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私たち外国人にとっては普通なこのフレーズ、実はイタリア人にも当てはまること、ご存知? 共通イタリア語(以下、イタリア語)は、フィレンツェのインテリが使っていた文語を土台に作られたとされているのね。(これは、言語学者デ・マウロ教授も指摘しているところ。) だから、イタリア語を“唯一の母語”として話すイタリア人はまずいない のよ。イタリアの子供たちは、方言とイタリア語のバイリンガルとして育てられているわけ。 とはいっても、発祥の地トスカーナから遠くなればなるほど、イタリア語と方言の差は拡大。大人たちは“子供が小学校に上がって苦労しないために”頑張って子供とイタリア語で話すけれど、それにも限界が・・・、ね。(子供相手のイタリア語は難しくないでしょ。接続法なんてマズ使わないもんね〜) 主人とヴェネトのしがない村を歩いていたときのこと。プラタナスの木があったので「ねぇ、この木はイタリア語でなんて言うの?」ときくと、ヴェネト在住15年の彼は、「さぁね、シチリアには生えていないからなぁ・・・。」 こんなこともあったわね〜。 シチリア方言を解しない私とイタリア語で話をしていた某シチリア人。突然話が止まったので「あれ?」と思ったら、別のシチリア人に「ねぇねぇ、これってイタリア語でなんて言うんだっけ?」って質問しているじゃなーい!しかも、相手も悩んでいる!! 吉本ばなな氏のイタリア語訳者として知られているアレッサンドロ・ジェレヴィーニ氏が、かつてこんなことを語っていたのよ。(だいたいこんな内容ね) 「イタリア語をマスターするためにはどの町に留学したら良いですか?」という質問をよく受けます。が、イタリアのどの町にも方言があり、どこが適していると言うことはできません。むしろ、イタリア語を良く身につけた人たちと交流することがイタリア語をマスターする近道なのです。じゃぁ、この “イタリア語を良く身につけた人たち” ってどういう人たち? 私の経験だと、学生の頃イタリア語を勉強する機会がたくさんあった人、日常的に仕事などで良くイタリア語を使っている人。例えば、医師、弁護士、銀行員、公務員、大学を卒業した人etc そう、いわゆる 高学歴のインテリさん たちです。 主人曰く、「イタリア語をたくさん勉強した人のイタリア語とそうでない人のイタリア語は、イタリア人でもなんか違うんだよね。きくとスグに分かるよ。」 イタリア語を学習中の皆さーん、頑張ってイタリア語を良く身につけましょう! イタリア語電子辞書なら、やっぱりカシオ!!↓
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イタリア語とシチリア方言
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私がまだ日本で主人と電話交際をしていた頃のこと。 「フィレンツェの学生アパートにあなたを泊めることは出来ないの。大家さんにバレたらお金を請求されるし、他の同居学生も嫌がるから。」と言ったところ、 「それなら、ボクのアパートに泊まりに来ればいいじゃない。何でも揃っていて不足はない(C’e’ tutto.Non manca niente.)から。」と彼は言っていたものです。 ところが、チュニジア人の男性とルームシェアしていた彼のアパートに実際に行ってみてがっかり。男性の2人暮らしとはいえ、特にキッチンは調理器具不足で、“何でも揃っている”には程遠かったのです。 具体的には、 鍋とフライパンが各1つ、フライ返しのような道具は無く、食器は平皿と深皿が各1枚にフォークとナイフが各2セット。マグカップ類は無いため、飲み物は茶道の茶器のようなものに入れて回し飲み。 “全部” ときくと、日本人は本当に“全部”あると考えるけれど、シチリア人がこう言うとき、実際には “6〜7割”揃っている というニュアンスのようです。貧しいシチリアのこと、6〜7割あれば万々歳ということなんでしょうかね〜。 ともかく、シチリア人と話をしているときは、このtuttoにご注意を! ちなみに、“少し”という意味のun po’は・・・全然“少し”じゃありません。 食事に招待され、「お代わりはどう?(Ne vuoi ancora?)」ときかれて「じゃぁ、少しいただきます。(Si,un po’.)」と答えると、「えっ、これ少しどころじゃないんだけれど?!」という量を盛られてしまいます。 また、「英語だったら話せる?(Parli inglere?)」ときかれて「えぇ、少し話します。(Si,un po’.)」なんて答えると、えらく達者な英語でペラペラ話されてしまいます。Parlo inglese un po’というと、どうやら、英語圏を一人旅できる程度の英語力があるというニュアンスのようです。 このun po’の話はイタリア本土でも同じ感じなので、イタリアにお出かけになる際はお気をつけくださいね。 その他のイタリアブログはこちら↓ |
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