!何していようと私の勝手だ〜!」って言いたくなるわね〜。

 さて、私たちに対するヨシズミ弁護士の態度は、電話攻撃は全くないけれど、「君たちのことは、オレが決める。黙ってオレの言うとおりにしていればよろしい。」って感じ。対等に接してくれないんだな〜。これも、マスキリスタの一面 BYミレッラ母&姉。私もそう思うね〜。

 このムカつくヨシズミ弁護士、恐らくこのブログには度々登場することになると思うんで、みなさん、乞うご期待!!

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 みなさま、いかがお過ごしでしたか〜?

 潜伏中でも、週に1〜2回は更新していたのに、しばらく音沙汰なしだったんで、「何かあったのかい?」って思っていた方、いらっしゃるでしょう。

 そう、“何か” あったのよ。それは、

ノイローゼになっていた


のよ〜。あはは〜。

 原因はいろいろあるんだけど、一番大きいのは潜伏先の環境でね・・・。

 私たちは今、casa familia っていう施設に入っているのよ。家庭に問題がある婦女子が入所して共同生活するところって位置づけらしいのね。日本語だと、グループホームかな〜。

 ここには、常に複数の職員がいて、入口は施錠、アポなしの訪問は入所者の親族でもお断り。だから、安全といえば安全なのよ。

 ところがね、いま私たちがいるところは、フツーのアパルタメント(日本のイメージだとマンション)で、6ヶ月から小学校低学年までの子供10人弱と親、職員が共同生活するには、かな〜り狭いのよ。

 食事時や沐浴時は、キッチンやバスルームが大混雑で、順番待ち。親の私はいいとして、ユウキはまだ我慢が出来なくて、ぐずり出して絶叫マシーンになるんでタイヘン。これには、職員もさじを投げ、他の子供たちは文句たらたらよ〜。

 さらに、ここって“子供対象”で、女性が入所することはあまり想定していないのよ。だから、いろいろと不便なのよ。

 例えば、食事は幼稚園児くらいの子供たちと同じもの。お昼にプリモ、晩にセコンドって感じで食べるんだけど、量がすご〜く少ないの〜(>_<;) 味もほとんどないしね。

 それから、バスルーム。大人用のバスルームは、当直の職員が使うことしか想定していないんで、シャワーがひどいのよ。シャワーカーテンもなければ、床もシャワー用になっていないんで、シャワーを浴びるとバスルーム中の床が水浸し。シャワー後にモップで掃除しないといけなくて面倒よ〜。ビデがあればシャワー浴びなくても平気なのにね〜。

 そういえば、潜伏中に手持ちの洗顔石鹸がなくなっちゃったんで、リクエストしたら、「残念ながらここにはありません。ハンドソープで洗ってください。」だとさ(―_―)!! おむつやベビーフードは買ってくれるのにね・・・。

 でも何が一番タイヘンって、プライバシーがゼロ だってこと。個室になっていないんで、子供も母親も当直職員も同じ部屋で眠るのよ。

 夜中にユウキが泣き出すと、他の子供が目を覚ましちゃうんで、親の私は半ば起きた状態で眠っている感じ。ユウキが寝入らなければ、抱っこして居間中を散歩。すご〜く睡眠不足よ(@_@)

 じゃぁ、昼間に眠ろうかと思っても、他の子供たちや職員が部屋に入って来るんで落ち着いて眠れないったらありゃしない。仕舞いには不眠症になっちゃって、ひどい頭痛とめまいに悩まされるようになったわ〜(>_<;)

 ユウキもタイヘン。

 なにしろ、ここに入っている子供たちは、複雑な家庭環境にいたのと、施設の外に出られない決まりになっているんで、ストレスが溜まっているのか、いつも室内で大暴れ!!中には、ヒステリーを起こして手当たり次第におもちゃを投げる子もいて、危ないったらありゃしない。まだ上手く避けたり逃げたりできないユウキから目が離せないのよ。

 この“混沌”と環境の変化に、敏感なユウキは大反応。一日中奇声を発するようになっちゃったのよ。この奇声ってね、あれよ、『魔笛』の「夜の女王のアリア」並みの高音よ!

 L家からの電話攻撃とSF暮らしから来る私自身のストレスと、ユウキの絶叫マシーン化で、さすがの私もかなりヤバイ状況になったってわけよ。マジで落下したい衝動に駆られたわ〜。

 施設の職員に相談しても、「あなたもユウキ君も、慣れれば平気。」しか返ってこないし。まぁ、他に言いようがないんでしょうけどね。

 こういうときにネットが使えれば、“救い”なんだけど、使えないのよ。ここに入所している人は、自分のケータイで外部と連絡をとっちゃいけない決まりがあってね。職員はOKなのにね。私はケータイでネット接続しているでしょ、ケータイ使用不可なら、ネットも不可ね(;_;)

 分からないようにネットしちゃえば?って声が聞こえてきそうだけど、ここはプライバシーゼロなのよっ!!スグにバレちゃうんだってばっ(―_―)!!

 じゃぁ、外にPCを持ち出して。そうね〜、でも最近のシチリアは暑くて、昼間に外をウロウロって体力的にムリよ〜。現地の若者かアメリカ人観光客くらいじゃない?平気で散歩しているのって。

 ・・・というわけで、わたくしジャコミーナ、かなり、かなりヤバイです(--;) シチリアはパレルモにお越しの際は、ぜひ立ち寄って日本語の話し相手になってくださいまし〜。

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